滋賀/京都・世界遺産「比叡山延暦寺」 釈迦堂の内陣、釈迦如来像を7年ぶりの特別公開
天台宗の総本山である「比叡山延暦寺」は、788(延暦7)年に最澄が開創し、1,200年以上の歴史を持つ寺院。京都府と滋賀県にまたがる「比叡山」に位置します。「日本仏教の母山」とも称され、法然上人や親鸞聖人など、日本仏教各宗各派の名僧を多数輩出してきました。現在でも「十二年籠山行」や「千日回峰行」などの厳しい修行が続けられており、日本仏教の核心を育む場所として広く知られています。1994(平成6)年には、古都京都の文化財としてユネスコの世界文化遺産に認定され、国内外から高い人気を誇ります。
今年秋には世界文化遺産登録30周年を記念して『西塔釈迦堂 秘仏本尊釈迦如来像特別ご開帳・内陣特別公開』が開催されることが決定しました。なんとこの特別展では、現存する延暦寺最古の建築物である「釈迦堂」が7年ぶりに御開帳するんです。
本展では、釈迦堂ご本尊秘仏 釈迦如来像の特別開扉、内陣特別拝観に加え、釈迦堂の内陣にてアーティスト・村松亮太郎による参加型アート『DANDELION PROJECT』の特別展示も行われます。参加者がアートオブジェ「DANDELION」の前に立ち、オブジェの綿毛を吹くと、平和の祈りを乗せたタンポポの綿毛がプロジェクションマッピングで壁一面に広がり、床面に広がるろうそくの灯りが釈迦堂内を柔らかく照らす演出が楽しめます。
開催期間は2024年9月14日(土)~12月8日(日)まで。延暦寺最古の建築物を舞台に、最新のデジタルアート技術を融合させて創り出された新たな仏の世界を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。
●『西塔釈迦堂 秘仏本尊釈迦如来像特別ご開帳・内陣特別公開』
・開催場所:比叡山延暦寺 西塔 釈迦堂(転法輪堂)
・開催期間:2024年9月14日(土)~12月8日(日)
・開催時間:9:30~15:30
・チケット料金:内陣特別巡拝料800円、未就学児無料(別途延暦寺諸堂巡拝料が必要です)
主催:釈迦堂特別公開プロジェクト実行委員会、比叡山延暦寺
後援:坂本観光協会、公益社団法人びわ湖大津観光協会、一般社団法人 比叡山・びわ湖DMO
協力:有限会社中村ローソク、西日本旅客鉄道株式会社
▷所在地:〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
出典・写真提供:株式会社ネイキッド
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