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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

第二の人生は「195万円の家」で 幸せに暮らす【群馬県嬬恋村】

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予算200万円で探した期間は競売物件も含めて1年弱

 物件購入を考えはじめたのは購入の2年ほど前からです。本格的に探した期間は1年弱。週末を利用して回りましたが、拠点として親戚の別荘をお借りできたので助かりました。

 別荘地には場所によって個性があります。区画の広さや道路の状態、管理の行き届き具合などもそれぞれ違います。浅間高原は通っていた場所なので、各別荘地のメリット、デメリットはある程度分かっていました。そんなこともあって、気に入った物件はそれほど探し回らずに見つかりました。

 予算は最初から200万円前後です。チラシやインターネットを見ていたので、その価格で探せるだろうと。以前は高価だった別荘地も、オーナーに相続の問題が出てくるなど時代が移って値が下がり、我々にも手の届く範囲になったわけです。

 いま、物件の多くはインターネットで検索でき、一般の物件だけでなく、競売物件を扱うサイトもあります。じつは、私たちが見つけた第一候補は競売物件でした。価格は200万円ほどで、購入した現在の物件と比較して土地面積は約3倍、建物も2倍ほどの大きさです。競売物件には建物の内部が見られないというリスクがありますが、候補としては充分。しかし結果としては競り負けて落札できず、次点だった今の物件を求めました。けれども、実際に住んでみると、いくつかの理由で求めた今の物件のほうがかえってよかったと感じています。

14畳のLDK。コンパクトだからこそ使いやすい。

リビングの南側は天井が高く、高窓もあるので明るく、開放感がある。

何かと便利なカウンターテーブル。6人分の椅子付きで、料理や食事、作業台にもなる。

デッキは雨の日もバーベキューやDIYの作業にも使える。

 

長靴持参で物件の周囲を歩き、植生から乾いた土地を選ぶ

 物件の見学ではライトや水平器を持っていき、建物に雨漏りがないか、床下の具合、床の傾き、クローゼットの中の湿り具合など、時間をかけてチェックしました。私たちにとって不動産を見ること自体が楽しみで、私は以前に趣味で宅地建物取引士の資格を取得していたんです。建物や土地を見る際のポイントは、資格を取る過程でいろいろ教わったり、不動産屋さんに尋ねるなどして知りました。

 土地の周囲もぐるりと見て回ります。必ず長靴を履いていき、案内の業者さんが入っていけないようなところまで歩いたり。その点は野山の植物や山菜が好きな妻が詳しいので聞いてください。

「乾いた土地を選ぶことは大切です。湿気は自分たちの力で改善できません。土地の湿り具合は植生を見れば分かります。シダ類が多いところは湿気も多いですし、ゼンマイがよく生えるのは普段は枯れていても大雨のときは水が流れる川筋です。いま住んでいる家は、敷地に川筋も水の湧くところもありません。まわりには乾いた土地を好むコケモモが多く生えていました。実際に住んでみると、やはり気分はいいですよ」

8畳間は、子供や孫たちが泊まりにきたときのゲストルーム。

普段、寝室に使っている東側の6畳間。

お風呂場は広すぎるくらい。洗濯機が置いてあった。

トイレは温水洗浄便座付きだったので快適。

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