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田舎暮らしの本 12月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 12月号

11月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR岡山県

食べ物がおいしい、温暖な気候の岡山県へ、テレワークで移住【岡山県久米南町】

晴れの日が多く、過ごしやすい岡山県。豊かな自然の一方で便利さもあり、いくつもの選択肢の中から理想の暮らしを選べます。そんな岡山へ移住した人をご紹介します。今回は、コロナ禍のテレワークをきっかけに移住を決めたご家族を紹介します。あなたも岡山で暮らしてみませんか。

掲載:2021年11月号

池田さん家族。左から裕之(のぶゆき)さん、次男の諒平(りょうへい)くん(小学校2年生)、恵(めぐみ)さん、長男の誠之介(せいのすけ)くん(中学校1年生)。家の庭からの景色もお気に入りで、いつかは露天風呂をつくってみたいという。

 

コロナ禍のテレワークで田舎暮らしを決意

 岡山県のほぼ中央、吉備高原の一部をなす久米南町。「日本の棚田百選」に選ばれた2カ所の棚田があり、美しい田園風景が広がる。町の南部にある山手(やまて)地区では丘陵地を利用したブドウの栽培が盛んだ。この地区へ千葉県船橋市から家族と移住したのが池田裕之さん(45歳)だ。

「初めての緊急事態宣言が出た2020年4月に、仕事はテレワークでできると確信し、漠然とした憧れだった田舎暮らしを具体的に考えはじめました」

 子どもたちが「ツリーハウスをつくってみたい」と自然豊かな環境に興味を示していたこともあり、移住先として思い浮かんだのが「食べ物がおいしい、災害が少ない、温暖な気候」と好印象を持っていた岡山県だ。

 じつは県内の別の町を考えていたものの、その近くで崩落があり白紙に。

「移住相談したことがあった久米南町に連絡すると、すぐに地域づくり団体『コンシーデレ山手』を紹介いただきました」

 コンシーデレ山手は、住民参加の夏祭り、古民家や空き家の活用などで、山手地区の移住定住促進に取り組んでいる団体。この団体の主催で、地区の人びとが集まったオンライン交流会を池田さん家族のために開催してくれ、移住を決意した。

 久米南町に到着したのは、年の瀬迫る20年12月30日。「まるで運命の歯車に導かれた感じでしたね」と裕之さん。

 妻の恵さん(46歳)は、もう少しで小学校を卒業する長男の制服が気がかりだったが、前述のオンライン交流会で同級生になる子のお母さんがすぐに制服を調達してくれた。「何か困ったことがあっても、みんなが助けてくれる」という地域のつながりは、移住に際し大きな安心感になり、それは今でも続いている。

築70年以上の古民家を購入。「新品より、暮らしの中で使われていたものが好きですね」と恵さん。

裕之さんの仕事は建築物の鉄骨施工図の作図。LINEや電話を使い作業するため、千葉にいたときと変わらないという。

自宅の修繕も移住で生まれた楽しみ。暮らしやすいように裕之さんが少しずつ手を入れている。

移住希望者をサポートするコンシーデレ山手の代表・山本祐一さん(中央)と池田さん夫妻。今では、すっかり名前で呼び合う仲だ。

地区の活動に参加。将来は移住者受け入れも

「就農移住者が多い地区ですが、私たちは就農で移住していない分、積極的に地域の人と交流するように心がけています。地元の方の〝地域を守りたい〞という熱い気持ちがすごく響いてきますね」と話す裕之さんは、移住後に人生初の消防団に入った。もちろん、コンシーデレ山手の活動にも参加している。

 また、工場の仕事をする恵さんは、春から秋は果樹園でも働いている。「女性が活躍できる果樹園のお手伝いが、いくらでもあります(笑)。家のことが終わってからできるのもうれしいですね」とほほ笑む。本業以外の地域での活動は、恵さん自身の活力にもなっているようだ。

 家族全員の理想「自然の中の暮らし」を手に入れた池田さん家族には、久米南町で新たな理想が芽生えた。

「ゲストハウスをつくり、友人や移住希望者が泊まれるようにしたいですね」

庭でのバーベキューは池田家の楽しみ。ジビエや野草など自然の恵みが並ぶ。ときにはここから雲海が見えるという。

自宅から歩いて行ける山手ダムは、釣りも楽しめるスポット。

毎朝、ブドウ畑の横の道を歩いて子どもたちをバス停まで送るのが夫妻の日課。「生徒数が少ない分、友達もすぐにできたようです」。

岡山県久米南町(くめなんちょう)

岡山県の中央部、岡山市の北部に隣接し、人口は約4600人。標高は100~500mと高低差があるものの、比較的気候は温暖で稲作などの農業が盛ん。特に特産品のブドウは研修体制が確立し、新規就農者が多い。「日本の棚田百選」に選ばれた棚田を2カ所有する。川柳のまちでもある。
〈アクセス〉
・岡山駅から津山線で約50分
・岡山桃太郎空港から車で約40分
・大阪から車で約3時間

「日本の棚田百選」に選ばれた北庄(きたしょう)棚田。88haと日本一の面積を誇り、その風景はまさに絶景。

町の中心を走るJR津山線は、裕之さんもお気に入り。四季々の沿線の景色が楽しめる。

久米南町の移住支援

空き家バンク制度で家を紹介するほか、「空き家活用促進事業補助金(改修費用もしくは購入費用の最大40%を補助)」、「若者住宅補助金(一方が40歳未満の既婚者や55歳未満の新規就農者などが対象)」、「民間賃貸住宅家賃助成金」なども用意されている。また、18歳までの医療費無料、保育園の入園料軽減など、子育て支援にも力を入れている。

お問い合わせ:久米南町産業振興課 ☎086-728-2134

「久米南町 移住ノススメ」https://www.town.kumenan.lg.jp/iju/

 

岡山県への移住のお問い合わせは https://www.okayama-iju.jp/

記事でご紹介の池田さんも参加!
「暮らしJUICY!岡山県」フェア
よくよく調べたら、岡山県意外と総合点が高く、暮らすにちょうど良い
11月7日(日) 11:00~16:00 ※16:00~19:00はオンライン相談を実施

会場/東京交通会館12階 カトレアサロンA(東京都千代田区有楽町2-10-1)

【セミナー】 オンライン、リアルと同時開催
当記事で紹介した池田さんが出演するほか、さまざまなジャンルの先輩移住者から体験談を聞くことができます。
【移住相談ブース】 17市町村、7団体が参加!

リアル会場/11:00~16:00 オンライン/16:00~19:00
◎来場者アンケートにご回答いただいた方へプレゼント抽選会を実施!
詳しくはこちらを参照⇒https://www.okayama-iju.jp/ijuseminar/117.html

※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、オンライン開催になる場合がございます。

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