福山雅治と同じ『皇帝』に選出!? 芸人を辞めようと思った男が長崎で再起！｜ピース又吉命名「長崎亭キヨちゃんぽん」が新名物を開発中！世界初のお城住みます芸人の経歴も！

地元を笑顔に！全市町を巡るお笑いライブ

　イベントやテレビ出演のほかにも、芸人としてライブを大切にしている長崎亭キヨちゃんぽんさん。芸人としての活動についてお伺いしました。

「長崎には全部で21市町あるんですが、そのすべてでお笑いライブを開催しました！場所も学校や老人ホームなどさまざまで、お子様からご年配の方まで、たくさんのお客様にご来場いただきました！初めて“生”でお笑いライブ、芸人のネタを見るという方もたくさんいらっしゃって会場はとても盛り上がりました！」

上五島町にて

佐々町にて

南島原市にて

川棚町にて

「今までお笑いライブが開催されたことないような地域にも行って、その地域の皆様と触れ合えて、笑顔にできるのも住みます芸人ならではだと思います」。お笑い芸人が“笑い”で地方創生の活性化に努力する、素敵な活動です。

地方創生への取り組み

　「地域に関して、気になっていることがあるんです」と、長崎亭キヨちゃんぽんさんはいいます。

「長崎で、今、問題になっていることは、何といっても“人口減少”です。全国的にもワーストの順位となっています。『働く場がない』『給料が安い』『坂道が多く、年齢を重ねると生活しにくい』などの理由があると思いますが、長崎のエンタメ業界が寂しいのも理由のひとつかもしれません。住みます芸人として、若者に魅力的なまちになるよう、『長崎にいても、いろんなことにチャレンジできるんだぞ！』というところを見せていきたいと思います」

　お笑いの力で、長崎を底上げして、活気を生んでいきたいと意欲的な姿勢です。

「地方での活動のなかには、芸人だけど芸人としての仕事じゃないような仕事もあります。でも、芸人だから『芸人として仕事に行く』。そのへんのバランスが難しいです。『真面目にやって下さい』→『いや、芸人だからボケないと……』のバランスですね（笑）」と、芸人が地域を盛り上げることの苦労を話してくれました。さらに、付け加えます。

「『今はどこにいても何でもできる、地方にもチャンスがある時代』というのをもっとアピールしていきたいですね。そのためには住みます芸人がもっと売れて、もっと成果を出して、もっと注目を集めないといけないと思います」

新たな挑戦と未来への展望。長崎の新名物を開発中

　47都道府県エリアプロジェクトの初期メンバーとして、10余年地域に笑いを届けている長崎亭キヨちゃんぽんさん。今、特に力を入れているプロジェクトについて、聞いてみました。

「今、僕がチャレンジしていることは『長崎の新名物を作る！』ということです。

　長崎はいわずと知れた『水産県』で、おいしい魚がたくさん獲れます。そのことをもっと深く知るために、『日本さかな検定（ととけん）』の準一級も取得しました！

　実は、長崎県は『練り物消費量日本一』！さらに、『かまぼこ屋さんの数は日本一』なんです。でも、それはあまり全国的に有名な話ではないんですよね……。

　だったら、魚種の豊富さ全国1位といわれている長崎県、『魚のまち・長崎』の、そのおいしいかまぼこを世界にPRするべく、『長崎かまぼこ』で、注目される商品を作ろう！ということで、かまぼこちゃんぽん麺『かまちゃんぽん（仮）』を開発しているところです。いわゆるラーメンとしてのちゃんぽんに使え、さらに、皿うどんの麺としても使える、かまぼこを使用した変わり種の商品になります。かなり試作をかなり重ねて、やっと完成に近づいてきました。健康志向の人にももってこいだと思いますし、そもそもかまぼこなので、いろんな料理に合うんです。いろいろ調理方法を変えることによって、おいしさも変化するので、用途の広い麺として愛される商品になればいいなと思ってます。

　今年中にはこの商品を完成させて、長崎の名物を増やしたいと思っています！

　最後にですが、長崎のマニアックなあるあるが詰まった「長崎亭キヨちゃんぽんチャンネル」を日々アップしているので、よかったら観てください（笑）」

　どんな夢も諦めちゃいけないと思わせてくれる、そんな素敵な想いが詰まったエピソードでした。地域の人たちと一緒になって、長崎を盛り上げることは、お笑いという枠を超えた大きな役割を果たすこと。地元愛が詰まったチャレンジによって、長崎の魅力をどんどん全国に広げてほしいです。新しいかまぼこちゃんぽん麺（仮）の開発の成功など、長崎亭キヨちゃんぽんさんのこれからの活躍に期待が集まります。