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田舎暮らしの本 8月号

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田舎暮らしの本 8月号

7月3日(水)
890円(税込)

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【穴場スポット満載】NHK『光る君へ』で話題!福井・越前市で“秘密”を探るおすすめプラン5選!紫式部の足跡をたどる感動の『源氏物語』史跡巡りを体感

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「和紙」の街・越前の魅力

 越前での暮らしが紫式部の創作の原動力になった理由のひとつに、上質な「越前和紙」との出会いがあったといわれています。伝統工芸品にも指定されている越前和紙の歴史は1500年以上。越前市は、古くから和紙の産地として知られていました。

 越前和紙のひとつである「檀紙」(だんし)は、その品質の良さから紫式部が『源氏物語』の中で「麗しき紙」、清少納言は『枕草子』で「優れた美紙」と讃え、後に豊臣秀吉や歴代の徳川将軍も愛用するほどの高級品として長く愛されてきたのです。

| 日本でも珍しい紙の神様を祀る「岡太神社・大瀧神社」

“和紙の街”越前市には、紙の神様を祀った「岡太(おかもと)神社・大瀧神社」があります。国の重要文化財にも指定されるこの神社は、約1500年前に岡太川の上流に現れた美しい姫が、「この地は清らかな水に恵まれているから、この水で紙漉きをして生計を立てよ」と、村人に紙漉きの技術を伝えたとされており、和紙業界の総鎮守(そうちんじゅ)として知られています。

●基本情報
・住所:福井県越前市大滝町13-1
・営業時間:拝観自由
・アクセス
 JR武生駅から福鉄バス南越線「和紙の里」下車徒歩約10分
 北陸自動車道武生ICから車で10分
・駐車場:あり
・関連資料:岡太神社・大瀧神社パンフレット

| 伝統と歴史が体験できる「越前和紙の里」

 越前和紙の産地・今立地区には越前和紙の里があります。ここは、全長230mの通り中に越前和紙の関連施設が集中している複合施設で、職人技を見学したり、紙漉きを体験する施設などが豊富に並んでいます。また越前和紙の歴史を学ぶ資料展示もあるため、越前和紙の文化に触れながら、伝統的な美しい街並みも楽しむことができます。

●基本情報
・住所:福井県越前市新在家町8-44
・電話番号:0778-42-1363(パピルス館)
・駐車場:あり
・アクセス
 車の場合:武生I.Cから車で約10分
 電車の場合:JR武生駅より福鉄バスで約30分
 福鉄バス「南越線」→和紙の里行き「和紙の里」下車
 もしくは福鉄バス「池田線」→金山行き「和紙の里」下車
・公式HP:https://www.echizenwashi.jp/

出典・写真提供:ふくいドットコム

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  • 世界最古の長編小説『源氏物語』の作者として知られる紫式部は、天延元年(973)頃、平安京に生を受け、生涯の大半を京の都で過ごしましたが、ただ一度だけ、都を離れて暮らした場所がありました。それが現在の福井県越前市です。
  • 福井県越前市にある「紫式部公園」は、平安時代の貴族の住居を模して池や築山を配置した、日本唯一の寝殿造りの庭園です。
  • 「紫式部公園」の池のほとりに再現されたひのき造りの釣殿は、靴を脱いで建物内にあがることも可能です。
  • 庭園には広大な池が広がり、州浜(すはま)、池中立石(いけなかたていし)などが配置され、朱塗りの橋がかかっています。
  • 園内でひと際目を引く「金色の紫式部像」の視線の先を辿ると、“越前富士”と呼ばれる「日野山」を望むことができます。
  • 紫式部公園に隣接する「紫ゆかりの館(紫式部と国府資料館)」では、越前市の歴史と紫式部に関する資料や展示を見ることができます。
  • 「紫ゆかりの館(紫式部と国府資料館)」の入口には、伝統工芸品の越前和紙で再現した原寸大の紫式部人形が御簾越しに出迎え、この地に若き紫式部が暮らしていたことを実感できます。
  • 越前での暮らしや経験を原動力に、紫式部が源氏物語を描くまでを絵巻物風に解説したアニメーションムービーも上映されています。
  • タッチパネルで質問に答える姫君タイプ診断があり、姫君短冊で結果がもらえます。
  • 紫式部が生きた平安時代や、国府時代から続く伝統工芸品について学び・体験できるイベントやワークショップも開催されているため、大人から子どもまで楽しむことができる資料館です。
  • 「しきぶきぶんミュージアム」は、NHK大河ドラマ『光る君へ』の放送に合わせて、福井県越前市の武生中央公園内にオープンした施設です。
  • ミュージアム内に設置された「光る君へ 越前 大河ドラマ館」では、ドラマに登場する衣装や小道具、限定映像などを見ることができます。
  • さらに紫式部が暮らした越前の文化や歴史を紹介する歴史展示、お土産やグッズが購入できる 「光る越前SHOP」もあったりと、ドラマ『光る君へ』を観ている人は、より一層楽しめる内容となっています。
  • 古くから越前市は「和紙」の産地として知られており、ここで作られる「越前和紙」は伝統工芸品に指定されています。
  • 越前市には、紙の神様を祀った「岡太(おかもと)神社・大瀧神社」があり、和紙業界の総鎮守(そうちんじゅ)として知られています。
  • 越前和紙の産地・今立地区にある「越前和紙の里」は、全長230mの通り中に越前和紙の関連施設が集中している複合施設です。
  • 「越前和紙の里」は、職人技を見学したり、紙漉きを体験する施設などが豊富に並んでいます。

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田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

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