日本全国の市町村の「味力」をたっぷりとご紹介! 第2弾は中部・近畿編。地元の方に愛される自慢の味と風景をお楽しみください。
新潟県佐渡市(さどし)の「味力」!
佐渡の天然ブリと米を使用した新名物
日本海側最大の離島。海や山の幸が豊富で、一年を通じておいしいものに恵まれる。佐渡天然ブリカツ丼は、佐渡産天然ブリのカツを特製あごだし醤油ダレにくぐらせ、佐渡市認証米「朱鷺と暮らす郷」の上にのせたご当地グルメ。
福井県福井市(ふくいし)の「味力」!
城下町で生まれた歴史ある冷そば
福井駅を中心に、施設がコンパクトに集積。そのため、住みよさランキングでは常に上位にランクイン。市内には海水浴場やキャンプ場、温泉などさまざまな遊び場も多数。越前おろしそばは、ダシと辛味大根おろしなどで食べる冷たいそば。
福井県小浜市(おばまし)の「味力」!
やみつきになる独特のうま味
古代より日本海側屈指の要港として栄え、水揚げされた若狭湾のサバなどが、鯖街道などを経て関西方面に運ばれた。特産品・へしこは、塩漬けしたサバをぬか漬けにしたもの。塩辛さの中にも独特のうま味があり、一度食べるとやみつきに。
山梨県韮崎市(にらさきし)の「味力」!
平打ち麺を野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込む
山梨県北部に位置する韮崎市。八ヶ岳や富士山といった名峰に囲まれているが、土地が開けているため日照時間がとても長く、一年を通して野菜や果物が収穫される。ほうとうは、平打ち麺を野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込んだ山梨の郷土料理。
長野県長野市(ながのし)の「味力」!
秋の味覚の宝庫で食すそば
新幹線駅に近い市街地から、山と森に囲まれた郊外まで、理想の暮らしが見つけられる。信級(のぶしな)は山深い里で移住者が多く、地域活動も盛んな地域。信州新町はジンギスカンで有名だ。秋はそば、新米、リンゴがおいしい。
長野県佐久市(さくし)の「味力」!
安養寺みそを使ったご当地ラーメン
標高約700mの高原都市。空き家バンク制度や「お住まいオーダー」、各種オンライン移住セミナーなども積極的に開催している。オンラインでの移住相談も可能。佐久市内の古刹・安養寺は、日本で味噌を広めた僧が開いたお寺。そのため佐久市は信州味噌発祥の地とされており、安養寺みそを使ったご当地ラーメン「安養寺ら〜めん」が人気。
長野県伊那市(いなし)の「味力」!
信州そば発祥の地ともいわれる高遠
気候、風土、子育て、起業や就労、自治会まで、移住に関することなら何でも移住・定住コーディネーターに相談できる伊那市。辛つゆそばの「高遠そば」が名物。
長野県東御市(とうみし)の「味力」!
ワインの産地の美味なるブドウ
首都圏から好アクセスの東御市。市の半分以上が山林で、田畑も多く自然豊か。ブドウの生産が盛んで、味・色づきともに全国トップクラス。数々の小規模で個性的なワイナリーがある。
長野県箕輪町(みのわまち)の「味力」!
蒸した太めの中華麺に、マトン・野菜をのせて
2つのアルプスに囲まれた自然環境とほどよい利便性を兼ね備えた箕輪町。今年4月にオープンした「みのわテラス」内カフェの代表メニュー「やまびこローメン」と、特産の赤そばを使った「やまびこビール」が新名物。オンラインで移住相談可能。
岐阜県中津川市(なかつがわし)の「味力」!
街道文化が育んだ栗菓子が名物
豊かな自然と中山道の街道文化が残る中津川市は、栗きんとん発祥の地といわれ、江戸時代から街道を旅する人びとを栗菓子でもてなしてきたと伝わる。現在も市内の和菓子屋のほか、家庭で手づくりされるほど親しまれている。
岐阜県八百津町(やおつちょう)の「味力」!
“ほぼ山”のまちの秋の味覚
県南部に位置し、県 庁のある岐阜市へ約45㎞、名古屋市へ約50㎞。田舎暮らしを楽しみながら、都市部への通勤もできる。総面積の80%以上が山林で、マツタケ、クリ、山菜、イノシシ、アユなど山や川の恵みが味わえるのも魅力。秋の名産は栗きんとん。まちの和菓子店ごとに味の違いを楽しめる。
静岡県富士市(ふじし)の「味力」!
トマトスープにつけて食べる富士市の「つけナポ」
移住・定住応援企画「富士このみスタイル」では、移住者が相談や仲間づくりができる場を設けるほか、子育て中の女性に柔軟な働き方を提案するセミナーを開催。富士つけナポリタンは、スープに麺をつけて食べる新感覚グルメ。
愛知県東栄町(とうえいちょう)の「味力」!
若い移住者で活気づく小さな町の郷土料理
鎌倉時代から続く、国の重要無形民俗文化財に指定されている花祭で知られる。若者定住支援補助金などもあり、近年は若い移住者が増加。ゲストハウスや飲食店、パン屋などで起業する人もおり、人口3000人弱ながらも、小さなまちは活気づいている。郷土料理は、味噌タレが香ばしいわらじ型の五平餅。
三重県名張市(なばりし)の「味力」!
伊賀牛を使用。B-1グランプリにも出展
大阪と名古屋の中間あたりに位置し、利便性と自然が共存している人口約8万人のまち。移住コンシェルジュを配置しており、オンライン相談も随時行っている。名張牛汁は、伊賀牛を使ったご当地グルメで、B-1グランプリにも出展している。
三重県伊賀市(いがし)の「味力」!
里山の風情と滋味をまとったタンパク源
歴史と自然に恵まれながらもアクセスに優れ、安心して生活できる環境が整う伊賀市。オンライン移住相談や、移住コンシェルジュが希望に沿った市内一日案内を実施(まん延防止等重点措置期間および緊急事態宣言発出期間は中止)。伊賀のおもてなし料理は豆腐田楽。貴重なタンパク源であった豆腐を美味しく食べる料理として広まった。
京都府南山城村(みなみやましろむら)の「味力」!
濃厚な銘茶の抹茶のソフトクリーム
山々と清流木津川の恵みを受ける南山城村は、京都府で唯一の「村」。お茶栽培に適した気候と土壌を兼ね備えており、村産の宇治茶は高い評価を得ている。濃厚な抹茶ソフトクリームは道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」で販売。
兵庫県神河町(かみかわちょう)の「味力」!
和牛のすき焼きを、柚子と自然薯とろろを使用した出汁で頂く
兵庫県 の中央に位置する神河町。自然豊かで水と空気、お米や野菜がおいしいうえに、姫路や大阪、神戸へのアクセスも至便。ゆずとろろすき焼き膳が大人気グルメ。神河町の名産である柚子と自然薯とろろを使用した出汁を、和牛のすき焼きにつけて食べる。
兵庫県上郡町(かみごおりちょう)の「味力」!
モロヘイヤを粉末にして練り込んだうどん
県南西部に位置し、温暖な瀬戸内型気候に属する上郡町。特産はモロヘイヤを粉末にしてうどんに練り込んだ「円心モロどん」。電話、メール、オンラインで移住相談ができる。
文/はっさく堂、西郡幸子、横澤寛子
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする