里山暮らしやキャンパーに大人気の軽自動車「スズキ ジムニー」。思った以上に荷物が積め、車中泊ができるほどレイアウトも自在だ。その使い勝手のよさをジムニー女子・konatsuさんと解説しよう。
スクエアな形状で収納力と開放感が抜群
シンプルなデザインだが機能性は高い
小柄なボディながら、ジムニーは使い勝手が良好だ。3ドアという弱点も、3・4人乗車する機会が少ない人はネガティブに感じないだろうし、スクエアなボディだけに室内空間は広くて開放感があり、収納力も高い。ラゲージやシートなど、撥水・防汚加工されている部分が多いため、アウトドアでも大活躍。荷物を積むときに、屈まなくていい高さなのも魅力だ。
内装は外観と同様に、飾り気はないデザインだ。ステアリングこそ本革巻きの設定があるが、フロントパネルは全体的にプラスチッキーで、シート表地もファブリック(布地)のみの設定になっている。だがオフロードや長距離でも疲れないシート形状で、見た目より実用性重視となっている。
↑ 最大で70度、さらに51度、31度と3段階に開くフロントドアは使い勝手抜群。後部座席へのアクセスや、荷物の積み下ろしがスムーズだ。
↑ サイドガラスのUVカット機能も、地味だがありがたい装備。これで夏場に腕だけが日焼けする「運転焼け」とはほぼ無縁になった。konatsuさんのシートはレザーシートにカスタムしている。
↑ 冬にうれしいのが、すぐ温まるシートヒーター。特に冷え性の女性には欠かせない装備だ。
↑ ラゲージは後部座席を倒せば、かなり広い。荷室高850×荷室幅1300×荷室床面長980㎜のスペースが広がる。荷室フックナットなど、固定のための機能も充実。後部座席は分割可倒式で、長尺物も積載可能だ。
↑ キャンプ道具もこの通り、たっぷり収納可能。リアハッチが横開きタイプなのは、背面にスペアタイヤを装着しているため。跳ね上げ式ではハッチを開くときに重くなってしまうのだ。
ジムニー女子・konatsuさん。天井断熱! 防音! デッドニング加工でカスタマイズ!
簡単な車いじりだけではなく、かなりマニアックな部分までカスタムしてしまうkonatsuさん。
「ジムニーの車内カスタムは、ボディと同じ黒色に統一しています。特にレザーのシートカバーは車内がぐっと引き締まりますよ! もちろんシートヒーターもちゃんと効きます。
そのままノーマルで使っても余りある機能やデザインなので、すごく快適なんです。けれど、ずっと乗っていると、こだわりも出てきてしまいます……。一見そんなにカスタムしていないように見えて、実は実用性も考えながら細かい部分をたくさんカスタムしているんです。コンソール部分の収納や、車内の素材になじむように作られたドリンクホルダーなど、ただ見た目をかっこよくするだけではなく、さらに便利にすることで、ますますドライブや車中泊が楽しくなってきていくんです! 純正ではないですが、カスタムパーツがたくさんあるのもジムニーのいいところですね。
見えないところといえば、天井の内張りをはがして断熱・防音加工を施したカスタムに挑戦しました。大掛かりのようですが、動画を見れば誰でもできるようになっているので、是非動画をチェックしてみてください!」
【konatsu】
島根県在住のアウトドア大好きなジムニー女子YouTuber。
ジムニーカスタムやアウトドア関係の動画をYouTube配信している。
チャンネル登録者数は6.6万人。
2019年 10月に現行型(4代目)ジムニーを購入。
グレードはXLで、ボディカラー はブルーイッシュブラックパール。
YouTube:『konatsu camper』
Instagram: @konatsu_camp
今回はスズキ ジムニーの内装と収納を解説。次回は、konatsuさんの渾身のセルフカスタムに迫る!
田舎暮らしの本 2021年3月号別冊付録をもとに加筆転載しています。
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