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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月3日(月)
890円(税込)

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桜の話。花は 独り 静かに味わうのがいい/自給自足を夢見て脱サラ農家40年(66)【千葉県八街市】

2月に新大根を作る。ビニールトンネルの上から防寒シートを掛けたり外したり。たかが大根。されど大根。

2月に新大根を作る。ビニールトンネルの上から防寒シートを掛けたり外したり。たかが大根。されど大根。

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  • 普通、満開の桜を真下から仰ぎ見るということは少ないだろう。青い空と垂直に重なり合うところに味わいがある。
  • 花の命は短い。散り際がいさぎよいとの声も世間にはあるが、桜自身はそれをどう感じているだろうか。
  • 畑仕事には遊び心も垣間見える。三角帽子を連ねていく僕は積み木ではしゃぐ幼児みたいだ。
  • 2月に新大根を作る。ビニールトンネルの上から防寒シートを掛けたり外したり。たかが大根。されど大根。
  • 近くで伐採の仕事をする外国人が数人いる。タイかベトナムか。おはようと挨拶をかわすのが毎朝の日課である。
  • はるか昔、初めて東京に来た新潟の人が、真っ青な冬の空を見上げ、同じ日本とは思えないと言ったという。
  • 僕がスコップを手にする。すかさず鶏たちが集まる。スコップ=土の下の虫。知能指数はかなり高いと思う。
  • 4日間でのべ20時間。スコップ仕事で酷使される我が手からは指紋が消える。
  • 朝食の楽しみ、それから得るカロリー。これが我が百姓暮らしでの半分ほどの支えとなっている。
  • 1年という時間単位を桜ほど意識させるものはない。360日が地味、5日間だけ派手。そのせいだろうか。

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