【お知らせ】2022年版を発表しました!(2022年1月4日)
東日本に続き、西日本の6エリアを紹介します。
東海エリア 【岐阜・静岡・愛知・三重】
総合順位
岐阜県では中津川市、飛騨市、恵那市、静岡県では静岡市、愛知県豊田市などが、上位の常連となっている東海エリア。そのなかで編集部が注目したのは、2020年の10位から今年7位と順位を上げてきた藤枝市です。
【注目】
静岡県藤枝市(ふじえだし)
田舎暮らし初心者でも安心。「ほどよく都会、ほどよく田舎」
藤枝市は、藤枝駅周辺はホテルや商業施設が集まり、都市機能が充実しています。一方、中山間地域も市街地まで最短15分。通勤・買い物・通院などの生活の不便さが少ない、ほどよい田舎です。令和2年3月には、中山間地域に移住した母親たちが移住・定住支援団体「さとやママ」を結成。市職員と連携して、親身になって移住・定住の相談に応じています。また、移住後も地域とのつなぎをていねいに途切れなく支援。安心して田舎暮らしができる環境づくりに力を入れています。こうした活動が好評で、子育て世代の移住者が増えています。
問 藤枝市中山間地域活性化推進課
☎054-639-0120
https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/style/
近畿エリア 【滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山】
総合順位
大都市の大阪や神戸に近く、便利な田舎から山深い田舎まである近畿エリア。兵庫県や京都府の自治体が上位に多く入っています。ここでは、海辺のリゾート地としても、移住地としても人気となっている京都府舞鶴市を紹介します。
【注目】
京都府舞鶴市(まいづるし)
子育て環境が充実し、合計特殊出生率が1.90
舞鶴市は、合計特殊出生率が1.90と高く、乳幼児教育や4つの病院が提供する医療サービス、子育て施設「あそびあむ」など子育て環境が充実しています。移住者は、古民家をDIYして木の温もりにあふれた暮らしを送ったり、まちなかで念願だったカフェをオープンしたりと、暮らしを楽しんでいます。また農村部では名産品の万願寺甘とうがらしを栽培、漁村部では地元で獲れた海の幸の加工品製造の販売する人も。地域によってさまざまな暮らし方を選ぶことができ、その組み合せはまさに自由自在です。
問 舞鶴市移住・定住促進課
☎0773-66-1085
https://maizuru-iju.com/
中国エリア【鳥取・島根・岡山・広島・山口】
総合順位
エリア別の総合平均点でも2位と、移住定住に熱心な市町村が多い中国エリア。1位の島根県飯南町は、人口が少ないながらもここ数年はランキング上位に入っていて、子育て世代の移住者が増えているまちです。そんななか編集部が注目したのは、お試し住宅や移住相談員によるツアー、空き家バンクなど、さまざまに力を入れている岡山県笠岡市です。
【注目】
岡山県笠岡市(かさおかし)
テレワーク可能なお試し住宅を新設
南は穏やかな瀬戸内海に面し、北はのどかな田園風景が広がる笠岡市。JR、国道、高速道路が横断し、都心へのアクセスが良好で、都市部の恩恵を受けながら,自然に囲まれたやすらぎのなかゆとりある暮らしが実現できます。注目は空き家バンクの実績で、年間50件以上の成約があります。さらに、空き家のオフィス利用への補助金やテレワーク可能なお試し住宅を新設。移住相談員によるオーダーメードツアーや移住サポートも好評です。家族で遊べる公園が多く、ママに寄り添う子育て支援も充実しています。笠岡の魅力をインスタ「KASAOKA_SKETCH」で公開中です。
問 笠岡市定住促進センター
☎0865-69-2377
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/teijyuu/
四国エリア 【徳島・香川・愛媛・高知】
総合順位
1位の愛媛県西条市は、2021年版「住みたい田舎」ランキングの「大きな市」で4部門1位を獲得した自治体で、果敢に定住促進に力をいれています。編集部が注目したのは、例年四国エリアで上位に入っている愛媛県松山市です。
【注目】
愛媛県松山市(まつやまし)
オンライン移住相談窓口やオーダーメイド型ツアーを開始
シンボルである松山城を中心に、道後温泉をはじめとする観光地や多島美の瀬戸内海など、魅力が凝縮された松山市。温暖で台風の影響を受けにくいほか、コンパクトシティのため通勤時間が短く、余暇時間が長いのもうれしいですね。松山市は何か1つだけがスゴイのではなく、生活環境、子育て環境、自然環境など、さまざまな要素がバランスのいい「ちょうど、『いい加減。』」なところです。コロナ禍の中、オンラインでの移住相談窓口を開設、さらに参加者の目的に応じたオーダーメイド型の移住体感ツアーも行う予定です。ウェブサイト「いい、暮らし。まつやま」には、移住者のインタビューや移住ガイドなど、お役立ち情報が満載です。
問 松山市まちづくり推進課
☎089-948-6095
https://matsuyama-kurashi.com/
北九州エリア 【福岡・佐賀・長崎・熊本・大分】
総合順位
北九州エリアは、大分県の自治体ががんばっているのが目につきます。なかでも強いのが、「住みたい田舎」ランキングで常に上位となっている大分県豊後高田市。2021年版「小さな市」で4部門1位を獲得しています。ここで注目したのは、小さな市がランクインするなか、人口約93万人の大都市ながらランクインしている福岡県北九州市。「移住=ザ・田舎」というイメージですが、地方の都会への移住も選択肢の1つですね。
【注目】
福岡県北九州市(きたきゅうしゅうし)
都市インフラが整備され、物価も安く、子育てしやすい
九州の玄関口に位置する人口約93万人の北九州市は、都会的な暮らしも、釣りやサーフィンが楽しめる海も、豊かな自然もある「ほどよく都会で、ほどよく田舎」なところです。市では、移住が体験できる施設を、マチナカ、山・海沿いと4施設を用意。移住コーディネーターによる手厚いサポートもあり、初めて訪れる人も安心して利用できます。また、物価の安さは、なんと政令市全国第1位、家賃相場も東京区部の約半額以下です。10年連続待機児童ゼロも達成していて、子育てしやすいまちでもあります。北九州市の定住・移住ポータルサイト「北九州ライフ」には、北九州市の紹介や移住者のインタビューなどが掲載されています。
問 北九州市地方創生推進室
☎093-582-2174
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/kitakyushulife/
南九州エリア 【宮崎・鹿児島・沖縄】
総合順位
順位の入れ替わりがわりと多い南九州エリア。今年1位の宮崎県西都市は、昨年の南九州エリア13位からの大躍進です。ここでは、そんな西都市の力を入れている移住定住支援についてご紹介しましょう。
【注目】
宮崎県西都市(さいとし)
子育て・就農支援が充実。ワンストップ相談窓口も開設
西都市は、コンパクトで生活しやすく、県都である宮崎市へのアクセスも良好です。子育て世帯などへの支援策や新規就農支援策が充実していて、温暖な気候のなかで子育てや農業ができます。1月には、移住・定住相談がワンストップでできる「西都市移住・定住支援センター」がまちづくり西都KOKOKARA内に開設。移住コンシェルジュが相談に親身になって対応しています。
問 西都市移住・定住支援センター
☎080-6470-4065
https://www.uji-saito.com/
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