アウトドアが楽しいこの時期。キャンプ場で注目を集める車といえば、そう、スズキの4代目ジムニー。“本物”ならではの機能とデザインで、発売から4年あまりが経過した今でも納車待ちの状態が続いている。それでは4代目スズキ ジムニーの魅力を、YouTubeで活躍中のジムニー女子・konatsuさんとともに解説していこう。
軽自動車ながら本格的な4WD性能!
ジムニーは他車にない魅力がいっぱい
スズキの軽SUV「ジムニー」は、1970年に初代が発売されて以来、ずっと人気を保っているロングセラーモデル。2018年に発売された現行型は発売から4年あまりが経過するが、いまだ納車が1年待ちという人気っぷりだ。
【konatsu】
島根県在住のアウトドア大好きなジムニー女子YouTuber。
ジムニーカスタムやアウトドア関係の動画をYouTube配信している。
チャンネル登録者数は6.6万人。
2019年 10月に現行型(4代目)ジムニーを購入。
グレードはXLで、ボディカラー はブルーイッシュブラックパール。
YouTube:『konatsu camper』
Instagram: @konatsu_camp
島根県在住のkonatsuさんはジムニーをこよなく愛し、YouTubeなどでジムニーや、趣味のキャンプの魅力を発信している。
「もともと学生のころに、ジムニー JA11(2代目ジムニーの第3期型。90〜95年に発売)に一目惚れして、車が買える年齢になったら、絶対にジムニーを購入しようと思っていました。現行型が発売されてから、1年ちょっと納車待ちをして、手に入れたのが現在の愛車です」
↑ 横開きのリアハッチと、背面に背負うスペアタイヤも「故きよき四駆」らしさを感じさせる。
ジムニーの魅力は、独特の角張った外見だけではない。維持費が安く、ボディサイズが小さくて狭い道でも運転しやすい軽自動車ながら、悪路走破性の高い足回りと、堅牢で耐久性の高いボディを備える。オンロード主体の現代的なSUVとは違う、初代から続く伝統的な四輪駆動車の特徴を頑なに固持し続けている。
「安全技術や使い勝手など装備は現代的なのに、見た目はすごくレトロというギャップが素敵。走りは力強く、林道などのオフロードでは、細かい凹凸がダイレクトに伝わってきて、車に乗っているというより、まるで裸足で走っているような感覚なんです」とkonatsuさんは語る。
ジムニーのボディカラーは全8色!
ボディカラーは多彩な種類を用意。「キネティックイエロー」は、アウトドアのプロが、万が一の悪天候を想定して目立つ色の服を使用することに発想を得た色。反対に「ジャングルグリーン」は、隠れる色を選ぶハンターなどから着想した。
ルーフとボンネットは2トーンも選べる!
■ 2トーンルーフ
屋根がブラックになった仕様。XCのキネティックイエロー、シフォンアイボリーメタリック、ブリスクブルーメタリックに設定。
■ ブラックトップ2トーン
ボンネットをブラックに塗装した仕様。XCのキネテックイエローのみ設定(受注生産)。
ジムニー女子・konatsuさん。愛車との思い出を振りかえる
konatsuさんの愛車は、自分好みにカスタマイズを繰り返し、見た目もアップデートされている。ノーマル状態だったころの思い出を語ってもらった。
「元々は学生のころ、街で見かけて一目ぼれしたジムニー。憧れの車に乗るために『ジムニー貯金』をして、納車されるまでの1年間は、いろいろなカスタムパーツを調べたり、カタログを隅から隅まで読んで枕元に置いて寝たりしました(笑)。
やっと念願のジムニーに乗れたときは、うれしくてたまりませんでした。
車屋さんからジムニーを受け取った当日はそのまま峠に行き、日が暮れるまで走っていましたね。
その際に撮影したのが、《 【新型ジムニー】女子がジムニー買って納車レビューしてみた 》の動画です。
ジムニーに乗り始めてからカスタムを本格的に始めたのですが、納車される前に購入したパーツもいくつかあります。憧れの車がくるまでの間、カスタムパーツを少しずつそろえていき、夢と期待を膨らませるのもありだと思います!
3年経った今でもカスタムをし続け、自分色に変えていくのを楽しんでいます。ジムニーは今も大人気で納車されるまでの間が待ち遠しいですが、待ってみる価値のある楽しい車ですよ!」
今回はスズキ ジムニーとはどんな車かを解説。見た目も中身も、現在では希少な特徴をたくさん備えているスズキ・ジムニー。
次回は、歴代のモデルすべてがロングセラーとなっているジムニーの歩みについて紹介しよう!
田舎暮らしの本 2021年3月号別冊付録をもとに加筆転載しています。
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする