日が傾く。築40年のボロ家を落日が照射する。百姓の心は深くチョッピリ美しく、沈み込む。明日も懸命、あらん限りの力を尽くして生きようぜ、そう思う。落ちこぼれサラリーマン時代、帰宅の電車内、吊革につかまる我が心は「明日もなんとか生きられるかなあ・・・」だった。ここで唐突に小泉今日子さん。精神的に落ち込んでいる人にアドバイスするラジオ番組を持っていることを先日知ったのだが、さきほど読んだ夕刊のインタビューで小泉さんは、あえて自身の生活を「不便にする」という選択をしたと語る。所属事務所から独立したというくだりだ。50代には迷いもあったらしい。そして60歳になったら・・・自然の中で暮らしたり、動物の保護活動をしたり、畑で野菜を作ったり・・・そんなことを考えているという。