移住者リポート② 清水さんご家族
子どもたちはいきいき、都会の友人のいこいの場にも
清水高行(しみずたかゆき)さん(38歳)・佳奈(かな)さん(37歳)夫妻と、陽生(はるき)君(9歳)、ひなこちゃん(7歳)、ふみのちゃん(5歳)、ほたるちゃん(3歳)、こはるちゃん(1歳)、さらに高行さんの両親を含めた9人の大家族。以前は兵庫県神戸市で暮らしながら、高行さんはトラックのドライバーとして働いていました。
子どもたちを豊かな自然のなかで育てたいと考えていた清水高行さん・佳奈さん夫妻。天理教の教会としても使っていた神戸市の自宅の老朽化をきっかけに、物件価格が手ごろな田舎への移住に踏み切りました。伊賀市を選んだ理由について佳奈さんはこう話します。
「天理教の本部がある奈良へ名阪国道でアクセスできる場所で探し、立地も自然環境も魅力を感じたんです」
空き家バンクで見つけた家は、ほとんど補修がいらないほど美しく保たれ、部屋数が豊富。保育所や小・中学校へ近い環境も理想的でした。
高行さんは移住当初、経験を生かしてトラックドライバーの仕事に就きましたが、家族との時間を優先して工場に転職。その後「伊賀焼や信楽焼の工房へ粘土を卸す会社がある」と紹介され、「地域の文化に触れられて面白そう」と働くことに。子育てに専念していた佳奈さんも、幼い子どもたちを保育所に預けられることになり、デイサービスと販売のアルバイトを掛け持ちしています。
少し内気だった長男は移住してフレンドリーな友達に恵まれ、学校が大好きになりました。おとなしかった長女も活動的になるなど、子どもたちみんながいきいき。さらに佳奈さんは地域の人の温かさを実感しています。
「私たちは大家族で移住してきたので、すぐに有名になったんです。『大家族だから野菜がたくさんいるだろう』と分けてくださるなど、皆さんに助けていただいています」
広い庭ではバーベキューやプール遊びなど、田舎らしい暮らしを家族で満喫。
「庭にホタルが飛んでくるし、夜は星がとてもきれい。夏になると都会にいる私たちの友人が毎週のように遊びに来るほどです」
と、佳奈さん。感動いっぱいの自然に囲まれながら、近くに大手スーパーが複数あり、市内中心部には多くの施設が揃うなど、都会からの移住でも不自由を感じることはないといいます。
伊賀市の移住支援、ここが手厚い!
●移住コンシェルジュが、移住前から移住後までサポート!
移住・交流施策推進のため地域創生課に設置しているのが「移住コンシェルジュ」。移住希望者に対する相談窓口になるほか、転入時の各種手続きのサポートを含めて、移住前から移住後までトータルに寄り添います。さらに地域と連携した移住・交流事業など幅広い活動を展開しています。
●オーダーメイド一日移住体験ツアーで、伊賀市を見て回れる
伊賀市への移住希望者を対象として移住体験ツアー「ぐるっと伊賀巡り」を実施。市内見学や先輩移住者訪問をはじめ、希望に応じて移住コンシェルジュが案内してくれます。参加費無料(現地への交通費・食費などは実費)。
●一日移住体験で物足りない方は「伊賀市おためし移住」がオススメ
「伊賀市おためし移住」では、登録された施設に宿泊し、各施設が提供する移住体験プログラムを利用することで、移住疑似体験ができます。さらに、利用された方に宿泊費および移住体験の利用料金の2分の1(上限1人5000円)が助成されます。
●空き家バンク物件が充実
空き家バンクでは常時30~40件の物件を公開しています。便利な中心部から農山村部まで幅広く揃い、相場は300万~500万円。360度カメラによるバーチャル内覧と、YouTube動画による物件紹介が注目を集めており、ホームページの月間ページ閲覧数は平均50000件を超えています。北海道から沖縄まで、空き家バンクの利用登録をしている方は延べ1600世帯以上。年間成約数は平均30件を超え、累計成約数は180件を超えるなど、県内でもトップクラスの実績です。
最大40万円の空き家取得費補助金のほか、旧耐震基準の建物には無料の耐震診断や耐震補強工事の補助金を用意。現在は合併処理浄化槽設置整備事業補助金を増額中。
↓ 伊賀市の空き家バンク物件情報はこちらをチェック。
伊賀流空き家バンク (iga-akiyabank.com)
お問い合わせ先
●空き家バンクに関すること
伊賀市役所 住宅課 空き家対策室
☎0595-22-9676
伊賀流空き家バンク (iga-akiyabank.com)
●移住相談に関すること
伊賀市役所 地域創生課 移住定住係
☎0595-22-9680
移住交流ポータルサイト | 伊賀市 (iga.lg.jp)
まだまだある伊賀市の魅力を写真でご紹介!
伊賀市は食も豊か!
四方を山に囲まれた盆地ならではの寒暖差の大きい気候、淀川源流域の澄んだ水、そして古琵琶湖層の肥沃な土壌に恵まれた伊賀市は、おいしい食材を育む環境として最適。高品質な伊賀米、肉質のよさで知られる伊賀牛は、伊賀ブランドの代表格として人気を集めています。良質な米と水が原料の日本酒は、伊勢志摩サミットで提供されました。
伊賀市のおすすめスポット!
文・写真/笹木博幸 写真提供/伊賀市
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