田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 1月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 1月号

12月3日(火)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR徳島県

地域を盛り上げて、自分も成長!「地域おこし協力隊」の徳島暮らしリポート【徳島県鳴門市&吉野川市】

阿波おどりやお遍路、鳴門海峡の渦潮などで知られる徳島県。海・山・川がある雄大な自然と、個性豊かな歴史・文化が残る徳島県を盛り上げようと、県内の市町村では多くの地域おこし協力隊が活動中です。2つの市で活躍する協力隊員の活動と、地域のオススメスポットをリポートします。

【鳴門市の地域おこし協力隊を紹介!】
釣り好きな2人はなんとミュージカル俳優!
歌や演技を通して子どもたちの心を動かす

高橋さんと和田さんのお気に入りの釣り場「ウチノ海」に浮かぶ筏にて。ミュージカル俳優の2人が立つと水上舞台のよう。

高橋真冬さん27歳
愛知県出身。愛媛県東温市にある「坊っちゃん劇場」をはじめ、数多くのミュージカルに出演。ミュージカルの脚本や振付、作曲、編曲なども行っている。2020年4月に鳴門市地域おこし協力隊に着任。
和田一詩さん27歳
愛知県出身。高校卒業後「劇団四季」へ入団、『ライオンキング』など多くの舞台に出演。2015年にフリーに転身、2018年には四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスで投手になるなど、その経歴は異才を放つ。高橋さんと同時期に鳴門市地域おこし協力隊に着任。

ミュージカルで地域おこし

 地域おこし協力隊の活動としては異色の「演劇」がある鳴門市。それを担うミュージカル俳優の和田一詩さんと高橋真冬さんは、2人が創作したミュージカルの上演やミュージカルスクールの運営などをしている。出演者やスクールの生徒は、主に高校生以下の子どもたち。演技を通じて、コミュニケーション能力や表現力の向上が期待できるという。

 「ミュージカルには、ダンスや歌、お芝居など、さまざまな要素がある」と和田さん。

 「だから心が動くきっかけが多いし、熱中できることに出合うチャンスもあります」

 その結果、子どもたちには自信が芽生え、人間関係の構築についても学べると高橋さん。

 「それが、人生をさらに一歩踏み出すことにつながっていくのだと思います」

2022年の2月に開催されたオリジナルミュージカル『オズの魔法使い~渦潮の旅路~』より。高橋真冬さんが脚本、演出、振付を、和田一詩さんが作詞、演技・歌唱指導をした。(画像提供/和田一詩さん)

 

ミュージカルとは全く別の分野でも

 この2人、じつは釣りキチ。そして、鳴門には恵まれた釣り環境がある。2人は、大好きな釣りでの観光振興や自然教育のプロジェクトも始めている。

 和田さんと高橋さんが届けたいのは、ミュージカルでの自己表現、そして、釣りを通じての自然体験。子どもたちの心と体の健やかな成長をサポートできればという2人の願いは、鳴門であれば実現できそうだ。

釣り好きの高橋さんと和田さんにとって鳴門市も含め徳島県は天国! 「魚がすごくおいしい」とのこと。(画像提供/和田一詩さん)

釣りのとき、いつもお世話になっている「藤本水産」の藤本さんと。渡船に乗って、筏へと向かう。

釣り用の筏が多数浮かぶウチノ海。波も穏やかなので、ファミリーでの筏釣りもオススメだ。

釣りを通じて、海洋ゴミのことなど、地域の人たちとともに環境問題についても理解を深めていきたいと高橋さん。このオブジェの製作もその活動の一環。

高橋さんと和田さんのお気に入りのお店が「鳴門クルマエビ」。乾誠二さん(中央)は、親の代からクルマエビ養殖業を営む。店頭での販売のほか、ネットでも注文可能だ。

 

【徳島県鳴門市 なるとし
 徳島県の北東端に位置する四国の東玄関。渦潮で有名な鳴門海峡などの景勝地に恵まれ、鳴門鯛、鳴門わかめ、鳴門金時、塩など特産品も多い。人口約5万5000人。大阪方面から高速バスで約2時間。

【鳴門市】移住支援情報

 鳴門市は、四国の東玄関口とも呼ばれ、関西方面へのアクセスが良好。また、渦潮や鳴門金時などの観光・特産品など、多くの地域資源に恵まれており、地価が安く、移住しやすいまちだ。

 鳴門市への移住に興味があり、住居または仕事を探すなどの活動をする人には、お試し滞在助成金もあるので、気軽に移住体験をすることができる。ほかにも各種補助金や、空き家バンク制度もあるので、興味のある人は「鳴門市空き家バンク」で検索を。 

(問)鳴門市商工政策課 ☎088-684-1158

https://www.city.naruto.tokushima.jp/kurashi/ijyu/

潮流時速20km、最大直径20mにも及ぶ鳴門海峡の渦潮。

鳴門金時は鳴門海峡近くの砂地で栽培。高い糖度とホクホクとした食感が特徴だ。

【鳴門市】担当者からのメッセージ

 「鳴門市は、温暖な瀬戸内気候に属し、県内でも降水量は少なく、一年を通して過ごしやすいのが特徴です。また、周囲は海に囲まれ、豊かな観光資源にも恵まれています。そんな魅力あふれる鳴門市へ、ぜひ一度お立ち寄りください」(商工政策課 木村さん)

鳴門市マスコットキャラクター「うずしおくん」

 

 

【吉野川市の地域おこし協力隊を紹介!】
元小学校を活用した宿泊&地域交流の場から
コミュニティの輪を広げる

「春の梅、桜、初夏のホタルと自然豊かな美郷地区が好き」と田岡さん。
田岡若葉さん●28歳
吉野川市出身。大手旅行会社勤務後、Uターン移住で2021年4月に吉野川市地域おこし協力隊に着任。ヒップホップダンスやDJもこなすなど、田舎暮らしの枠にとらわれない女性。とくしま移住コーディネーター。

元小学校で地域おこし

 見上げるような山肌に集落が点在する吉野川市美郷(みさと)地区。この山里での田岡若葉さんの仕事は、閉校した小学校をリノベーションした宿泊交流施設「たねのや」の運営だ。

  幼なじみの上家絵梨華さんと2人で宿を切り盛りし、イベントも活発に企画している。2022年3月に開催した、ワークショップや手づくり雑貨が集う「グリーンフェス」では、2日間で約1600人の来場があった。

一緒に「たねのや」を運営する上家絵梨華さん(右)。彼女も吉野川市にUターンしてきた。「たねのや」のエントランスにて。

元小学校の「たねのや」。懐かしい校舎の雰囲気がうれしい。これはキッズルームで、オルガンや黒板がそのままに。

 

外の世界を知って、あらためて気づく地元のよさ

 これまでにヨーロッパやアジアなどいろんな国を旅し、旅行業界も経験した田岡さん。Uターンして、あらためて地元のよさに気づいたという。

 「美郷地区は、産物や場所など人をひきつけるものが多い。例えばここはホタルが有名ですが、地元の人しか知らない穴場がまだあるなど、魅力的な観光ツアーを開拓できる地域なんです」

 そして、地域の人たちのあたたかさにも驚かされたという。

 「イベント開催についてSNSなどで広くお願いすると、たくさんの人たちが助けてくれます。この吉野川市にはしっかりしたコミュニティがあるので、集まりがすごくいい」

 自分のしたいことをきちんと発信すれば、楽しいことにつながっていくのが吉野川市だと田岡さんはいう。彼女の頑張りが、地域に新たな盛り上がりを創出している。

清流と山々を望む高台にある「たねのや」。体育館もあり、宿泊者は利用可能なので、企業の研修やワーケ―ションの場としてもオススメ。
たねのや https://www.tanenoya.com/

吉野川市美郷地区は古くから梅の栽培が盛ん。ここ天野梅園は、開花時期に観光客が散策できる。

名産品の梅をもっと活用しようと、平成20年に全国初の梅酒特区に認定された美郷地区。5つの酒蔵が梅酒をつくっている。画像は大畠(おおばたけ)酒造にて。
大畠酒造 https://oobatake.com/

田岡さんと「たねのや」をなにかと助けてくれているシェフの濱西さん夫妻。彼らも移住者で、2021年、吉野川市鴨島地区にテイクアウト専門店「トゴデリキッチン」を開店した。
トゴデリキッチン https://www.instagram.com/togo_deli_kitchen/

 

【徳島県吉野川市 よしのがわし
 徳島県北部、四国第2位の大河・吉野川の南岸に位置する。吉野川が運んだ土砂による平野部では農業が、深い山間部では林業が盛ん。徳島市街に近く、商業地や病院など生活関連施設も充実。人口約4万人。大阪方面から高速バスとJR利用で約4時間。

吉野川市は吉野川の中流域南岸に位置している。写真は高越山(こうつさん)と吉野川の風景。

日本フネン市民プラザ(旧吉野川市民プラザ)ではスポーツやフィットネスなどの教室や講座も開催。

【吉野川市】担当者からのメッセージ

「『四国三郎』と呼ばれる美しい清流・吉野川にはぐくまれ、ホタルやツツジの大群生など豊かな自然と都会的な便利さがバランスよく調和しているのが吉野川市の魅力です。また近年、田岡さんが活動する『たねのや』のほか、鴨島町には中心市街地活性化の拠点である『日本フネン市民プラザ』がオープンしました。子どもからお年寄りまで、いろいろな人が集まり、笑顔になれるまち=吉野川市にぜひお越しください!」(市長公室総合戦略係 係長  松村さん)

(問)吉野川市市長公室総合戦略係 ☎0883-22-2203

https://www.city.yoshinogawa.lg.jp/docs/2015030200014/

「吉野川市にお越しいただいて、まずはまちの魅力を体験いただければと思います」(市長公室総合戦略係 係長 松村さん)

 

【徳島県】 担当者からのメッセージ

 「徳島は温暖で暮らしやすいところです。安心して子育てできる環境、元気な高齢者、充実したICT環境、女性の活躍、自然豊かな風景など、徳島ならではの魅力や情報をSNSでキャッチしてください!」

「住んでみんで徳島で!」

Web Page https://tokushima-iju.jp/

Facebook https://www.facebook.com/tokushima.iju/

Twitter  https://twitter.com/tokushima_iju

「徳島ならではのワーケーション『アワーケーション』をはじめ、二拠点居住など、『新しいライフスタイル』を提案しております。興味がある方はぜひご連絡ください」(とくしまぐらし応援課移住交流担当 村松義孝さん)
阿波徳島ならではの「アワーケーション」

 

<お問い合わせ>
徳島県とくしまぐらし応援課 
☎088-621-2089

この記事のタグ

田舎暮らしの記事をシェアする