国内外から著名アーティストが集結し、まちをアート一色に染め上げる国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が11月24日(日)まで開催中。岡山県を舞台に開催されるのは今回が初めてで、会期中はアートや食・歴史・文化にちなんだ岡山県全体を盛り上げる多彩なコンテンツも用意されています。
豊かな自然の中で、五感を刺激するアートやグルメを堪能できる国際芸術祭は必見。今回はその内容を詳しくお届けします。
CONTENTS
森の芸術祭 晴れの国・岡山の見どころ
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」は岡山県北部の12市町村を舞台に開催されます。参加アーティストは国外18名、国内:25名(岡山6名)で12の国と地域 42組 43名。国内からは森山未來、蜷川実花、坂本龍一と高谷史郎ら著名アーティストの作品がズラリ。
海外からは、石川県の「金沢21世紀美術館」でも有名な『スイミング・プール』を手掛けた、レアンドロ・エルリッヒも参加しています。
会場は6エリアに分かれており、「津山/津山城周辺エリア」「津山/グリーンヒルズ津山エリア」「奈義/奈義町現代美術館周辺エリア」「新見/満奇洞・井倉洞エリア」「真庭/蒜山エリア」「鏡野/奥津エリア」に、魅力あふれる作品が設置されます。
城下町として栄えた津山市の歴史あるまち並みや、一級河川高梁川の源流に位置し、清らかな水と自然豊かな新見市、広大な牧草地が広がる蒜山地域など、岡山県の雄大な自然や歴史、文化といった地域の特色に触れながらアートを楽しむことができます。
■森の芸術祭 晴れの国・岡山 公式サイト:https://forestartfest-okayama.jp/
森の芸術祭特製「森のいろどりパフェ」で穏やかな気候で育まれる岡山のフルーツを堪能
アートはもちろん、グルメも見逃せません。岡山県美咲町出身のパティシエ・鈴鹿成年氏が手掛ける森の芸術祭「特製パフェ」も必食です。温暖で穏やかな気候が特徴の岡山県では、ぶどうや梨などフルーツの生産が盛ん。会期中はそんな新鮮フルーツをアートのように美しくあしらった「森のいろどりパフェ」が登場します!
自然・アート・グルメを満喫するコンテンツが目白押しの「おかやまハレいろキャンペーン2024
芸術祭の開催に合わせ、岡山県では、まち全体を盛り上げる「おかやまハレいろキャンペーン2024」も開催中。アートや食、歴史、文化を楽しめる多彩なコンテンツが用意されています。
岡山を味わう!ぶどう狩りやワインツーリズムも
“くだもの王国”とも称される岡山県では、温暖な気候を生かし、古くからぶどうの生産を盛んに行っているのだとか。果物の女王と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアをはじめ、岡山県が誇るぶどうを存分に楽しめる企画も多数用意されています。
なかでも、新たに実施される「ワインツーリズム」は必見。ワイナリー見学やぶどう収穫体験、試飲やテロワールセミナーを堪能しながら、岡山県産ワインに触れることができるといいます。
このほか、JR岡山駅と農園を結ぶ「シャインマスカット狩りバス」の運行や、「岡山県の『農』と『食』を味わうバスツアー」など、旬のフルーツを存分に楽しめるコンテンツも要チェックです。
岡山の夜を楽しむ ~幻想的な空間で映え写真を~
岡山後楽園で「秋の幻想庭園」や岡山城で「烏城灯源郷」などのライトアップイベントを開催。蒜山高原では開放的な夜空を堪能できる「蒜山スペシャルナイト」、ミステリアスな夜のミュージアムを巡りながら謎解きを楽しむ「大原美術館×倉敷考古館ミステリーツアーナイトバージョン」など、ユニークな企画も。朝から晩まで、見どころ満載です。
歴史文化に触れる
桃太郎伝説が生まれた吉備路エリアを巡る「吉備ロマン無料循環バス」や備前長船刀剣博物館での国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」の特別公開など、歴史好き必見のコンテンツも用意されています。
■おかやまハレいろキャンペーン特設サイト:https://www.okayama-kanko.jp/cp/
観光列車で快適便利に芸術祭を楽しもう
芸術祭に合わせ、快適に便利に岡山県を満喫できる観光列車も運行します。週末を中心に運行する観光列車「SAKU美SAKU楽」は車内限定の食事を楽しみながら、津山線沿線のお土産と車内アテンダントの案内で地元の魅力を存分に感じながら岡山~津山間の列車旅を楽しめます。
観光列車「La Malle de Bois」はJR岡山駅を拠点に週末・祝日を中心に週ごとに異なる4方面へ運行。特別企画として芸術祭会期中の11月限定で、岡山~新見間を「ラ・マル やまなみ」が運行します。
山陰本線の新下関駅から東萩駅を運行する観光列車「〇〇のはなし」が、期間限定で伯備線 岡山~新見間で運転。車内は、1号車が「西洋が憧れる日本」和風、2号車が「西洋に憧れた日本」洋風をコンセプトにした別々の洗練されたデザインとなっており、さまざまな「はなし」で乗客をもてなしてくれます。
芸術祭の期間中にしか運行しない特別な体験ができる観光列車もあるのでこれはぜひ乗ってみたいところです!
芸術祭の機会に、まるっと岡山県を大満喫
岡山県の特色を存分に生かし、地域とアートが融合したここでしかできない体験ができる国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」。岡山県での開催は初とあって、地域全体を盛り上げようと魅力的なコンテンツがたくさん用意されています。
雄大な自然、グルメ、歴史、文化…岡山県の魅力がギュッと詰め込まれた約2カ月間の催しは、見逃せません。この秋は岡山県に足を運んでみてはいかがでしょうか。
<国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」概要>
・会期:2024年9月28日(土)~11月24日(日)
・開催エリア:岡山県内の12市町村(津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、⻄粟倉村、久米南町、美咲町)
・アート作品設置市町村 :津山市、新見市、真庭市、鏡野町、奈義町
・アートディレクター:長谷川祐子
・参加アーティスト:タレク・アトゥイ、パオラ・べザーナ、ビアンカ・ボンディ、サンドラ・シント、ソフィア・クレスポ、江見正暢、レアンドロ・エルリッヒ、ルシーラ・グラディン、東勝吉、東山詩織、AKI INOMATA、磯崎新、ウメッシュ・P・K、片桐功敦、加藤萌、川島秀明、川内倫子、キムスージャ 、甲田千晴、ジェンチョン・リョウ、マイケル・リン、森夕香、森山未來、難波香久三、エルネスト・ネト、蜷川実花with EiM、太田三郎、スミッタ・G・S、坂本龍一+高谷史郎、アンリ・サラ、妹島和世、志村信裕、ムハンナド・ショノ、染谷悠子、杉浦慶侘、立石従寛、リクリット・ティラヴァニ、上田義彦、アシム・ワキフ、八木夕菜、ジャコモ・ザガネッリ、鈴鹿成年
・主催:「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会
・公式HP:https://forestartfest-okayama.jp/
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
田舎暮らしの本編集部
日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!
Twitter:@inakagurashiweb
Instagram:@inakagurashinohon
Website:https://inakagurashiweb.com/
田舎暮らしの記事をシェアする