暖かい田舎の300万円以下の家 静岡県沼津市(ぬまづし)①
※掲載している物件は2021年1月上旬の情報です。すでに契約済みの場合があります。
詳しい物件情報はこちらをチェック→太助合同会社
一年を通じて温暖な地域で のんびり田舎暮らしをしたいという人に 300万円以下の売家をピックアップ。
関東近郊や関西の海近物件、 九州北部エリアの温泉が近くにある広びろとした日本家屋などをご紹介します!
掲載:21年3月号
物件リポート
(↑「海好きな人向けのレトロな格安物件です」と太助合同会社の小池祐一郎さん。)
2階から富士山を望む「北伊豆」のノスタルジック物件
伊豆半島の北部にあり、東京から通勤できる立地が魅力の沼津市。
沼津駅から南部には、水深2500㍍と日本一深い湾として知られる駿河湾が広がり、海越しに富士山を望むことができる。
物件は、手つかずの自然が残る三の浦地区にあり、釣りや海水浴も楽しめる。
沼津市データ
静岡県東部に位置する沼津市は、奥駿河湾越しに見る富士山をはじめ、美しい景観が魅力。 新鮮な魚介、温暖な気候と豊かな土壌に育まれるミカンなどの農作物が豊富だ。 沼津駅から東京駅へ東海道新幹線などを利用して約1時間。 |
物件データ
無垢材の柱や床が味わい深い2階建て
お問い合わせ:太助合同会社☎055-900-8319 改修にかかる費用(概算) 現状で把握している限り不要だが、一部畳のたわみがあるため、気になる場合は交換が必要。 また、水回りは問題なく使用されてきたとのことだが、事前点検がオススメ。 移住後にかかる費用 区費月5000円 参加したほうがよい行事 天王祭、秋祭の手伝いなど。そのほか自治会の行事は要確認。 |
海とミカン畑に抱かれた土間キッチンのある家
にぎわいを見せる沼津駅から南へ車で約30分。右手に海が広がると、一気に南国ムードが高まる。
駿河湾に沿うように静浦(しずうら)、内浦(うちうら)、西浦(にしうら)地区と集落が続き、この3つを合わせて、三の浦(さんのうら)地区と呼んでいるのだという。
「半島の付け根、通称〝北伊豆〞は、観光地化されていません。〝本物の伊豆〞がここにあると思っています」と物件を案内してくれた太助(たすけ)合同会社の小池祐一郎(こいけゆういちろう)さんは語る。
物件は、三の浦地区の一番南、西浦地区にある。2階建ての木造住宅は、築年数こそ不明だが、住人がていねいに暮らしてきたことがうかがい知れるたたずまい。
(↑風呂場は勝手口から出入りできる。勝手口側は土間になっており、流し台が設置されているので、近くの海で釣ってきた魚を持ち込んでさばくことができる。また、家屋を通らずに風呂場へ直行でき、海水浴を楽しんだあとにも便利。)
柱や床、天井、窓枠は無垢材で味わい深く、随所に和情緒を感じさせる。
玄関付近は3畳の土間で、奥には土間キッチンが。6畳ほどの広さがあるので、ダイニングテーブルを置いたり、ワークスペースとして使ったりと、工夫次第で便利に活用できそうだ。
(↑玄関は土間になっていて、奥は土間キッチンへと つながっている。左右の部屋は小上がりになっており、居間や客間として活用できる。)
(↑土間キッチンは6.3畳。床を水洗いできる土間は、汚れを気にせず作業できて便利。)
シンクはコンクリートづくりで古びてはいるが、磨いてタイルを張り直せば、美しくよみがえるのではないだろうか。
水道は売主が暮らしていた時点までは問題なく使えていたというが、事前点検はしたほうがいいだろう。
釣り、海水浴が満喫できる立地と構造
(↑透明度抜群の「らららサンビーチ」へ徒歩なら約15分。 海水浴と磯遊びが一緒にできる新しい人工の海浜施設で、 付近では桟橋や船からマダイ釣りを楽しめる。)
1階は板張りの小上がり和室、2間続きの6畳和室、2階は8畳和室1室と、コンパクトな造りだが、押し入れや物入れが多く、収納には困らない。
(↑玄関左手の1室は土間から約80㎝の高さがあり、その床下が収納庫になっている。収納庫へは玄関の左手にある緑色の扉から出入りできる。)
さらに、小上がり和室の下部は収納庫になっていて、玄関横から出入りできるので、釣りやアウトドアが趣味なら、土が付いたまま収納できる。
また、風呂場は外から出入りができるのも、海辺の地域ならではの構造。
こちらも海好きであれば、とても使い勝手のよい空間となることだろう。
小池さんに聞く 沼津市の物件相場
沼津市街地は相場が高めですが、一方で市南部の三の浦地区は放置状態の空き家が多いのが現状です。
太助合同会社では100万円前後から1500万円前後の空き家を扱っていますが、所有者さんの心情もあり、なかなか物件が出ないのが実情。
放置しておくと過疎化が進む一方ですので、自分が生まれ育った地元を盛り上げるためにも、空き家をもっと紹介できるように努めていきます。
(↑小池祐一郎さん。官民連携組織「ぬまづ暮らしオススメ隊」として住まい支援、情報提供支援なども行っています。)
お問い合わせ:太助合同会社 ☎055-900-8319 https://numazu-tasuke.com/
※掲載している物件は2021年1月上旬の情報です。すでに契約済みの場合があります。
※空き家バンクは定住を目的としている場合も多く、補助金が交付されるためには各種条件があります。詳しくは各自治体にお問い合わせください。
※敷地面積は田畑や山林などを含まないことがあります。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見学時期については必ず自治体とご相談ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止でイベントなどが変更になる可能性があります。必ず事前にご確認ください。
※取材にあたっては、マスク着用やアルコールなどでの消毒、事前の体温測定など新型コロナウイルスへの感染予防策に万全を期しております。
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