イラストレーターの時川真一(トキシン)さんは沖縄への移住者。そんなトキシンさんの沖縄県南城市(なんじょうし)での最近の暮らしの様子をつづってもらった。
掲載:2022年4月号
コロナ禍はご近所ぶらり。地元のよさを再発見
「う〜〜ん、絶景!!」
自宅から歩いて30分のところにあるのが国の史跡でもある玉城(たまぐすく)城跡。180mの高台に築かれた城の跡なのだが、ここからの眺めがとても素晴らしい。
沖縄本島の、それも観光ガイドに載るようなエリアに移住してもう11年になるが、地元のことをよく知らないでいた。
釣りやスノーケリングが好きなので海にはよく行くが、いわゆる名所旧跡や観光施設のような場は「そのうち行ってみよう」くらいのノリで、ずっと過ごしてきてしまっていたのだ。
そこでコロナ禍であまり大きな移動もできないなか、そうした場所を意識して動くようにしてみたのだが、いやぁこれがいろいろあって面白い。また、家の近くの散歩程度の範囲を歩いても、多くの野鳥がさえずり、虫たちが飛びまわり、さまざまな植物が生い茂りと自然いっぱいなことに改めて気づかされた。
「なんだか素敵な土地に住んでいるじゃないか〜」
さて、妻よ娘よ、次の週末はどこをぶらぶらしようか。
文・イラスト/時川真一
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