いきなりですが、日本には1,200以上の「道の駅」があります。そのなかでも、新潟県は道の駅が多いエリアのひとつ。その数は 42カ所 にも及び、日本海から山間部まで、エリアごとにまったく異なる表情を見せてくれます。
今回は、新潟県内の道の駅を全制覇した「拝啓、道の駅から」がおすすめする、ドライブで訪れたい新潟県の道の駅5選をご紹介。これからの季節だからこそ楽しい、新潟ドライブへ出かけてみませんか?
新潟ドライブで立ち寄りたい!おすすめ道の駅5選
新潟県の道の駅を巡ったことはありますか?
私たちはこれまで新潟県内42カ所すべての道の駅を訪れてきました。日本海の絶景に出会える駅、温泉やアウトドアを楽しめる駅、ここでしか味わえないグルメがそろう駅——。今回はそのなかから、ドライブで訪れて満足度の高かった5駅を厳選してご紹介します。
1. 全国屈指の絶景!見る者すべてを圧倒する道の駅
道の駅 笹川流れ(村上市) 
新潟県最北端に位置する道の駅。
その名にもなっている「笹川流れ」は、真っ青な日本海に奇岩が連なる海岸線と、沖合に浮かぶ粟島の景色が評価され、国の天然記念物にも指定されている名勝です。
道の駅は海岸線沿いに立ち、どこまでも広がる日本海と奇岩、そして夕日が織りなすロケーションはまさに全国屈指。訪れた瞬間、思わず足を止めて見入ってしまうほどの絶景が広がります。
2階のレストランからも日本海を一望でき、その日に入荷した海鮮を数種類使った「夕日丼」が大人気。
味はもちろん、この景色とともに味わう幸福感は、ほかではなかなか得られません。1階の軽食コーナーでは、青い色合いが印象的な塩味の「日本海ソフトクリーム」も名物。
さらにJR羽越本線・桑川駅に隣接し、観光列車「海里」も停車するため、鉄道ファンにもおすすめの道の駅です。
2. 絶景・温泉・宿泊まで!見どころ満載の道の駅
道の駅 うみてらす名立(上越市)
新潟県南部、日本海が目の前に広がる道の駅。
美しい夕日を眺められるだけでなく、天気が良い日には海越しに立山連峰を望むこともできます。
この道の駅の魅力は、温泉・プール・鮮魚コーナー・宿泊施設がそろう充実度。
宿泊部屋の窓からも日本海を望め、開放感は抜群です。
食事では新鮮な海の幸を存分に楽しめ、新潟の魅力を一度に満喫できます。
温泉施設も充実しており、全国有名温泉の湯を再現した「全国温泉湯めぐり風呂」や、海の香りが漂う展望露天風呂など、何度も入りたくなるお風呂がそろいます。
「食べる・くつろぐ・遊ぶ」をテーマに、道の駅の枠を超えた体験ができるスポットです。
3.究極の道の駅!? 手ぶらキャンプも楽しめる超高品質駅
道の駅 国上(燕市) 
全国に約1,200ある道の駅のなかでも、トップレベルのクオリティを誇るのがこちら。2022年夏のリニューアル以降、施設の充実度が大きく向上しました。
入口では軽トラックを陳列棚に見立てた直売が出迎え、新潟らしいお米や米菓、日本酒がずらり。さらに燕市らしく、キャンプ用品も豊富に並びます。
圧巻なのは道の駅裏の休憩エリア。冬は足湯、夏は冷たい足水を楽しめるほか、開放感あふれるスペースでのんびり過ごせます。
キャンプ用品の聖地・燕三条エリアらしく、デイキャンプエリアも完備。手ぶらでも気軽にキャンプ体験ができる、まさに“究極の道の駅”です。
4. 道の駅で宝探し!? 日本海のお宝に出会えるかも
道の駅 親不知ピアパーク(糸魚川市)
こちらも日本海が目の前に広がる道の駅ですが、最大の特徴は海岸で翡翠(ヒスイ)が採れること。新緑色の半透明な宝石が、自然のなかに存在するという驚きの体験ができます。
もちろん簡単に見つかるわけではありませんが、道の駅には世界最大級・国指定天然記念物の翡翠原石(102トン)が展示されており、その迫力を間近で体感できます。
翡翠探しのあとは、海を望むレストランで食事を。
季節ごとに変わるおすすめメニューも魅力で、秋のイクラ丼はまさに宝石級。
時期によっては、見た目のインパクト抜群の甘エビ丼が登場することもあり、何度でも訪れたくなる道の駅です。
5. 超レア体験!阿賀野川を川下りできる道の駅
道の駅 阿賀の里(阿賀町)
道の駅「阿賀の里」では、全国的にも珍しい阿賀野川ライン舟下りを体験できます。
道の駅に遊覧船の発着場があるケースは非常に希少で、それだけでも訪れる価値は十分です。
物産館では、町の名産である日本酒「麒麟山」や、新潟県酪農発祥の地で生まれた「安田牛乳」、さらに珍しいメダカの佃煮などを販売。
お食事処では、新潟のおいしいお米を使った握りたてのおにぎりが味わえます。船内に持ち込んで、川下りを楽しみながら食べるのもおすすめです。
“景色、食事、そして体験も楽しめる新潟県の道の駅
新潟県の道の駅は、日本海の絶景、温泉、アウトドア、グルメ、そしてここでしかできない体験がそろった場所ばかり。立ち寄りスポットにとどまらず、道の駅そのものが旅の目的地になる魅力があります。
次の休暇は、ぜひ新潟県へ。道の駅を巡るドライブで、まだ知らない新潟の奥深さに出会ってみてください。
この記事のタグ
この記事を書いた人
拝啓、道の駅から(だんぺいとスーザン)
道の駅を心から愛し、その魅力を発信し続ける二人組YouTuber。これまでに全国約800か所の道の駅を巡り歩いた“究極の道の駅マニア”として知られる。道の駅とのコラボメニュー開発やイベント出演、記事執筆など活動は多岐にわたり、『田舎暮らしの本』主催【道の駅大賞2025】の審査員も務めている。
Twitter:@https://twitter.com/haikei_michi
Instagram:@https://www.instagram.com/haikei_michi/
Website:UC0DLsBp2gcKoWyB9GS69pHA
田舎暮らしの記事をシェアする



































