掲載:2022年1月号
荒波寄せる雨晴(あまはらし)海岸と黄色い灯標
晴れた日には富山湾越しに3000m級の立山連峰を望む雨晴海岸は、『万葉集』にも詠まれた名勝地。源義経が弁慶の持ち上げた岩の下で雨宿りした伝説からその名がついた。
一気に冷え込んだ朝、立山連峰は見えず、日本海にレンズを向けた。
岩で組まれた突堤に荒い波が打ち寄せる。
その先に立つすらりとした灯標に、海鳥が1羽止まっていた。
ずっと繰り返されてきた海の風景がそこにあった。
お問い合わせ:(公社)高岡市観光協会 ☎0766-20-1547
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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