【2024年最新版】全国「桜の名所」ランキングTOP10｜東日本1位：高遠城址公園（長野県） 西日本1位：吉野山（奈良県）｜成田市さくらの山（千葉県）も絶景！旅のプロ厳選ツアーも！

2024年の桜は、全国的に平年より早く開花すると予想されています。クラブツーリズム株式会社によると、桜の最盛期である4月の国内ツアー予約数は、前年同期比を150％超え、大幅に増加しているそうです。混雑が予測される今年は、今のうちからお花見スポットを押さえておきたいですね。

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　そこで本記事では、クラブツーリズム株式会社（以下クラブツーリズム）が桜観賞ツアー予約者数から集計した「2024年『桜の名所』 東・西人気ランキング」をもとに人気のお花見スポット情報、そして旅のプロが厳選する穴場スポットを含む様々なツアーを紹介します。気が付いたら、桜が散っていた……ということにならないよう、今のうちからお花見の計画を立ててみませんか？

お花見を思いっきり楽しもう！ 2024年『桜の名所』 東・西人気ランキング

　寒い冬もようやく明け、ついに春がやってきます。朝晩は肌寒いこともありますが、ここ最近は暖かな日が多くなり、春が身近に感じられるようになってきました。

　春の季節を感じられるものには様々ありますが、代表的なものといえば「桜」。今年の桜の開花は、一部地域を除き、平年より早いところが多くなると予想されています。お花見を計画される際は早めに場所を押さえておくとよいでしょう。そこで今回は、「2024年『桜の名所』 東・西人気ランキング」から、人気のお花見スポットを紹介します。上位にランクインしたのは果たしてどのスポットでしょうか？

東・西別！ 桜観賞ツアーで人気の「桜の名所ランキング」

クラブツーリズム 調べ

■東日本編
1位……長野県「高遠城址公園」
2位……秋田県「角館の桜」
3位……福島県「三春の滝桜」
4位……青森県「弘前公園」
5位……神奈川県「鎌倉」
6位……山梨県「身延山久遠寺」
7位……静岡県「大井川鐵道」
8位……山梨県「新倉山浅間公園」
9位……静岡県「三嶋大社」
10位……山梨県「山高神代桜」

　東日本編の第1位に輝いたのは、長野県にある「高遠城公園」でした。園内にあるコヒガンザクラの樹林は長野県天然記念物の指定を受けており、「天下第一の桜」と称される県内随一の桜の名所。飲食制限が4年ぶりに解除された昨年には、約11万人もの観桜客が訪れた大人気のお花見スポットです。

　また、この結果からも分かる通り、2位の秋田県「角館の桜」、3位に福島県「三春の滝桜」と、東日本編の「桜の名所ランキング」は東北勢が上位を占めています。東北のお花見スポットは、歴史情緒あふれる桜を臨める絶景が人気を集めており、春先になると全国から訪れた多くの観光客を魅了しています。

■西日本編
1位……奈良県「吉野山」
2位……兵庫県「姫路城」
3位……広島県「安芸の宮島」
4位……和歌山県「高野山」
5位……岡山県「醍醐桜」
6位……京都府「嵯峨野トロッコ列車」
7位……三重県「なばなの里」
8位……滋賀県「琵琶湖」
9位……熊本県「熊本城」
10位……兵庫県「竹田城」

　西日本編の1位に輝いたのは、奈良県の「吉野山」。吉野山は下・中・上・奥千本と4つのエリアに分かれており、標高の違いによる気温差などの影響で区域によって開花時期がずれるため、約3週間に渡って約3万本分もの多様な桜の姿を楽しめるのが大きな魅力です。吉野山のツアーの予約者数は、2位と2倍以上の大差をつけているだけでなく、全国で見ても1位にランクインするなど圧倒的な人気を誇っています。

　2位にランクインしたのは「さくらの名所100選」にも選定されている兵庫県「姫路城」と、西日本編の上位は、関西勢が占める結果に。続く3位は、日本三景の一つに数えられる名勝地、広島県の「安芸の宮島」でした。2位の「姫路城」、3位の「安芸の宮島」は共に開花時期が3月下旬頃と比較的早めになっているので、桜観賞を考えている人は早いうちに計画を立てましょう。

旅のプロ一押し！ 「桜の名所」見どころ紹介とおすすめツアー

　1年の中で、ほんのわずかな期間しか楽しむことのできない桜。毎年お花見は近場で済ませているという人も今年は少し遠出してみてはいかがでしょうか？ ここからは、ランキング上位にランクインした一度は行ってみたい「桜の名所」の見どころをご紹介します。

｜ 【奈良県】吉野山（西の１位）

　吉野山の桜は、今から1300年前、山上に金峯山寺（きんぷせんじ）を開いた際、ヤマザクラの木に蔵王権現（ざおうごんげん）の姿を刻んだものが「ご神木」として崇められるようになったことが起源だと伝えられています。その後、蔵王権現や役行者に対する信仰の証として、信者たちによって桜の苗木が植え続けられ、山肌一面に咲き誇る桜の名所となりました。山全体に広がる桜は、思わず息を飲んでしまうほど圧巻のスケール感。日本の桜の中で最も代表的な種類である「シロヤマザクラ」を中心に約200種3万本ほどの見事な桜が山内に密集しています。

　クラブツーリズムでは、朝一番や人気が落ちつく夜も楽しめる山内に宿泊するコースが人気。また、この時期だけしか見られない、金峯山寺の春の秘仏ご本尊特別御開帳も見どころです。

｜ 【秋田県】角館の桜（東の２位）

　秋田の桜といえばかならず名前の挙がるのが「角館の桜」。みちのくの小京都としても知られる角館は、全国でも名高い桜の名所です。連なる江戸時代の武家屋敷に沿っておよそ400本ものしだれ桜が咲き誇るさまはなんとも叙情的で、檜木内川沿いに連なるソメイヨシノの桜並木とはまた違った趣となっています。

　期間限定の夜桜ライトアップが楽しめるツアーでは、しだれ桜が醸し出す幻想的ともいえる雰囲気を満喫できます。

｜ 【広島県】安芸の宮島（西の3位）

（写真提供：広島県）

　ヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、オオシマザクラなど、多種多様な品種の桜が島内を彩る「宮島」。世界遺産に登録されている嚴島神社と、1900本もの満開の桜のコラボレーションはこの時期にしか見ることのできない圧巻の風景です。厳島神社の大鳥居は、3年半にわたる「令和の大改修」を終え、鮮やかな色に蘇りました。今回のお花見シーズンでは、一段と存在感の増した大鳥居を桜と共に一望することができます。昨年6月に開催された「G7広島サミット」の効果でさらに注目が集まっている宮島で、ぜひ絶景とお花見をお楽しみください。

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