2021年4月号掲載
物件情報 ①
※掲載している物件は2021年3月上旬の情報です。すでに契約済みの場合があります。
空き家バンク物件情報はこちらをチェック→辰野町空き家バンク
ホタルの名所、松尾峡まですぐ!まちを一望するコンパクトな平屋
里山を背負った高台の住宅街に、風呂とトイレがリフォーム済みの空き家バンク物件が登場。
コンパクトながら4部屋あり、増築された8畳間の大きな窓からは辰野町の全景が見渡せる。
ゲンジボタルの一大生息地である松尾峡までは散歩が楽しめる距離だ。
(↑「気温は下がりますが雪は少ないエリアです!」と辰野町 まちづくり政策課の川島想さん(中央)。左は辰野不動産商事・営業の中嶋利明さん、右はルームアドバイザーの平出蘭さん。)
雪が少ないエリア!眺望のよい広縁も魅力的
物件データ
南風が吹く高台に立地
お問い合わせ:まちづくり政策課 ☎0266-41-1111 補修にかかる費用(概算) 床張り替え 30万円~ ※床をはがさないと正確なところはわからない 下辰野区でかかる費用 区費 年3万5000円程度 ※世帯人数などで会費が異なる。来年度は変わる可能性あり 参加したほうがよい行事 掃除、草刈りが年2回程度(出不足金は約2000円) |
(↑南信・伊那谷の北部に位置し、中央アルプスと南アルプスに囲まれた辰野町。ゲンジボタルの里としても知られる。東京から中央自動車道経由で約3時間。名古屋からも中央自動車道経由で約2時間30分。)
テレビ番組「日本の中心のなかの中心」に選ばれたこともあり、空き家改修DIYイベントや自転車で巡るまちツアーなど、ユニークな移住支援で知られる辰野町。
伊那谷が始まる場所に町域が広がり、まちの両端には眺めのいい高台エリアがある。
今回紹介するのはそんな立地の物件だ。
「まちのシンボル的な里山である大城山(おおじょうやま)の斜面に立つ、まちの全景が見渡せる眺望が自慢の家です」
そう話すのは辰野不動産商事の中嶋利明(なかじまとしあき)さん。1965年築で空き家歴は2年ほど。
2000年に風呂、トイレ、洗面を増築済みで、とてもきれいだ。
台所は昔ながらだが、業務用のシンプルなシンクに入れ替えれば板壁と相まっておしゃれな印象になりそう。
(↑物件からの風景。窓を開けると風が家を通り抜けるため、 夏でもエアコンはほぼ必要ない。)
眺めがいい東側に面して増築された和室には、大きな窓があり明るくきれい。
日当たりのいい広縁は、景色を楽しみながらお茶を飲むのにぴったりだ。
「近所の人によると、このあたりは南風が入ってくるので過ごしやすく、夏でもエアコンはほぼ必要ないようです」
(↑キッチン横の和室。奥の部屋は畳がフカフカしているので床の補修が必要だ。)
(↑西側の部屋の床は張り替えが必要。繊維壁も黒ずんでいるので、クロスを張るか漆喰を塗って明るい雰囲気に変えたい。)
補修が必要なのは、西側の和室の床。踏むとフカフカしているため、張り替えたほうがいい。
この部屋の壁は繊維壁で経年による黒ずみがあるが、補修すれば明るい雰囲気になりそうだ。
(↑リフォーム後もていねいに使われていたようで、 風呂などの水回りはとてもきれいな状態。)
(↑トイレも広め。リフォーム済みなのできれいだ。)
車庫は1台分あるが、少々狭め。小型の軽自動車なら問題ないが、車高の高い車や大型車は駐車が難しいだろう。
その場合、道路と庭の段差をなくす工事をすれば、駐車スペースをもう1台分確保できる。
また、物件のあるエリアは土砂災害警戒区域(イエローゾーン)に指定されている。
「物件から歩いて5分ほどのところにはホタルの名所、松尾峡があります。まちの人たちのウオーキングコースにもなっているので、散歩を日課にするのもいいですね」
(↑物件から5分ほど歩けば「信州辰野ほたる祭り」の会場にもなる松尾峡が。ウオーキングにぴったり。)
(↑物件から車で約9分のところにスーパーやドラッグストア、町役場、図書館、病院などが集まっている。)
物件情報 ②
国道や商業施設にも近い、閑静な住宅街の店舗付き物件
伊那谷の主要道路である国道153号から少し入った、閑静な住宅街に立つ2階建て物件。
店舗やプライベート感ある中庭をどのように使おうか、夢が広がる家だ。
(↑手前の白い平屋部分と奥の薄茶色の2階建て部分がつながっている。車庫に1台駐車可能。)
遊び心を満たしてくれる、秘密基地のような中庭
物件データ
リノベーションしたくなる店舗付き 間取り 8DK 地目 宅地 地勢 平坦地 法令制限 都市計画区域内非線引き 築年数 50年 トイレ 水洗 交通アクセス 中央自動車道伊北ICより約4.2km 特徴 役場や総合病院、大型スーパーなどが集まるまちの中心地から約1km。たつの荒神山温泉へ車で約15分。国道も近く、伊那、塩尻、岡谷市街地などに通勤可能。部分的な補修が必要。 お問い合わせ:まちづくり政策課 ☎0266-41-1111 補修にかかる費用(概算) 床・壁 20万円~ 宮木区でかかる費用 区費 年4万円程度 ※隣組によって会費が異なる。来年度は変わる可能性あり 参加したほうがよい行事 掃除、草刈りが年2回程度 (出不足金は約2000円) |
(↑町立病院へ車で約4分。周辺にはスーパーなどもある。)
(↑8部屋もあるので、家族連れや起業したい人にもオススメ。)
田舎のゆったりした雰囲気は好きだけど、あまり不便だと困る。
そんな人にオススメなのは、塩尻市と伊那市をつなぐ国道からすぐ、辰野町の中心地へも約1㌔というこちらの物件だ。
「玄関横のシャッターを上げると、玄関とは別にガラス張りの入り口が現れます。起業したい人、DIYで面白い空間をつくりたい人にもオススメですね」と、中嶋さん。
外観からはこぢんまりとした印象を受けるが、玄関から入ってすぐ横には広いキッチンがあり、そのほかに6畳の和室が5つと店舗部分となっている洋室を含めて3つ。
大城山を正面に望む中庭は、道路に面していないためプライベート感満載だ。
南向きで外に水道もあるので、6坪ほどの家庭菜園をつくることも可能。
(↑広びろとしたDK 。設備は多少の改修が必要。)
壁や床は張り替えたほうがいいだろう。
水回りや給湯は最近まで使われていたが、多少の補修が必要だ。部屋数の多さを生かしてシェアオフィスなどにするのも、若い移住者が増えている辰野町にふさわしいかもしれない。
(↑物件からは大城山が見える。左側のベランダは傷んでいるため要補修。)
(↑中庭へ続くガラス戸。ほどよいプライベート感が魅力だ。)
辰野町移住支援情報
空き家バンクは賃貸も多数あり
(↑地域おこし協力隊による「ど真ん中サイクルウェディング」などユニークな事業も。)
移住・定住応援サイト「たつの暮らし」では、まちの魅力のほかに空き家バンクや移住体験施設、サイクリングイベントなど、移住に役立つ各種情報を紹介。
イベント形式のDIYで空き家バンク成約物件の改修を行うユニークな支援もある。
生活圏、空き家、起業など、希望に応じたオーダーメイド移住体験プランの提案もしてもらえる。
オンライン移住相談も受け付けています! まずはネットでご予約を。
お問い合わせ:たつの暮らし相談所 ☎0266-41-1111 https://www.tatsuno-life.jp/
仕事情報
辰野町産業振興課では、町内の事業者や 求人情報、インターンシップを紹介するサイト「たつのシゴト」を運営。
移住者の仕事探しのサポーターとなっている。
辰野町の仕事に関する支援情報
- 商業地域空き店舗等対策事業 補助金1年間で最大60万円
- 「たつのシゴト」で就職情報などを提供
- 農業インターン事業 月15万円
- そのほか国・県関連の支援事業あり
辰野町にはどんな仕事先が多い?
昔からものづくり系の工場が多い伊那谷。
辰野町も例外ではなく、町内には精密機械や光学、金属加工などの製造業の会社が点在している。
そのため求人も、工場勤務が多い。
事務職を希望する人が多いが、残念ながら募集は少ないようだ。
まちづくり会社や宿泊施設などで求人が出ることもある。
仕事に関する情報を発信中!
企業を取材してサイトで紹介
「たつのシゴト」のサイトでは、辰野町の求人とインターンシップ情報のほか、町内の事業者の思いや従業員の生の声、起業した人の体験談などを発信。
また、産業振興課内に「辰野町無料職業紹介所」を開設し、「たつのシゴト」のほかハローワーク求人情報を活用した職業紹介を行っている。
お問い合わせ:産業振興課 ☎0266-41-1111 https://www.tatsuno-job.jp/
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする