愛知県の南東部に位置する蒲郡市(がまごおりし)は、南は穏やかな三河湾に面し、三方は山と豊かな自然に囲まれた海辺の観光地です。4つの温泉郷や、島全体が天然記念物となっている「竹島(たけしま)」、複合型リゾート施設「ラグーナテンボス」などの観光スポットに恵まれているほか、「あじさい祭り」や「くらふとフェア」など季節に応じたさまざまなイベントが開催されています。穏やかな海では、潮干狩りや海水浴、釣り、SUPなどのアクティビティも存分に楽しめます。
2023年12月の情報です。
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掲載:田舎暮らしの本 2023年10月号
竹島の上空から見た蒲郡市です。山側はみかん畑、平地部に住宅が集中しているコンパクトなまちです。海から山にかけ変化に富んだ景色は、万葉の歌人や近代の作家にも愛され、数多くの文人が好んで訪れました。
蒲郡のシンボル「竹島」は、長さ387mの橋で陸地と結ばれた小さな島です。本土とは異なる独自の植物体系を持つことから国の天然記念物に指定されています。島の中央部には、日本七弁財天のひとつである「八百富神社(やおとみじんじゃ)」があり、パワースポットです。春には、竹島の浜辺で潮干狩りが楽しめたり、竹島園地ではイベントが開かれたり、観光客だけでなく、市民の憩いの場にもなっています。
市の一大イベントは、毎年7月末に開催される「蒲郡まつり」。最大の魅力は、太平洋岸最大級の直径約650mにもなる「正三尺玉」が打ちあがる花火大会です。重量約200kg近くもある大きな花火が、真夏の夜空に花を咲かせます。轟音を響かせて、目の前を覆いつくすほどの花火は、迫力満点です。ほかにも、ステージショーやライブ、飲食ブースなどもあり、お祭り気分が味わえます。
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