江戸時代は32万の石高を誇った全国有数の城下町として栄え、鳥取県の県都でもある鳥取市。中心部にある閑静な住宅街の古民家から、郊外の広いファミリー向けの一戸建てまで、多様なライフスタイルに対応した物件も多く、自分らしい新しい暮らしが見つかりそうです。地元不動産店に鳥取市の魅力と田舎物件探しのポイントを教えてもらいました!
城下町の古民家に郊外ファミリー向けまで
県都でゆっくり自分らしい暮らしを実現
お話を聞いたのは…㈱エステートセンター 代表取締役社長 前田真教さん
風光明媚な観光地が身近。古民家や山付きの物件も!
江戸時代は32万石の城下町として発展した鳥取市は、北は日本海、南は中国山地に面して、四季のメリハリある暮らしを楽しむことができる鳥取県の県都です。全国的に有名な鳥取砂丘や白兎(はくと)海岸などの風光明媚な観光地は、市の中心部からも車やバスで30分程度。日常の延長で観光も楽しめます。
城下町の雰囲気は、JR鳥取駅から鳥取県庁まで広がる中心市街地に残っています。現在、鳥取城跡の整備が進行中で、中心部に住めば、しばらくは城跡を散歩しながらその再興を体感できると思います。中心部は新築の市役所や県立図書館などの公共施設も充実しています。100円循環バスも走っているため、車のない人でも普段の移動に困ることなく、都市型の暮らしが充分可能です。
広さを求める方には郊外の住宅地の1500万円からの中古物件が狙い目です。海や山にも近く、道路も整備されているため、利便性の高い田舎暮らしが可能です。
もっと自然に囲まれた田舎暮らしを求める方なら、平成の大合併で鳥取市となった西部の旧気高(けたか)郡、南部の旧八頭(やず)郡、東部の旧岩美(いわみ)郡にある物件を探してみてください。気高エリアなら温泉付きの物件、岩美・国府エリアなら〝山付き物件〞もご紹介しますよ。
おいしい食材が安いのも鳥取市の魅力です。特に魚と野菜は四季折々の旬のものが豊富で、冬にはカニが1杯300円程度から買えます。
鳥取では「人の紹介で仕事や物事がスムーズに進む」など、人と人とがすぐつながるよさもあります。行政との距離も近く、仲間を増やして仕事も暮らしも楽しくすることができる、そんな優しい人間関係ができるのも鳥取の魅力です。
【鳥取市】田舎物件の価格帯は?
中心市街地に一戸建ては少なめですが、2500万円以上あればほとんどの売り物件は購入可能です。1500万円台からの物件は、補修を想定しておくことが必要です。
郊外は1000万円台からで、新興住宅地で4LDK以上の広い物件も出ています。鳥取駅から南へ約8kmの大きな住宅地・若葉台地区だと4人家族で入居後にそのまま生活できる物件が1500万円から購入可能です。
格安物件なら鳥取駅から車で30分の地域で本格的な田舎暮らしができる木造の戸建てが狙い目。なかには山付きの物件もあります。ただし車所有は必須です。
【鳥取市】地域の魅力&強みは?
- 年間平均気温15.7℃。日本海と中国山地に面し四季が明瞭
- 交流拠点「鳥取市移住・交流情報ガーデン」、民間団体「鳥取ふるさとUI(友愛)会」など移住支援も手厚い
- 魚や野菜が豊富で安い。特に直売所は市価の半値程度のものも
- 人とのつながりがすぐできる。仕事以外でも仲間がつくりやすい
- 県庁所在地のため、県レベルの公共施設や医療施設が備わっている。通信などのインフラも進んでいる
- 城下町から海、里山と多様な暮らしができる
<不動産情報のお問い合わせ>
㈱エステートセンター 住所/鳥取県鳥取市南吉方1-114-3
☎0857-33-0034 https://www.estate-center.co.jp/
文/鳥取情報文化研究所(植田英樹) 写真/齋藤 愛
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