トウガラシ&ニラ
掲載:20年9月号
夏にはたくさんの実をつけ、晩秋まで収穫できるトウガラシ。
いくつかの気に入った品種を育てて楽しんでいます。
辛味のないものは日々のお料理に、辛味種は加工品にして、わが家の香辛料に。
同時に育てるニラも春先から霜が降りるまで、何度も刈り穫れるうれしい野菜です。
食べきれない分は冷凍保存して、冬の食材としても重宝します。
レシピを教えてくれるのは、竹内家の料理長・裕子さん。
竹内家は長野県安曇野市でエコ菜園の教室を開いており、自給自足ライフを発信しています。
シシトウとピーマンのきのこサブジ(カレー風味の炒め煮)
さわやかなスパイスで食欲増進!!異なる風味と食感も楽しんで
ピーマンを含む甘味種のトウガラシは品種によって風味と食感が変わります。
2種類を使うとおいしさの幅が広がりおすすめ。
クミンの香りで夏らしく仕上げました。
材料 ※2人分
○ピーマン...2個
○シシトウ(伏見甘長)...数本
○タマネギ...1/2個
○シメジ...1/4株
○オリーブ油(植物油)...大さじ1
○ニンニクすりおろし...1かけ
○クミンシード...2つまみ
○カレー粉...小さじ1/2
○しょう油...少々
○塩...少々
つくり方
❶ タマネギ、ピーマンは一口大のざく切りにし、シメジは小房に分けておく。
❷ フライパンにオリーブ油、ニンニクすりおろし、クミンシードを入れて弱火にかける。香りが立ったらタマネギとシメジを入れてざっと炒める。
❸ ❷にピーマン、シシトウを入れてさらに炒め、塩、カレー粉を振り入れて全体を混ぜ、フタをして中弱火で2~3分蒸し煮する。
❹ 仕上げにしょう油を加える。
ニラせんべい
ニラの風味満点 信州の郷土食をアレンジ
片栗粉を入れてもっちりとした食感に。
冷めてもおいしいので、つくり置きのおやつにもおすすめです。
材料 ※3~4枚分
○ニラ...たっぷり1握り
○地粉(中力粉)...60g
○片栗粉...40g
○卵...1個
○水...100mL
○塩...少々
○ゴマ油(植物油)...適量
つくり方
❶ ニラは洗って好みの長さ(1~3cmほど)に切る。
❷ 地粉、片栗粉、卵、水、塩をよく混ぜ合わせ、ニラを加える。
❸ フライパンを熱してゴマ油を引き、生地を軽くお玉1杯分流して片面ずつ焼く。
❹ お好みでトウガラシしょう油をかける。甘いのが好みなら、砂糖しょう油でもOK。
レシピ・監修/竹内裕子
たけうち・ゆうこ●長野県安曇野市でエコ菜園の教室を開く竹内家の主婦。野菜を生かした料理やお菓子が、自然菜園スクール生に大人気。病院での管理栄養士、有機栽培農家での料理番などの経験も活かし、四季折々の旬の野菜を毎日おいしく食べられる工夫を探求中。「先月ウコッケイが卵を抱いたのですが、残念ながら孵らず......。でもよそから元気なヒナたちがやってきました!」
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