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田舎暮らしの本 9月号

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田舎暮らしの本 9月号

8月1日(金)
890円(税込)

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努力/自給自足を夢見て脱サラ農家40年(71)【千葉県八街市】

光と食事と運動が人間の煩悩を追いやってくれる

光と食事と運動が人間の煩悩を追いやってくれる

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  • 光と食事と運動が人間の煩悩を追いやってくれる
  • 喜ばしいことに、『ウツパン』の作者は健全な生活を送っている。回復した理由に僕は注目。「しっかり食べること」を挙げているのだ。現在は早起きして健康的だと言うのだ。平凡なこと、かつ正解だと思う。この上とこの下の写真、僕はランニングしながら朝日を浴びる。朝食を楽しむ。料理法には素養を欠く。でも栄養に関しては本能的なカンに優れる。
  • よそは激しい雷雨と伝えられる。我が地は雨なしの猛暑。猛暑なのに今日の僕は長袖のシャツを着る。ここ数日カナムグラと闘っているから。ツル性の雑草。最強の相手。根の張りが強固。全身を後方に反らせるくらい力を入れないと抜けない。
  • 朝食前の運動は朝の気分でランニングor自転車。冒頭、「自分が何者かなんて考えたことはない、独りで何かに熱中し、生きているのが辛いなどと思ったことはない・・・」そう書いた。何かに熱中、その1つが17歳で始めた自転車。
  • ここ数日、ニワトリたちの雨宿りハウスの新設に励んだ。害獣の被害を防止するためネットを二重張りとする。上部に厚手のシートをかぶせる。のべ5日の作業で完成。激しい雨に見舞われる例年ならこれがすぐ活躍するが、今年はおそらく8月、9月の台風シーズンまで出番はないだろう。
  • ニワトリたちの雨宿りハウスの新設に励んだ。害獣の被害を防止するためネットを二重張りとする。上部に厚手のシートをかぶせる。のべ5日の作業で完成。
  • 徹底的に水やり作業。まずホースの延長。常設のホースは30メートル。畑全体に水やりするには20メートル不足。ワンランク下のホースを両端に力任せにはめ込むが、まだ万々歳とはならず。様々な障害物を避けて紆余曲折、ようやく目指す目標に到達。
  • 尽くすべき手は尽くす。最善の努力をする。その努力の甲斐なく枯れてしまうものもある。ガックリか、無念か・・・僕は努力が無駄だったと落胆せず。七割方の成功で十分。次は八割方の成功を目指す。
  • かつて、土地は間違いなく価値ある財産だった。だが人口は減り、地価上昇は大都市圏か外国人に人気のあるスキーリゾート地だけとなった。親から引き継いだ農地を懸命に守ってきた人たちも高齢となり、生活インフラの消滅などで生活そのものの維持さえ難しい。それゆえ農地を手放したいと考える高齢者は多い。朝日新聞の記事にはタダで農地を手に入れたという人が登場。まさしく、田舎暮らしを夢見る人にとって今は大きなチャンスであろうと僕は思う。
  • アライグマ被害を防止するためネットを張ったトウモロコシが食われた。2メートル近いネットを乗り越えたか、僕が気付かない穴がどこかにあるか。猛暑の中、今日はトウモロコシそのものに上からネットを掛ける作業に奮闘した。
  • 田舎暮らしには実体がある。この野菜、この果物はいま何を欲しがっているか。ソーラーパネルの方位と角度はこのままでいいか・・・常にモノと向き合い対処する。ネットを張ったが食われてしまったトウモロコシのように、対処が功を奏さないこともあるが、つぶやく。仕方がナイチンゲール・・・。
  • いま目の前にスイカがある。頭上は豪快な雲と青い空。不思議だと思う。たったこれだけで心が満ちるなんて。この先の人生をどうするかなど迷いの入り込むスキがない。情報でも観念でもなく36度という気温を含めすべてが具体的なモノだ。そのモノと深く絡み合った時間を生きる。それが田舎暮らし。クローズアップ現代の、もし僕がコメンテーターならば言う。
  • もりもりのクモ

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