「街の住みここちランキングTOP30【関西版】」からわかった、子育て世帯が住みやすいエリアとは？ 大阪・兵庫・京都・奈良の人気エリアを発表！

関西エリアにおける「子育て世帯の街（自治体）の住みここちランキングTOP30」の結果は…？

　続いてご紹介するのは、「子育て世帯の街（自治体）の住みここちランキングTOP30」です。この調査は、年齢20歳～50歳、既婚で、子どもがいる世帯の回答者が50名以上の自治体を対象に集計したものです。

　さて、関西の人気エリアの中で、子育て世帯の支持を得たのはどんなまちでしょうか？

「いい部屋ネット 子育て世帯の街の住みここちランキング2023＜関西版＞」

【子育て世帯の街（自治体）の住みここちランキングTOP30】

1位：兵庫県 芦屋市
2位：大阪府 箕面市
3位：大阪府 大阪市天王寺区
4位：大阪府 大阪市西区
5位：大阪府 大阪市中央区
6位：奈良県 北葛城郡王寺町
7位：大阪府 大阪市北区
8位：兵庫県 神戸市中央区
9位：兵庫県 神戸市灘区
10位：兵庫県 西宮市

　子育て世帯の街（自治体）の住みここちランキングは以上の結果となりました。

　それでは、上位3自治体を詳しく見ていきましょう。

｜ 3位：大阪府 大阪市天王寺区（偏差値68.9）

　3位の大阪府大阪市のほぼ中央に位置する天王寺区は、聖徳太子が建てた「四天王寺」など約200の社寺があるほか、名所旧跡が多いのが特徴です。

　そんな伝統と歴史が息づくまちに住む人からは、

・文教地区なので子育てしやすい。夜は安全で静か。（女性・35歳・既婚・事務職）

・地盤がよくハザードマップに引っかからない。徒歩圏内で生活する上で必要なスーパー・コンビニ・郵便局などがある。まわりには病院や公園も多い。（女性・30歳・既婚・専業主婦）

・生活必需品を購入できる店が徒歩圏内にあり、日々の生活をする上でとても便利。環状線もあり、梅田や天王寺へのアクセスも抜群。それでいて公園も多いので子どもたちも遊びやすい。近くに塾や習い事もたくさんある。（女性・40歳・既婚・パート）

　といったコメントが挙がりました。

　先に紹介した「子育て世帯の街（駅）の住みここちランキングTOP30」で、2位にランクインした四天王寺前夕陽ケ丘があるこの地域は、やはり「文教地区」としての魅力が子育て世帯の住民から支持されているようです。

｜ 2位：大阪府 箕面市（偏差値69.1）

　箕面市は、全世帯を対象とした「住みここち2023＜関西版＞」でも4位に位置しており、特に子育て世帯からの支持が高いまち。「大阪市のベッドタウン」として人気が高い箕面市は、梅田、新大阪、なんばといった都心への交通アクセスのよさが特徴。閑静な住宅街と緑豊かな自然環境が混合したまちといえます。

　住民の声を見てみると、

・閑静な街で、公園や図書館なども近くにあり子育てしやすい。（女性・31歳・既婚・技術・研究職）

・子育て支援に力を入れていたり、公園をきれいに整備していたり子どもがいる家庭には住みやすい。（女性・33歳・既婚・事務職）

・若いファミリー世代が多く、子どもも安心して遊ばせることができる、自然豊か。（女性・34歳・既婚・事務職）

・閑静な住宅街で、街灯も多く比較的安心して生活できる。徒歩圏内にある程度の店があり、生活できる。 街並みもきれいで癒やされる。（女性・41歳・既婚・専業主婦）

　といったコメントが挙がっており、のびのびとした穏やかな環境が子育てに適している地域であることが分かります。

｜ 1位：兵庫県 芦屋市（偏差値70.3）

　そして「子育て世帯の街（自治体）の住みここちランキング」30位中、頂点に立ったのは……

　兵庫県芦屋市でした。

　兵庫県南東部に位置する芦屋市は、北に六甲山、南に大阪湾（瀬戸内海）が広がります。その美しい景観から『伊勢物語』や『万葉集』にも詠われたまさに風光明媚な土地。また、日本を代表する高級住宅地としても知られており、景観や街並みを守り受け継ぐべく、様々な取り組みが行われています。

　そんな芦屋市の居住者からは、

・子育て支援の場やイベントが定期的にあり利用しやすい。道路や街の外観が清潔に保たれている。駅周辺に出れば日々の買い物に困らない。（女性・34歳・既婚・事務職）

・街がキレイ。治安がいい。児童館、公園が多い。（女性・34歳・既婚・専業主婦）

・閑静な住宅街なので住みやすく、公園や緑がたくさんあるので子育て中の私にはとてもいい環境。（女性・45歳・既婚・専業主婦）

　などの理由が挙げられており、自然の豊かさ、治安のよさ、まち全体のきれいさなどが支持されていることが分かります。

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