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田舎暮らしの本 12月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 12月号

11月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR(一社)高知県漁業就業支援センター

漁師になるなら高知県! 未経験OK、手厚いサポートがスゴイ【高知県】

たのしい漁業生活始めよう

「漁師になるのが、子どものころからの夢」

「漁師でしっかり稼いで、家族を養いたい」

「大海原で自分の可能性を試したい」

「釣りでは物足りない。漁師になりたい」

「自分の船を持って、バリバリ稼ぎたい」--。

 そんな漁師への夢を手厚くサポートしているのが、高知県です。

 そこで今回は、未経験でも漁師に挑戦できる高知県の手厚い支援体制をご案内します。さらに東京のサラリーマン生活から一転、キンメダイ漁師として活躍する移住者にも話を聞きました。

キンメダイ漁に活躍する自らの漁船「勇栄丸」の前で、漁師の魅力を語ってくれた元サラリーマンの佐藤勇さん。(撮影地/室戸市室戸岬町室津漁港)

あらゆる漁業が盛んな高知だから、
さまざまな漁業に挑戦できる。

「高知県の漁業種類の多さは、全国トップクラスです」と語るのは、高知県漁業就業支援センターの黒原健朗さん。東の室戸岬から西の足摺岬まで、約700kmに及ぶ海岸線を有する高知県。「この海を舞台に、カツオの一本釣りをはじめ、定置網から養殖まで、あらゆる漁業が盛んです」と黒原さん。それだけに、同センターも多岐にわたるサポート体制を整えている。

高知県漁業就業支援センター黒原健朗さん。「まずは気軽に漁業体験へ足を運んでください」。

「高知の漁師の働き方はさまざまです。独立して漁師になりたい方、定置網業や養殖業に就職して安定した『サラリーマン漁師』として働きたい方、親族の跡継ぎを目指す方など、働くスタイルに寄り添う相談と支援を行っています」と黒原さん。高知県の取り組みは先駆的で、漁師になるための長期研修は、同センターが設立される以前の2000年(平成12年)に始まった。「これまで研修修了者の約9割の方が、独立して高知の漁師として活躍しています」と、黒原さんはその実績に胸を張る。「独立後の支援金支給など、フォローも手厚いんですよ」。高知県は、未経験者が漁師になりやすい条件を備えているといえるだろう。

港には、キンメ漁やサンゴ漁などの漁船が並ぶ

室戸名産のキンメダイ。

漁師は厳しい仕事。しかしやり方次第で、
ほかにはない喜びを得ることができる。

移住者や若者も活躍する室戸沖のキンメダイ漁。

 室戸名産のキンメダイの漁師として活躍する佐藤勇さん。 東京で会社員だった佐藤さんは、 もともと大の釣り好き。 転機となったのは8年前の全国漁業就業フェアだった。

「当時唯 一 独立して漁船で漁業を始められるのが室戸でした」 。その後、 漁業体験に申し込み、 改めて漁業の魅力を感じた佐藤さん。会社を辞め、 長期研修へ進み、 ベテラン漁師の元での研修が始まった。 

佐藤さんが発案したアイディアが、今では多くの漁師達に採用されている。

「でも早口の高知弁が、 さっぱりわかりませんでした (笑) 」 。徐々に言葉には慣れたものの、技術習得には時間を要した。 「独立後も助言に耳を傾け、 改善を重ねていると、 ある日500kgも獲れたんです。それが自信になりました」 。佐藤さんの漁法は、 当たれば大きい。 「毎日がボーナスのときもありますが、よいときばかりではありませんよ」 と釘を刺す。

 独自の漁法を編み出すまでになった佐藤さんは、現在、研修で指導する立場。 自らの経験を元に、親切丁寧な指導を心がけているという。

「自然条件はありますが、 研究の成果が収入に反映されるのは漁師の魅力です。 それに年間平均140日の漁以外の時間の過ごし方も自由です」 。 そう語る佐藤さんの表情は実に充実感に満ちていた。

元サラリーマンのキンメダイ漁師・佐藤さんの一日

AM1:00 出港

漁に出る日はまだ真夜中の午前0時過ぎに起床し、午前0時45分には港に到着する。漁は基本的には一人で行う。

 

AM4:30 漁開始

出港から約 2時間で沖合の漁場に到着。1 時間ほど魚群を探し、仕掛けの付いた樽を流し、漁を開始する。

 

AM11:00 帰港

9時ごろまで漁を行い、その後帰港し水揚げを行う。仕掛けの補修や餌の準備、片付けなどを行い昼12時ごろには帰宅。

 

 

 

 

問い合わせ先/(一社)高知県漁業就業支援センター ☎088-824-0379

ホームページ/「高知で漁師」

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