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田舎暮らしの本 1月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 1月号

12月3日(火)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR公益財団法人森林(もり)ネットおおいた(大分県林業労働力確保支援センター)

林業を始めるなら大分から!「おんせん県おおいた」で 森林(もり)づくりをしよう

掲載:2022年11 月号

2022年9月上旬の情報です。

九州を代表する林業県といえば、「おんせん県」としても名高い大分県。スギの一大産地である日田市をはじめ、県内各地に美しい山々が広がる。これら貴重な森林資源を次世代へ受け継いでいくため、大分県では林業研修にも力を注ぎ、有望な人材の育成に努めている。

おおいた林業アカデミー7期生の皆さん。8人のうち2人が県外から参加。https://forestry.oita.jp/

 

研修で知識ゼロから学べ、子育て中の女性も活躍

憧れていた林業の現場で働く湯浅さん。

 全国屈指の造林面積を誇り、林業が盛んな大分県。近年は伐期を迎えた山林も多く、林業に対する期待は大きい。そのため担い手の育成にも力を入れている。

 「大分県での林業就業を目指す方を対象とした約1年間の研修が、大分県林業研修所(由布市湯布院町)で実施している『おおいた林業アカデミー』です。林業の知識ゼロからでも即戦力になれるカリキュラムを組んでいます。研修中は給付金が受けられ、移住者なら対象年齢を52歳にまで拡大。例年受講生の2〜3割が県外の方です」

 そう話すのは、校長の小原秀敏(おばらひでとし)さん。就職率は100%を誇ると同時に、ミスマッチを防ぐためインターンシップも重視している。

アカデミーでは林業のプロの常勤講師3人と外部講師がていねいに指導。写真右は小原校長。

 やる気さえあれば男女は関係なく、近年は毎年女性も受講している。現場で活躍しているアカデミー5期生の湯浅遥はるかさん(29歳)もその1人だ。

 「会社がフレックスタイム制を取り入れてくれるなど、子育てとの両立も問題ありません。仕事はやりがいがあり、造材した木の断面が美しくできたときには我ながらほれぼれ(笑)。休憩中、風で木々が揺れる音や虫の声を聞くと、やっぱり自然はいいなと癒やされます」

 まだ2年目で学ぶことが多いものの「ゆくゆくは林業での起業や、森林インストラクターとして森や山の魅力を伝える活動をしたい」と夢を抱いている。

湯浅さんは子育てと仕事を両立。ときには気分転換を兼ねて子どもたちと海や川へ。

【仕事場探訪】
先進的な事業者が増え、若い世代が入社

 大分県内では先進的な取り組みを行う事業者も増えている。九重町(ここのえまち)に拠点を置く久大林産(きゅうだいりんさん)株式会社は、その代表だろう。

「林業に詳しくなくても意欲があれば問題ありません。重機好きやドローン好き、地質に詳しい人なども歓迎です」と、工藤社長。
http://www.kyudairinsan.jp/

 「当社は伐倒だけでなく植林まで一貫して手がけるのが特徴です。森林の循環がなければ災害の多発につながり、後世へ伝えていくこともできません。また、林業全般の底上げで過疎化が進む地域の活性化にもつながればと考えています。その手段として、高性能林業機械の開発・導入を積極的に進めてきました。大型ドローンによる苗木の運搬や、負担が大きい下刈りの機械化なども考えています」

 と、社長の工藤洋一(くどうよういち)さん。これらが実を結び、若い世代の入社にも結び付いているという。

「森の循環」が久大林産(株)のキーワード。大分県西部・北部を中心に国有林から自社の山林まで幅広く事業を展開。

久大林産(株)では現場の安全性向上と効率化のため積極的に機械化を進めてきた。

問い合わせ:公益財団法人森林(もり)ネットおおいた(大分県林業労働力確保支援センター) 
☎095-895-2915
https://morinetoita.jp/

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