田舎暮らしの本 編集部
掲載:2022年9月号
公共交通機関のネットワークが万全ではない田舎では、マイカーの所有は必須。そこで「田舎暮らしに便利な車大賞2022」では、田舎暮らしだからこそ便利で使いたくなる車をプロの目線でピックアップしました。
キャンピングカーの購入はハードルが高いけど、リーズナブルな車中泊向きの車種なら気軽! フルフラットにして寝られる車種が、キャンプや小旅行に人気です。
フラットなスペースにも3つのタイプがある!
コロナ禍で自粛期間中のアウトドアアクティビティとして、車中泊の旅の魅力が再認識された。自動車メーカーからも、さまざまな車中泊グッズが登場している。
車の中に就寝空間を確保するには、主に3つのパターンがある。1つはミニバンに多い座面をフルフラットにするタイプ。クッション性は高いが、座面の凹凸が気になる。2つ目はバンなどのアンダーフロアを活用するもので、平らな状態で寝られるが、熱や冷気がダイレクトに伝わってくる。3つ目はシートバックとラゲージを倒すと平らなフロアができあがる、中間的存在だ。日常の使い方との兼ね合いを考えて、最適なモデルを選びたい。
特別大賞
■■評価のポイント■■
「シートを倒すだけで すぐ『おやすみモード』に」(伊達さん)
ホンダ・フリード+
コンパクトミニバン「フリード」の5人乗り仕様。運転席と助手席を前に寄せ、ダブルフォールダウン機構の2列目シートを倒せば、広々とした空間が出現する。段差がそれほどなく、ラゲージの下層には荷物を収納するスペースも確保されている。
●車両本体価格:236万9400円〜308万4400円●全長4265 〜4295×全幅1695×全高1710 〜1735㎜●エンジン:直列4気筒+ハイブリッドシステム/ 直列4気筒● 排気量:1496cc ● 駆動方式:FF/4WD●燃費(WLTCモード):15.6〜20.9km/L
詳細はこちら!→■ホンダ・フリード+
大賞
■■評価のポイント■■
「フルフラットになるうえに荷物もたくさん積めます」(中本さん)
ホンダ・N-VAN
大容量の荷室を持つ軽バン。助手席と後部座席をダイブダウンし、フロアにスペースをつくる方法と、アクセサリーのマルチボードを使用して高床のフラットスペースを生み出す方法がある。いずれも運転席が干渉するため、1人での車中泊向き。
●車両本体価格:127万6000円〜187万2200円●全長3395×全幅1475×全高1945〜1960㎜●エンジン:直列3気筒●排気量:658cc●駆動方式:FF/4WD●燃費(WLTCモード):17. 4〜19. 8k m/L
詳細はこちら!→■ホンダ・N-VAN
大賞
■■評価のポイント■■
「3列目シートも水平に倒すことができます」(ウナ丼さん)
三菱・デリカD:5
3列シートと両側スライドドアに加え、悪路走破性も高いマルチなミニバンで、2列目がベンチシートの8人乗りモデルが、車中泊に適している。シートアレンジが多彩で、全列ともフラットに倒すことが可能。3列目は跳ね上げて、ラゲッジを拡大することもできる。
●車両本体価格:400万1800円〜457万7100円●全長4800×全幅1795×全高1875㎜●エンジン:直列4気筒ターボ●排気量:2267cc●駆動方式:4WD●燃費(WLTCモード):12.6km/L
詳細はこちら!→■三菱・デリカD:5
以上、『田舎暮らしの本』の「田舎暮らしに便利な車大賞2022」の車中泊向きの車部門で受賞した名車をご紹介しました。
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