【北海道 車中泊旅ガイド】経験者が本気でおすすめする立ち寄ってよかった道の駅9〜7位
北海道は、車中泊旅の聖地とも言えるエリア。広大な大地と絶景の数々、各地に点在する温泉やグルメスポット——その魅力を自分のペースでじっくり味わえるのが車中泊旅の醍醐味です。とはいえ、どこに立ち寄るかで旅の快適度は大きく変わるもの。そこで今回は、北海道在住・車中泊歴20年の仲西さんが、自身の経験と視点から「立ち寄ってよかった道の駅」を厳選してランキング化!温泉施設の有無、眺めの良さ、グルメの充実度、周辺の観光スポットなど、車中泊ユーザーならではの視点が満載です。本記事では、第9位〜第7位を発表!ぜひ北海道の車旅計画の参考にしてください。
車中泊歴20年の私が「何度も立ち寄りたくなる道の駅」を選びました!
皆さんこんにちは!北海道在住の仲西です。大阪から北海道に移住して約20年。趣味の車中泊を楽しみながら、北海道各地の「道の駅」を巡る日々を送っています。
私のスタイルは、温泉に入って美しい夕陽を眺め、翌朝は朝日を浴びながらジョギングを楽しむというもの。そんな旅を続ける中で「ここはまた寄りたい!」と思える道の駅に数多く出会ってきました。
今回は、「温泉施設が近くにある」「夕日がきれいに見える」「地元グルメが充実している」など、私自身が重視しているポイントも踏まえてランキングを作成しました。
さあ、北海道で車中泊旅を楽しむ皆さん、ぜひチェックしてみてください!
第9位| 道の駅「ライスランドふかがわ」(深川市)
北海道のほぼ真ん中!
米どころ深川の魅力が詰まった、北海道の真ん中にある道の駅
道の駅「ライスランドふかがわ」は、米どころ深川の魅力を存分に味わえる、お米をテーマにしたユニークな道の駅です。また、道の駅のある深川市は、北海道のほぼ真ん中、札幌市と旭川市の間にあることから、ドライブの途中に立ち寄るにはとても便利な場所です。
施設内には、ゲーム感覚でお米について学べるクイズコーナーもあり、子どもに大人気です。そして、私のおススメは、施設内のJAが運営する農産物直売所「eciR」(えしる)です。深川産米をはじめ、季節の野菜や果物、ふかがわポークを使った加工品など、地元の新鮮な食材が並びます。
ちなみに、店名の「eciR」(エシル)は、並び変えると「Rice」(ライス=米)って驚きですね。
周辺の観光スポット「温泉&絶景&猫バスで楽しむ深川旅」
道の駅「ライスランドふかがわ」に温泉施設は併設されていませんが、実は車で数分のところにある「アグリ工房まあぶ(都市農村交流センター)」に温泉施設があります。
また、すぐ近くには「戸外炉(ととろ)展望台」があり、深川市内を縦断する石狩川の眺望は最高です。私のおススメは、この展望台の横に置かれた、猫の絵がペイントされたバス。「展望台の名前が関連しているの?」と考えてしまいますが、人気の撮影場所で旅の思い出を作ってくださいね。
【道の駅 ライスランドふかがわ】
所在地:北海道深川市音江町字広里59番7
電話番号:0164-26-3636
営業時間:
4月~10月 9:00~18:00
11月~3月 9:00~17:00
定休日:年末年始(12月31日~1月2日)
主な施設:JAきたそらち農産物直売所「eciR(えしる)」
公式サイト:http://mypage.fukanavi.com/riceland/
第8位| 道の駅「ふるびらたらこミュージアム」(古平町)
「たらこ色」に覆われた施設!
全国初!たらこづくしの非日常空間「道の駅 ふるびらたらこミュージアム」が誕生
積丹(しゃこたん)半島の美しい海岸線に抱かれた古平町(ふるびらちょう)に、2025年4月15日オープンした、道の駅 「ふるびらたらこミュージアム」は、この夏、絶対に押えておきたいですね。全国初のたらこをテーマにした「道の駅」として話題になっています。
たらこ色の公衆電話、自動販売機、おむつの交換台まで、施設全体が“たらこ色”のピンクで統一され、非日常的な空間を演出しています。
私のおススメは、大きなたらこ一本が丸ごと乗った「たらこ塩ラーメン(1,500円)」。たらこを潰して麵と絡めながら食べる、独特の触感を楽しんでくださいね。
また、隣接する「ふるびら150年広場」にはドッグランが併設されており、ワンちゃんと旅をする方は嬉しいですね。
周辺の観光スポット「古平町の夏を彩る迫力の神事!300年続く『天狗の火渡り』は必見!」
古平町は道内屈指の漁場で、ホッケ、タラ、カレイ、ヒラメなど豊富な種類の海産物が水揚げされます。
その古平町でおススメなのが、300年以上の歴史を持つ「天狗の火渡り」です。
漁師たちの大漁と安全を祈願する神聖な儀式として、朱色の装束に身を包んだ天狗が3メートルの高さもある火柱の中を火の粉を蹴散らしながら渡る姿は感動すること間違いなしです。
例年、7月に琴平神社例大祭、9月に恵比須神社例大祭で開催されているようですので、今年の夏はドライブのついでにチェックをしてみたいですね。
【道の駅 ふるびらたらこミュージアム】
所在地:北海道古平郡古平町大字浜町40-4
電話番号:0135-48-8131
営業時間:
〈道の駅〉4月~10月 9:00~18:00 11月~3月 9:00~17:00
〈レストラン〉11:00~16:00(LO16:00)
〈テイクアウト〉平日:10:00~16:00(LO16:00)土日祝:10:00~17:00(LO17:00)
定休日:年末年始
公式サイト:https://www.furubira-tarakomuseum.com/
第7位|おとふけ なつぞらのふる里(音更町)
十勝平野の牧歌的な道の駅!
朝ドラの世界が広がる!「なつぞら」ロケ地を再現した感動スポット
道の駅「おとふけ」は、2019年放送のNHK朝ドラ「なつぞら」の撮影場所に、2022年4月に移転しリニューアルオープンしました。
広大な敷地には、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の世界観を再現したエリア、十勝で獲れた農産品や加工品、季節の特産品を販売する農畜産物等販売所「なつぞら市場」などがあります。
私のおススメは、9つの飲食店が入店するグルメエリアです。とくに、十勝地方で知らない人はいない、「インデアンカレー」と豚丼「ぶたはげ」は、欲張って2つとも食べて欲しいですね。
また、この道の駅には、車中泊専用サイトも設置されているのが特徴です。モニュメントエリアにある巨大「OTOFUKE」の建造物で、記念撮影をすることも忘れずに。
周辺の観光スポット「スイーツ天国&美人の湯!“甘くてとろける”十勝旅」
道の駅に隣接するのが、北海道を代表する老舗菓子店「柳月」の工場・直営店「柳月スイートピア・ガーデン」です。道の駅から徒歩で行くことができ、限定スイーツやお菓子作り体験、工場見学が楽しめます。
定番のお菓子が製造されていく工程を3階通路から眺めていると、ついついよだれが出てくるかもしれません。こちらも、敷地内にある定番のお菓子「三方六」をかたどったベンチで記念撮影をすると、旅の思い出はバッチリですね。
また、道の駅から車で20分程の所にあるのが、世界でも希少な植物性有機物を含んだ「モール泉」の「十勝川温泉」です。琥珀色でとろみのあるお湯が特徴で、保湿力が高く、美肌の湯・美人の湯として大人気です。その十勝温泉では、毎年飛来する白鳥にちなんで冬に開催される一大ページェント「彩凛華」が有名です。
【道の駅 おとふけ なつぞらのふる里】
所在地:北海道河東郡音更町なつぞら2番地
電話番号:0155-65-0822
営業時間:
道の駅 9:00~19:00
農畜産物等販売所 なつぞら市場 9:00~19:00
定休日:年末年始
公式サイト:https://michinoeki-otofuke.jp/
個性が光る!北海道車中泊旅の“より道名所”3選
北海道の車中泊旅をもっと楽しむなら、定番の観光地や絶景スポットだけでなく、“意外性”や“楽しさ”で記憶に残る立ち寄り先も大切です。今回ご紹介した9〜7位の道の駅は、まさにそんな「あえて立ち寄りたい」個性派スポット。
「ライスランドふかがわ」では“米愛”あふれる展示やユニークな直売所を、「ふるびらたらこミュージアム」では、たらこピンクに染まった非日常空間を、「おとふけ」では、朝ドラ『なつぞら』の世界観を、ぜひ堪能してみてください。
※原則として、「道の駅」は休憩施設であり、宿泊目的の利用はできません。仮眠や休憩の利用は問題ありませんが、長期間の停泊、騒音、ゴミの放置、火器の使用など、他の利用者への迷惑となる行為は避けましょう。
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この記事を書いた人
仲西 康至
移住プランナー/移住専門FP/「一般社団法人移る夢」代表理事/空き家相談士 大阪出身。2006年国内初の移住専門FPとして独立。家族で北海道に移住し、「移住プランナー」として活動を始める。2022年には総務省「地域プロジェクトマネージャー」として鹿児島に移住。大阪・北海道・鹿児島の3拠点生活を実現。これまで18年間の活動で2500組の移住相談に対応。著書「移住を成功させる5STEP」「雪国に移住 住宅選びのテクニック20選」他
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