- 田舎暮らしの本 Web
- 物件
- 【築100年大型古民家】大農家の邸宅が300万円!海を眺めながら静かな田舎暮らしを実現!|蔵が7つ!部屋数が多く、宿泊施設へのリノベーションも◎【愛媛県松山市・中島(忽那諸島)】
【築100年大型古民家】大農家の邸宅が300万円!海を眺めながら静かな田舎暮らしを実現!|蔵が7つ!部屋数が多く、宿泊施設へのリノベーションも◎【愛媛県松山市・中島(忽那諸島)】
執筆者:NPO法人農音
| 母屋の状態は
母屋は大正時代に建てられた建物のようですが、玄関付近を中心に、昭和の終わりか平成初期に簡単なリフォームが入っており、内装の表面的な部分には古民家感は失われています。しかし、大黒柱や鴨居を見る限りでは贅沢な部材がふんだんに使われているため、壁を一度剥がすなどすれば雰囲気は出てくると思われます。裏口付近にシロアリの被害が見られますので、ダメージをチェックする意味でも一度は骨組み周りを確認してみる必要がありそうです。
玄関の様子。小上がりがあり、スペースとしては、かなり広い印象です。
9帖の和室。母屋の内部は簡単なリフォームがされており、表面上は古民家らしさが隠されていま
すが、鴨居や大黒柱は今の新築では見ることがないほど大きく、おそらくは天井裏にも立派な牛木や梁などが潜んでいると思われます。
6帖の和室は、古民家の風情を残しています。
残置物に関しては、要相談となります。
明るい光が差し込む廊下。庭や池が一望でき、癒やしの場所となるでしょう。
キッチンは6帖のスペース。旧式の設備ですが、そのまま使うことができます。
風呂はかなり古さを感じますがシャワー付き。灯油のボイラーで給湯します。
洗面所とトイレが同じ空間にあります。トイレは水洗ですが、個室ではないため、リフォームをオススメします。
別の場所にあるトイレ。こちらは温水洗浄便座付きの水洗トイレです。
| 離れの状態は
離れの2階奥に雨漏りの形跡がはっきりとあります。ただ、屋根に上がって確認したところ、屋根瓦はまだまだ使えそうなので、雨の侵入経路を確かめて早めに修繕すればそれほどの出費にはならなさそうです。
離れの2階からの景観。冬は風が吹く日が多いものの、春から秋にかけては瀬戸内海ならではの穏やかな海を眺めることができます。
| 貯蔵庫の状態は
かつて柑橘農業を営んでいたお宅なので、母屋・離れに加えて農業用の貯蔵庫がなんと7部屋も!この数の貯蔵庫を備えている家は中島でも非常に珍しく、貯蔵庫にしては贅沢すぎるほど立派な木材が使われています。各部屋を個室としてリノベーションし、宿泊施設にするイメージも湧きます。
【『離島の空き家』スタッフからのコメント】
「この物件は、私たちがこれまでに扱ってきた物件のなかでも最大クラス。家屋部分はそれほどでもないのですが、なにせ貯蔵庫が多いのがポイント。そのスペースをどう使うかでこの物件の有用性が大きく左右されるでしょう。
風呂やトイレ、キッチンはいかにも古めかしいので、現代風に快適にリフォームするのにかなり費用はかかりそうです。ある程度の経済的余力(目安は1000万円)がある方であれば、空間的には不自由なく贅沢な暮らしができると思います」
NPO法人農音では『島に住む※ただし1泊2日』と題して、移住体験のサービスを提供しています。良い物件情報だけでなく、移住する前に知っておくべき住人の気質や文化、風土などの周辺環境まで体験できます。
当物件は、つくりが複雑なため、写真やテキストだけでは全貌が伝わりにくい物件です。おなじみ『離島の空き家』チャンネルでも物件No.144として詳しくご案内していますので、ぜひご確認ください。
よかったらチェックしてみてください。
【関連記事】
【すごい空き家ランキング】田舎物件調査のプロが選んだ傑作動画ベスト5|移住・不動産購入予定者は必見!【愛媛県松山市・忽那諸島】
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
NPO法人農音
えぬぴーおーほうじん のうおん<地域活性団体/空き家バンク事業、農業、農産物販売事業、ツーリズム事業> ●首都圏で活動していたバンドマンたちが一念発起して、立ち上げた地域活性NPO。愛媛県の島に移住し、移住促進活動から農業、農産物の販売まで幅広い活動を行っている。2015年には共同通信社主催の地域再生大賞の記念賞を受賞し、松山市から空き家バンク業務を受託するなど、不本意ながら活動の真面目化(不自由化)が進んでいる。空き家バンク『離島の空き家』を紹介するYouTubeチャンネルではバラエティ感覚で物件情報や移住に関する知識を伝えるよう、多角的な発信を心がけている。YouTube:https://www.youtube.com/@ritounoakiya Facebook:https://www.facebook.com/noon.nakajima
Twitter:@Noon_nakajima
Instagram:@kutsuna__shop
Website:https://noon-nakajima.com
田舎暮らしの記事をシェアする