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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月3日(月)
890円(税込)

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雪深い【新潟県】で身も心も温める! 漁師町の鍋は栄養たっぷり

新潟といえば、「米どころ」「酒どころ」として知られるが、豊かな自然に育まれた素材を使った鍋も忘れてはならない。地域によってオススメは様々だが、今回は佐渡市と糸魚川市の名物鍋を紹介する。

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掲載:2025年1月号
※この記事は1月号をもとに加筆しています。

佐渡島の漁師料理、豪快に味わうタラ汁【新潟県】

佐渡島の漁師漁師。豪快に味わうタラ汁(新潟県)

 世界文化遺産にも登録された佐渡金山とともに繁栄した佐渡島。島では多種多様な農林産物がつくられるだけでなく、沖合でぶつかり合う暖流と寒流の影響を受けて水産物にも恵まれている。日本海でスケソウダラ漁も盛んに行われていた。

 タラ汁は、ブツ切りにしたスケソウダラをネギ、味噌と煮込んだ漁師料理。冬の寒い日に食べることが多い。プルプルした身が多いスケソウダラの顔部分も一緒に入れてつくることもあるので、肌ケアが気になる女性にはうれしいかも。

ブツ切りにしたスケソウダラをネギ、味噌と煮込んだタラ汁(新潟県)

コラーゲンたっぷり!「あんこう鍋」は糸魚川市の郷土料理【新潟県】

コラーゲンたっぷり!「あんこう鍋」。糸魚川市の郷土料理(新潟県)

「西のフグ、東のあんこう」と並び称される糸魚川(いといがわ)を代表する冬の味覚あんこう。あんこうといえば高級魚だが、糸魚川では古くから冬の郷土料理として家庭の食卓に並んでいた馴染み深い大衆魚だ。

 糸魚川の海は、北アルプスの2000m級の山々が一気に深い海溝へとなだれ込む急峻な地形で、冬の日本海の荒波に揉まれながらたくましいあんこうが育つ。身や肝、皮などの「七つ道具」と呼ばれる各部位はそれぞれに違う味わいがあり、捨てるところがない。

 鍋は、身、肝、皮などあんこうの各部位を使い、身にはコラーゲンたっぷり。白菜やネギとの相性も抜群で、味付けは、醤油や味噌など好みの調味料でいただく。スープに肝を溶かして食べると濃厚になる。

↓「糸魚川荒波あんこうフェア」2025年3月23日(日)まで開催
http://nunagawa.ne.jp/ankou/index.html

 


 冬が旬の魚介類を使った郷土鍋。一般家庭ではなかなかお目にかかれない鍋だけに、現地を訪れて味わえば、おいしさもひとしお。どちらも日本酒と相性抜群なので、新潟の地酒と合わせて味わってみては。

文/横澤寛子

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