「AKB」とは、兵庫県の赤穂市(あこうし=A)と上郡町(かみごおりちょう=K)、岡山県の備前市(びぜんし=B)のことです。これら2市1町は、兵庫県南西部と岡山県南東部で隣接しており、東備西播定住自立圏(とうびせいばんていじゅうじりつけん)と呼ばれ、豊かな自然と適度な利便性を併せ持つ身近な田舎です。そんな「AKB」に移住して素敵な暮らしを送っている方々をご紹介します。
CONTENTS
【A】兵庫県赤穂市 あこうし
新快速で京阪神へ直通! 生活基盤が整った城下町
【兵庫県赤穂市】都会過ぎず、田舎過ぎない、忠臣蔵ゆかりの城下町。日本遺産に認定された塩や、ブランド牡蠣「坂越かき」など、豊かな食も魅力。日本一安い水道料金や、充実した子育て環境も自慢。大阪からはJR新快速利用で約90分。お試し暮らし住宅や移住調査宿泊費補助など移住施策が充実。
【移住者リポート】
伝統工芸品の赤穂緞通に魅了され、海と山に囲まれた住みよいまちへ
赤穂市無形文化財指定の赤穂緞通の技術習得を目指す吉田さん。「手仕事ならではの没入感が楽しいです」。
研修の手始めとして小さな織機で吉田さんが制作した敷物作品。
吉田愛(よしだあい)さん(40歳)は、赤穂市移住支援事業費補助金を活用し、2024年に東京から赤穂市へテレワーク移住。たまたま個展で赤穂緞通(あこうだんつう)を見たことがきっかけだそう。
「色や柄の美しさは、これまで知っていた手織り絨毯のイメージとは違うもの。体験に訪れ、織機や専用のハサミを使う制作工程、江戸後期からの歴史や技術継承の取り組みに興味を持ちました。海にも山にも近く、適度に便利な環境も肌に合うと感じたんです」と吉田さん。現在はフリーランスで金融関係の仕事を続けながら、「弥生工房 集い」で研修を受けている。
将来は工房を構えたいという吉田さんはこうも話す。「このまちは赤穂緞通に加えて、私が大好きな忠臣蔵のふるさと。私も何か次のドラマを生み出せたらと考えるとワクワクします」。
テレワークで東京の会社の仕事を継続。研修中の工房の2階で仕事をしている。
【赤穂市の問い合わせ先】
住むのにちょうどいいまちでのんびり瀬戸内ライフを!
(一社)あこう魅力発信基地 ☎0791-43-6931
赤穂市移住定住サイト | 住むのにちょうどいいまち赤穂
【K】兵庫県上郡町 かみごおりちょう
名水百選の清流が魅力! 周辺都市へも通勤圏内
【兵庫県上郡町】まちの中央部を名水百選選定の千種川(ちくさがわ)が流れ、全域が「水の郷」に認定。農業が盛んな一方、京阪神や山陽・山陰を結ぶ交通の要衝という一面も。大阪駅から上郡駅へJR特急で約1時間20分。若者住宅取得奨励金や定住応援支援金のほか、出産祝金事業などの子育て支援も行き届く。
【移住者リポート】
古民家で念願の田舎暮らしを開始。まちの魅力を体感できる民泊も
自然の循環が感じられる民泊を目指す阪上さん。「睡眠カウンセラーの協力を得て快眠も提供します」。
大阪から田舎に移住しようと考え、勤務先を早期退職した阪上桂子(さかうえけいこ)さん(51歳)。2023年、上郡町の移住体験住宅の利用を始め、すぐに気に入った。「生活に必要な施設が駅前に揃い、山陽本線で大阪や姫路へ出られます。それなのに周辺は自然が豊か。そのギャップがいいなと思って」。
滞在中に見つけた住まいは、平屋の古民家に2階建ての離れが付属。ちょうど募集があった地域おこし協力隊に24年4月から着任し、空き家民泊・移住体験住宅再生事業担当として、まずは自宅での民泊立ち上げの準備を進めている。「上郡町にはお米やアユなどおいしいものがいっぱい。身の回りの収穫物で、梅干し、干し柿、クリの渋皮煮をつくるのも楽しい」と阪上さん。そんなまちの魅力も民泊を通じて伝えていく計画だ。
宿泊棟として使う離れは無垢材の床を張るなどは、仲間の力を借りて、できるところはDIYで改修。
敷地内に適度な広さの菜園スペース付き。今後は宿泊者の体験にも生かす。
【上郡町の問い合わせ先】
豊かな緑が彩る「水の郷」で、のびのび子育てしませんか
上郡町地域振興課 ☎0791-52-1162
移住・定住サポートセンター/上郡町ホームページ
【B】岡山県備前市 びぜんし
3つの日本遺産を誇り、里山・里海の美しいまち
【岡山県備前市】2025年に「備前市美術館」と「学びと遊びの健康プラザ“ビーテラス”」が開業。日本遺産「備前焼」のほか、吉永には奈良時代創建の八塔寺があり、「日生(ひなせ)かき」は全国牡蠣-1グランプリを受賞。大阪から山陽自動車道で約2時間。移住調査宿泊費補助、希望に応じた市内案内などを実施。
【移住者リポート】
海・山・川で気兼ねなく遊べる、障がい児向けゲストハウスを計画
ゲストハウスに使う予定の平屋にて山田さん夫妻と、4人の子どもたち。
「子どもたちが野山で走り回れて、地域の人たちと交流できる場所を探していました」と振り返るのは、山田佐和(やまださわ)さん(42歳)・大輔(だいすけ)さん(44歳)夫妻。2階建て+平屋の住宅を購入し、2022年に和歌山から備前市へ。
佐和さんは現在、フリーランスの作業療法士として小・中学校などで発達支援や自立支援に携わるほか、「麹cafe 天goo」で子どもの居場所のスタッフなどもしている。さらに、言語聴覚士の大輔さんとともに来春開業を目指すのが、障がい児を育てる家族が安心して泊まれるゲストハウス。「移住者仲間と一緒に『田んぼで遊ぼう』というイベントも始めています。いろいろなアイデアを持つ人たちが集まり、夢を実現できるまちです」と佐和さん。備前暮らしを満喫しながらの挑戦は今後も続く。
吉永町を流れる八塔寺川で川遊び。このほか里山と里海に囲まれた備前プレーパークなど遊び場所は豊富。
子育て支援や地域交流の拠点にもなっている「麹cafe 天goo」。左奥は代表の東由加(あずまゆか)さん。
【備前市の問い合わせ先】
奥深い歴史と伝統が息づく、海と山を望む学びのまちです
備前市都市計画課 ☎0869-64-2225
備前美膳トップページ - 備前市
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