神戸・大阪の都心部へ通勤圏内で新幹線の駅もある利便性に加えて、明石海峡大橋が映える明石市の海の風景は、多くの移住者を魅了。長い海岸線に沿ってまちが広がるため各所から海が眺められ、海水浴から釣りやサイクリングまで 多種多様な海関連の遊びが楽しめる。
CONTENTS
掲載:田舎暮らしの本 2024年8月号
昼夜で異なる景観と
恵み豊かな海の環境
各所から眺められる明石海峡大橋と海の風景は明石市で暮らす大きな魅力の1つ。
城下町として栄えた「歴史のまち」、日本標準時となる東経135度の子午線が通る「時のまち」、海の幸を中心とした「食のまち」とともに、明石市が魅力として打ち出しているのが「海峡のまち」だ。
「明石海峡大橋と青い海や空、対岸の淡路島の緑のコントラストが美しく、特に大蔵海岸は撮影スポットとして人気。初日の出の名所でもあるほか、夜は明石海峡大橋を彩るイルミネーションがロマンチックです」
そう話すのは、明石市シティセールス課の笠嶋孝至(かさじまたかし)さん。海のレジャーも多彩だという。
「東西15.6kmに及ぶ海岸線のうち、半分にあたる約8kmが砂浜で、海沿いを走るサイクリングロードなどが整備されています。海水浴やSUPはもちろん、磯遊びができる海岸が多いのも特徴でしょう」
と、笠嶋さん。一大レジャー拠点の大蔵海岸のほか、水の透明度が抜群でウミガメが産卵に訪れた松江海岸、ヤシの木が南国ムードを漂わせる江井島(えいがしま)海岸、人工島にプールや各種スポーツ施設が整えられた明石海浜公園など、海の遊び場は豊富。
また、明石海浜公園の周辺ではさまざまな魚が釣れることで知られる。ほかにも中崎のベランダ護岸、大蔵海岸公園をはじめ、釣り場が充実。遊漁船も多く、チヌ、グレ、メバル、アジ、サバ、サヨリ、タチウオ、マダイなど、豊富な魚種が狙えるという。
海近生活の拠点としては、大阪駅へJR新快速で直通約37分の明石駅周辺、ファミリー層が増えている大久保、新幹線停車駅で現在開発が進められている西明石、海辺に昔ながらの漁師町の風情が残る西部エリアと、求める暮らしに合わせて選べるのも明石市の強みだろう。
釣りも楽しめる!
明石市役所すぐそばの中崎(なかさき)のベランダ護岸など、家族で楽しめる安全な釣り場も充実している。
高速船で淡路島へ!
遊漁船も多く出ている明石港。淡路島の岩屋港と結ぶ高速船は自転車やバイクも積載可能。
海の風景と潮風が心地よいサイクリングロード「浜の散歩道コース」は、約13.7km。写真提供:(一社)明石観光協会
約400年の歴史を誇る明石の台所、魚の棚(うおのたな)商店街。地元では「うおんたな」とも。昼網の鮮魚や加工品など100店以上が並ぶ。
明石グルメ「明石鯛」
高級料理店でも使われる「明石鯛」。明石海峡の速い潮流と豊富なエサが上質なタイを育む。写真提供:(一社)明石観光協会
明石グルメ「明石焼(玉子焼)」
鶏卵をたっぷり使ったフワフワ生地が特徴の「明石焼(玉子焼)」は、優しい味わいのダシに浸していただく。写真提供:(一社)明石観光協会
明石市移住支援情報
| 手厚い子育て支援で住みやすいまちづくり
「こどもを核としたまちづくり」を掲げて幅広い施策を展開し、移住者の増加にもつながっている明石市。象徴ともいえる子育て支援「5つの無料化」は、高校生までの医療費無料、中学生の給食費無料、第2子以降の保育料無料、公共施設の利用料無料、そして0歳児の無料「おむつ定期便」を実施。いずれも親の所得制限などを一切設けていないのが特徴だ。
【問い合わせ先】
明石市役所シティセールス課 ☎︎078-918-5263
https://www.city.akashi.lg.jp/shise/koho/citysales/
屋内大型遊具が多彩に揃う親子交流スペース「ハレハレ」。明石市民は無料で利用できる。
「明石市では子育て世代を中心に11年連続で人口が増加中です」と、シティセールス課の笠嶋孝至さん。
文・写真/笹木博幸 写真提供/明石市、めいまいピーノこども園
↓↓ 次ページでは、海辺の物件探しの注意点を紹介! ↓↓
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする