阪南市は「大阪湾の隠し玉」。大阪中心部に楽々通勤できて、関西国際空港に至近、豊かな海と山に恵まれた好立地。牡蠣、海苔、鮮魚、野菜、果物、米、ブランド牛肉、日本酒など地元グルメも絶品。そのうえ家を安く買える&借りられる阪南市で、究極のトカイナカ生活をしませんか?
【大阪府阪南市(はんなんし)】
和歌山県に接する大阪府南端部のまち。北に大阪湾、南に和泉山脈が広がり、3つの漁港で水揚げされる魚介類や海苔、「なにわ黒牛」「泉州水なす」など、里海・里山の恵みが満載。江戸時代創業の酒蔵も残る。関西国際空港から鉄道や車で約20分。
里海・里山に囲まれ都市部や海外にも近い
阪南市への移住者/木村さんファミリー
木村祐之(きむらひろゆき)さん(55歳)・純子(じゅんこ)さん(44歳)夫妻は、福岡県在住時に職場で出会って結婚。幸咲(みさき)さん(15歳)、愛華(あいか)さん(12歳)、祐翔(ひろと)くん(9歳)との5人家族。純子さんの再就職先探しをきっかけに、子どもたちの将来のためにもよりよい環境を求めて移住を決意した。写真は、海が楽しめる大阪府営公園の「せんなん里海公園」にて。海水浴場、バーベキュー場、遊具や芝生の広場があり、家族で思いきり遊べる。
福岡県で暮らしていた木村さんファミリーが、潮風と緑の香りに包まれた阪南市へ移住したのは2021年春のこと。純子さんが再就職先を探していたとき、たまたま阪南市の職員募集を見つけて応募し、採用されたことがきっかけだった。純子さんは経緯をこう振り返る。
「阪南市がSDGs未来都市に選定される以前から謳っていた『誰も一人ぼっちにしない』という社会の実現は、まさに私が携わりたかったことです。また、阪南市は関西国際空港に近く、将来、子どもたちが世界に出ていろんな人とつながる拠点として理想的。海や山に近い環境や、通学圏内に学校の選択肢が多いことも、子どもたちにプラスだと感じました」
夫の祐之さんが勤めている福岡県の会社(味の明太子ふくや)も、「大阪に行って営業の仕事を続けてくれればいい」と配慮してくれた。現在、祐之さんは自宅でリモートワークをしながら、関西・東海・北陸エリアを駆け回るが、仕事面でも阪南市はメリットが多い。
「鉄道網が充実し、どこへ行くにも不自由しません。遠方への出張も、関西国際空港へ電車で約20分だから便利です」
日常生活では、診療所や総合病院、大型スーパーが徒歩圏内。最寄りの食品スーパーの品揃えも魅力だと純子さんは話す。
「市内に漁港があるから、お魚の種類が多く、安くて鮮度もいいんです。阪南市は大阪湾で唯一、海苔を養殖していますし、温暖な地域なので野菜やフルーツも豊富です」
気候がよい時季には車で10分ほどの「せんなん里海公園」へ家族で遊びに出かけ、冬には漁港の牡蠣小屋で牡蠣を堪能。近隣の山には、気持ちのよいハイキングコースもある。
「都会に気軽に出かけられ、普段は豊かな自然に囲まれてゆったり過ごせる阪南市は、最高の『トカイナカ』です」
と、木村さん夫妻。今は賃貸住宅に住んでいるが、一戸建ての新築を検討中。阪南市は地価が安く、広い庭付きのマイホームが実現できそうだという。
家族で山中渓(やまなかだに)へ花見に。「駅前から桜並木が広がり、途中に古民家を再生したおしゃれなお店も」と純子さん。
多様な働き方を提案するテレワークプレース「サラダステーション」を、阪南市役所の地下に設置。個別ブースは1日500円で利用できる。
尾崎駅から徒歩圏内で目の前に海が広がるUR賃貸住宅の泉南尾崎。2DK~4DKで家賃は月3万4700円~(共益費3910円)。
室内はきれいにリノベーション済み。なかには海が見える部屋も。
阪南市の地元グルメ!
大阪府内では初めて養殖に成功した「波有手(ぼうで)の牡蠣」。冬には牡蠣小屋が登場。
「なにわ黒牛」はG20大阪サミットの晩餐会でも提供された希少なブランド黒毛和牛。阪南市でのみ生産されている。
阪南市でトカイナカ生活を楽しもう!
魅力1/大阪府内とは思えない!豊かな自然
白い砂浜が自慢の箱作(はこつくり)海水浴場(ぴちぴちビーチ)は、マリンスポーツや潮干狩りでも人気。また、大阪府内では珍しく、海浜部と近接した山々があり、絶景のハイキングコースも身近に。
宿場町の風情を残す山中渓。春はサクラ、初夏はアジサイやホタルが周囲を彩る。
山の斜面を利用した恐竜形のローラー滑り台が人気の「わんぱく王国」。芝生広場や複合遊具、海を一望できる展望塔なども。
「SDGs未来都市」に選定されている阪南市。活動の一環として「海のゆりかご」ことアマモ場の再生に取り組む。
緑の環境を再生するため、企業と市民が協力して遊休農地を茶畑に転換。
魅力2/充実の子育て&教育支援
「せんなん里海公園」「わんぱく王国」といった豊かな自然を生かした公園が充実しているほか、市内の小学校では「海をテーマにした地域活動」が盛んだ。
市内の小学校では、ワカメ収穫や海苔すき体験、アマモ場再生活動など、海洋教育を実施。「子どものころから環境への意識を高められるのがいいと思います」と純子さん。
魅力3/都市部へのアクセス抜群! 仕事を変えずに移住ができる
玄関口の尾崎駅から、なんば駅へは南海本線特急で約40分、関西空港駅へは南海本線・空港線で約20分。大阪中心部への通勤や二地域居住をはじめ、多様な暮らし方がかなえられる。
【担当者より】
「美しい海と山を身近に感じながら便利に暮らせます!」
政策共創室 石橋男樹さん
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