掲載:2022年7月号
水田を彩る「あじさいの里」から黄昏時の富士を望む
住宅街に隣接する田んぼの中に「あじさいの里」がある。
青、紫、赤、白と色とりどりに咲く約5000株もの花が、田植え直後の緑に染まった田んぼを縁取る。
見ごろは6月上旬から2週間ほど。
雨が降ってきたら傘を開き、やんだら傘を閉じ、花の間をゆっくり歩いてみると、雨もなかなかよいものだと思う。
夕方、西の空がうっすら赤くなり、目を凝らすと、山の向こうに富士山が姿を現していた。
お問い合わせ:開成町産業振興課 ☎0465-84-0317
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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