カブ&シュンギク
掲載:20年10月号
カブは春にも育ちますが、秋カブは一段とおいしく待ち遠しいです。
コンパニオンプランツのシュンギクは最初に主軸を摘んでわき芽を伸ばし、霜が降りるまで楽しみましょう。
鮮やかな黄色のかわいいキクの花も家庭菜園ならではの風景です。
レシピを教えてくれるのは、竹内家の料理長・裕子さん。
竹内家は長野県安曇野市でエコ菜園の教室を開いており、自給自足ライフを発信しています。
「カブは私自身好きな野菜でもあり、和洋中さまざまな料理でいただきます。」と話す裕子さんに、おいしいレシピを教えてもらいました。
シュンギクご飯とカブの浅漬け
シュンギクご飯
シュンギクの旬の香りを楽しむイチオシご飯
葉物がおいしい季節には手軽にできる菜飯をよくつくります。
時間がたつと色や味が変わりやすいので、食べる直前に混ぜていただきます。
材料 ※2人分
○シュンギク...100gぐらい(たっぷり1つかみ)
○塩(藻塩)...小さじ1
○ゴマ油...大さじ1
○米...1合
○昆布水(または水)...200mL
つくり方
❶ 米は洗って昆布水(水)を加えて炊く。
❷ シュンギクはさっと湯に通し、水にくぐらせて水気をしっかり絞り、細かく刻んで塩とゴマ油であえる。
❸ 炊きあがったご飯に❷を混ぜる。
カブの浅漬け
生でかじっておいしいカブ新鮮な甘味を漬け込んで
走り~盛りの時期の、柔らかくてさわやかなカブ。
天然塩で漬けると甘味と風味がいっそう引き出されます
材料 ※つくりやすい量
○カブとカブの葉...2~3個分
○昆布...5cmくらい
○塩(藻塩などお好みで)...カブの重さの2%
つくり方
❶ カブの葉はさっと湯に通し、水にくぐらせて水気を絞る。
❷ カブは1/4~1/6に切る。
❸ 塩と昆布で漬ける。翌日からおいしい。
カブとシュンギクのマリネサラダ
カブの白、シュンギクの緑、赤タマネギの紫で彩り豊かに
つくり置きするなら、色の変わるシュンギクだけは食べる直前にあえます。
すりおろしニンニクとオリーブ油を加えると、冷製パスタにアレンジできます。
材料 ※2人分
○シュンギク...100gくらい(たっぷり1つかみ)
○カブ...2個
○赤タマネギ...1/6個
○すし酢...大さじ1
○ツナ缶...1/2缶
○塩...少々
○しょう油...小さじ2
○コショウ...少々
つくり方
❶ 赤タマネギはスライスし、すし酢でマリネしておく。
❷ カブは1/8切りにし、塩少々でもんで軽く絞ってツナとあえる。
❸ シュンギクは洗って葉をはずし、茎も柔らかく食べられそうなら3cmくらいの長さに切る。
❹ ❶~❸を混ぜ合わせて、しょう油、コショウで味を調える。
レシピ・監修/竹内裕子
たけうち・ゆうこ●長野県安曇野市でエコ菜園の教室を開く竹内家の主婦。野菜を生かした料理やお菓子が、自然菜園スクール生に大人気。病院での管理栄養士、有機栽培農家での料理番などの経験も活かし、四季折々の旬の野菜を毎日おいしく食べられる工夫を探求中。「カブとシュンギクは一年中出回っている野菜ですが、育ててみると意外と旬は短く、季節を楽しむごちそうです」。
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