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田舎暮らしの本 10月号

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田舎暮らしの本 10月号

9月3日(水)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

【「無印良品の家」特集】「無印良品の家」で叶えた理想の暮らし

「MUJI HOUSE」が展開する住宅ブランド「無印良品の家」。田舎暮らしにもフィットする3タイプの家の魅力と、そこでの暮らしについてご紹介します。

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掲載:2025年9月号

多様な個性や事情に合うから、移住先の家としても

大自然をリビングにすることも容易な「陽の家」/無印良品の家・MUJI HOUSE
大きなウッドデッキに焚き火スペース。ウッドデッキは敷地や暮らし方に合わせて、自由に設計できる。大自然をリビングにすることも容易な「陽の家」。

 衣服や生活雑貨、食品など、シンプルかつ品質がよく求めやすい価格で人気の無印良品。「これがいい」と強く思わせる商品ではなく、「これでいい」と広い顧客層が納得する「基本」と「普遍」を大切にした商品開発を続けている。どのアイテムもさまざまなライフスタイルにフィットする使い勝手のよさが特徴だ。

 そんな無印良品のコンセプトを住宅にも反映したのが「無印良品の家」。暮らしやすさや住宅性能の高さ、デザインなどが評判になっているが、田舎暮らしの希望者にも見逃せないところがある。

 例えば、日々の暮らしに家の外の環境や雰囲気を取り込めるポテンシャルが、家の設計や間取りにあること。恵まれた自然や魅力的な町並みがある移住先を見つけた人は、選択肢に入れて間違いない家だ。

 また、省エネ性能や、安心して長く住める耐久性など、現代に生きる人が避けて通れないサステナブルな暮らしを見据えた家でもある。自然との調和を求める気持ちに応えてくれる家だからこそ、田舎暮らしにもちょうどよくマッチしてくれるはずだ。

大きな空間を家族のステージに合わせて好みの間取りに変えやすい「木の家」/無印良品の家・MUJI HOUSE
大きな空間を家族のステージに合わせて好みの間取りに変えやすい「木の家」。

 

「無印良品の家」ってどんな家?

  第一印象は「シンプルなデザインの家」だが、これは「永く使える、変えられる」という基本性能を追求した結果。室内には余計な間仕切りが少ない。広い畳の間を襖で仕切って多目的に使う日本家屋の知恵にならうことで、暮らしに応じて「変えられる」家になっている。また、耐震性など住宅性能を高めて「永く使える」を実現している。

まずは情報収集を!

 「無印良品の家」のホームページのチェックから始め、モデルハウスの見学会や家づくり相談会、入居者宅見学会を利用して、マイホームを具体的にイメージしていこう。このとき頼りになるのがモデルハウスにいる「インフィルコーディネーター」。「無印良品の家」に込められたストーリーを伝え、理想の家に向けてさまざまなサポートをしてくれる専門スタッフだ。家づくりにあたって大きな悩みである「土地探し」と「資金計画」についても相談できる、頼もしい存在だ。
https://www.muji.net/ie/

「無印良品の家」のことならインフィルコーディネーターにおまかせください!/無印良品の家・MUJI HOUSE
「無印良品の家」のことならインフィルコーディネーターにおまかせください!

家のことだけでなく土地探しから資金計画までサポート/無印良品の家・MUJI HOUSE
家のことだけでなく土地探しから資金計画までサポート。

施主のライフスタイルをもとに、空間のアレンジをお手伝い/無印良品の家・MUJI HOUSE
施主のライフスタイルをもとに、空間のアレンジをお手伝い。

 

環境やスタイルから選べる3タイプの「無印良品の家」

 家族構成、周辺環境、趣味やライフスタイルなど、さまざまな人生のステージや個性、暮らしを受け止めるべく、無印良品は4タイプの家を提案している。このうち読者向けに3つをセレクトしてみた。子どもの成長を見守る、第二の人生の舞台、ペット、自然との調和など、あなたが暮らしで大切にしたいことにふさわしい家がこのなかに、きっとあるはずだ。

 どれも個性あるデザインだがシンプル。無印良品は「いつでも誰にでもどこででも、ずっと快適で暮らしやすい家」 であるよう、いわば「空っぽの器」をコンセプトにしている。この器のなかで自由に望む暮らしを実現していくのだ。

陽の家

周りの環境と仲良くなれる家。リビングに設けられた大きな開口窓からは、デッキと室内の床の段差がないため、窓を介してリビングからウッドデッキ、周辺環境へと、景色が連続的につながっていく。屋外の開放感も室内に取り込める平屋だ。開口窓は壁の中に引き込めるので、開け放てば庭も自然もリビング空間になる。

陽の家/無印良品の家・MUJI HOUSE
【担当者より。こんな人にオススメ!】
「外と内との境目がグラデーションになる空間が特徴です。ご夫婦でセカンドライフ、二拠点生活、自然との調和を楽しみたい方などにオススメです。平屋なので室内移動を妨げるものが少なく、老後を見据えて選ぶ方も」(「無印良品の家」名古屋店 店長 高橋一輝さん・以下同)

窓の家

住む人に外とつながる自由を。心に従うままに窓を設けてもらい、屋外で移り変わる四季を絵画のように切り取ってもらう。部屋の中の壁をくりぬいた窓もつくれる。光や風景が、そして屋内の窓を通じて感じる互いの存在が、家族の記憶になっていく。窓には目立つフレームがなく、部屋の雰囲気は美術館のようでもある。

窓の家/無印良品の家・MUJI HOUSE
【担当者より。こんな人にオススメ!】
「都市部にも向いています。窓の数や位置に自由度があるので、家の向きや光が入る方向も自由に決められ、土地に合わせやすい。デザインにこだわる方にも人気です。趣味のものを展示できるようカスタマイズする方もいます」

木の家

内部は、吹き抜けを中心に室内がゆるくつながる一室空間。空間を自由に変えられるという理由から、個室をつくらないオーナーも多い。子どもの成長など変化する家族の姿に応じ、間仕切り壁でその時々に適した間取りをつくっていける。深い軒と大きな窓は、景色を取り込み、入射光をコントロールして、心地よい住環境をもたらす。

木の家/無印良品の家・MUJI HOUSE
【担当者より。こんな人にオススメ!】
「光や心地よい風、景色を届ける大きな窓、吹き抜けがあるリビングと、爽快な開放感がある2階建てで、子育て期から定年以降まで永く暮らせる家です。3階建てや平屋も可能です。立地は都市でも郊外でもいいですね」

 

「無印良品の家」5つの特徴

①快適性

土地に最適な家で、夏も冬も過ごしやすく
壁は外張り断熱と充填断熱の長所を兼ね備えたダブル断熱工法。暑さ寒さの原因になる窓には、アルミと樹脂を組み合わせた断熱サッシとトリプルガラスを使っている。その結果、標準仕様で断熱性能等級(7段階)で6を、一次エネルギー消費量も最高ランクの等級6を達成。また、その土地に最適な家を建てるために独自の室内環境シミュレーション「+AIR(プラスエアー)」を導入。気象庁のデータと連携し、設計段階で室内環境を視覚的に確認している。

②耐震性

最高の耐震等級を設計基準に
構造計算で部材1本、接合部1カ所ごとに細かく検証し、東日本大震災や阪神・淡路大震災クラスの大地震でも倒壊することはない耐震性を誇る。計算を可能にするために、木材は品質にばらつきが少なく、無垢材の1.6倍の強度を持つ集成材を使用。集成材をより強固に接続する、特殊な接合金物を用いた建築工法「SE構法」を採用。標準仕様の家でも耐震等級3(最高等級で消防署や警察署と同等の耐震性)をクリア。

③可変性

暮らしの変化に柔軟に対応できる
耐震性を保ちながら構造壁を最小限にできるため、大きな室内空間を実現した無印良品の家。まっさらな状態で、住まい手の「こういう間取りや収納にしてみたい」を待っている。この大空間は、収納家具や建具で自在に仕切ることで、間取りを組み変えられる。基本の天井高が統一されているため、建具はレールさえ設置しておけばどこでも使用可能。リフォーム工事までしなくても、暮らしの変化に対応できる室内空間にできる。

④省エネ性

自然の力を味方につけて、快適な暮らしを
風や太陽の光、熱などの自然の力を活用する住宅の設計思想・手法である「パッシブデザイン」を採用している。深い軒やインナーバルコニーなどにより、夏は日差しを遮り、冬には暖かな日差しを取り込む。昼の光を効果的に取り入れることで、人工照明の利用減少にも貢献。建物本体の断熱性能・気密性能との相乗効果で、開放的な空間であっても室温を一定に保ち、高い冷暖房効率を実現する。

⑤メンテナンス性

次の住まい手へも、家の価値をそのままに
家の引き渡し時には全棟にシリアルプレートを取り付け、住宅の品質を個別に管理。家の完成後10年間で合計5回の定期点検保証により、故障や不具合、修理のサポートをしている。メンテナンスが容易になるよう、点検・清掃・修理しやすい構造や仕組みを採用。次の住まい手へ再販しやすいことも「無印良品の家」の特徴のひとつ。普遍的なデザインやシンプルな仕様、高い耐久性などにより、経年による価値の低減は少ないとされている。

 

文/大村嘉正 写真提供/無印良品の家・MUJI HOUSE(撮影/加藤晋平)

 

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