農業YouTuber黒壁の「誰でも手軽に家庭菜園」vol.25
YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営する黒壁勇人(くろかべ・はやと)さんが、誰でも気軽に家庭菜園を楽しめる方法をまるっとレクチャーする本連載。第25回のテーマは「2月に植えられる野菜」。
「2月は寒いから何もできない」と思っていませんか? 実は2月から動いた人と何もしなかった人では、春のスタートが大きく変わります。
CONTENTS
スタート時期で差がつく! 2月の家庭菜園
まだまだ寒い2月。
「2月の家庭菜園って、何を植えたらいいの?」と迷う人も多いですよね。
雪が積もっている地域の方なら、なおさら「本当に植えられるの?」と思うかもしれません。
でも実は、2月から少しずつ動き出した人と、何もしなかった人では、春のスタートが大きく変わるんです。
2月の家庭菜園で押さえておくべきポイント
2月は寒いからこそ、やり方を間違えると失敗しやすい時期。だから「何を」「どう始めるか」を、しっかり押さえておくことが大切です。
ポイントは大きく2つあります。
ポイント① 寒さに強い野菜を選ぶこと
寒さに強い野菜を選ぶ。これだけで、2月の家庭菜園の成功率はぐっと上がります。
2月は、種をまいて、春に植える苗を育てる準備の時期。いま無理にたくさん植える必要はありません。
ポイント② 住んでいる地域に合わせて育てる場所を考える
同じ2月でも、九州と北海道では気温がまったく違います。
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九州南部などの暖地 → 外で種まきOK
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関東〜関西の中間地 → トンネルや不織布で保温
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北海道〜東北の寒冷地 → 室内で種まきが安心
僕の住んでいる北海道は、2月はまだしっかり雪が積もっています。外ではほとんど何もできません。
でも、そんな地域の人にもぜひやってほしいのが「室内での種まき」と「じゃがいもの芽出し」です。
部屋の中なら温度が確保できるので、春の苗植えにちゃんと間に合います。じゃがいもは、植える前に芽を出しておくと、春に芽がそろいやすくなりますよ。
2月に植えられる野菜 一挙紹介!
ここからは、2月に始めやすい野菜を3つのグループに分けて紹介します。
グループ①|外でそのまま始めやすい野菜
寒さに強く、直まきOK。プランターでも育てやすい野菜たちです。
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小松菜
初心者向けで、とにかく育てやすい、失敗しにくい野菜。 -
ベビーリーフ
発芽まで毎日水やりをすること。霧吹きで十分。 -
ラディッシュ
約20日で収穫でき、早く成功体験が得られる。 -
ほうれん草
寒さに強い。発芽まで土を乾かさないこと。 -
水菜
プランター向きで扱いやすい。 -
春菊
香りが強く、鍋に入れてもおいしい。 -
チンゲン菜
成長が早く、初心者向け。 -
かぶ
種まきから50〜60日で収穫できる。 -
にんじん
ミニサイズがおすすめ。発芽までは乾燥厳禁。 -
葉ねぎ
何度も収穫できて便利。 -
パセリ
一度植えると長く収穫できる。 -
ハーブ類
ミント、タイム、オレガノ、チャイブなどが多様な料理に使えておすすめ。
特に小松菜・ベビーリーフ・ラディッシュは、初心者におすすめです。
グループ②|外だけど保温が必要な野菜
寒さ対策として、ビニールトンネルや黒マルチでの保温が必要な野菜です。保温とは、ビニールトンネルや黒マルチで土を温めること。
種からでも苗からでも育てられますが、忙しい人や初心者は、苗から育てる方が圧倒的にラクなのでおすすめです。
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レタス
苗から育てるとラク。保温すれば2月スタートでもOK。 -
サニーレタス
外葉を収穫すれば長く楽しめる。 -
キャベツ
苗+保温で春収穫が可能。 -
ブロッコリー
苗を植えて保温すればOK。 -
カリフラワー
ブロッコリーと同じ育て方。 -
えんどう
スナップエンドウ・絹さやは支柱を立てて。 -
そら豆
苗+保温で春収穫。 -
玉ねぎ
今からでも種まき可能。植えている場合は追肥と土寄せ。 -
いちご
苗を植えて春に収穫。
グループ③|室内で種まきする野菜
部屋の中を15~20℃以上に保ち、苗を育てる野菜です。(ピーマン、パプリカ、唐辛子は25~30℃の温度が必要)
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トマト
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ミニトマト(初心者におすすめ)
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ナス
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ピーマン
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パプリカ
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唐辛子
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バジル
リビングなど、暖かい部屋で育てましょう。ポイントは発芽まで土を乾かさないこと。毎日霧吹きで水やりしてください。
迷ったら、まずはここから!
迷ったら、グループ①の初心者向け野菜を選びましょう。たとえば、
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小松菜
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ラディッシュ
この2つだけでも十分です。頑張りすぎなくていい。小さく始めて成功を積むことが、家庭菜園初心者には本当に大事!
地域別|2月に始める野菜とやるべきこと
暖地(九州南部など)
グループ①・②が栽培可能。
小松菜やラディッシュを外で種まきし、余裕があればレタス苗を保温してスタート。
中間地(関東〜関西)
グループ②が中心。
グループ①も保温すればOK。
ほうれん草は直まき+不織布で保温がおすすめ。
寒冷地(北海道〜東北)
グループ③がメイン。
室内でミニトマトの種まきをしながら、春の畑づくり・土づくりの計画を立てましょう。
まとめ|2月は家庭菜園の「仕込みの月」
① 育てる野菜を2つに絞る
② どこで育てるか(外・保温・室内)を決める
この2つだけでOK!
2月は家庭菜園の「仕込みの月」。ここで動くかどうかで、春に差がつきます。まずは小さく始めて、春の「できた!」を一緒に迎えましょう。
写真提供:YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」
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この記事を書いた人
黒壁勇人(農業YouTuber)
黒壁勇人(くろかべ・はやと) 登録者数8.7万人のYouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営。 より多くに人に農業の魅力を知って欲しいと、YouTubeチャンネルでは、家庭菜園から野菜の植え方・育て方、そのコツまで誰でも簡単に農業を楽しめる方法を初心者にもわかりやすく紹介している。
Instagram:@kurokabe_farm
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