掲載:2022年11月号
2022年9月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→佐渡市空き家バンク
江戸時代には佐渡金山の鉱山町として賑わい、奉行所が置かれるなど佐渡国の中心だった相川地区。そんな歴史的な町並みに溶け込む古民家物件が、空き家バンクに登場した。昔の雰囲気を感じながら暮らしたい人にオススメだ。
相川地区の中心部にある6Kの古民家
歴史的な町並みにたたずむ、大正期に建てられた長屋
鉱山町として発展した佐渡市相川(あいかわ)地区。大工町や米屋町、炭屋町など職業にちなんだ地名が多く残り、細い路地には下見板張りと瓦屋根の風情ある古民家が立ち並ぶ。紹介するのは、相川紙屋町にある大正期以前に建てられた長屋だ。
玄関を開けるとやや広めの土間が現れ、まちなかの古民家の雰囲気に包まれる。正面には台所と、食品などを保存するための板張りスペース。居間として使えそうな和室もあるが、床に少したわみがあるため補修が必要だ。
2階には、東側に4.5畳の和室が2間。こちらは天井が低いので、寝室に使うのがいいだろう。西側には8畳の床の間付きの和室が1間あり、客間として利用できそう。
この物件には風呂が付いていないため、定住の場合にはユニットバスなどを新設するのがオススメだ。セカンドハウスなら、物件からの徒歩圏内に数軒ある温泉宿の日帰り入浴を利用しても。玄関の隣は納屋になっており、軽自動車1台なら駐車できそうだ。
相川の市街地へ近いため、小・中学校、スーパー、診療所などが徒歩圏内。海近で、歴史を感じながら暮らせる家だ。
【物件データ】
新潟県佐渡市
150万円
土地:55坪・182㎡
延床:52坪・172㎡
菜園:あり
改修費補助:最大80万円
家財処分費補助:最大20万円
●6K●宅地●平坦地●法令制限の指定なし●築年数不詳●水洗●両津港より約25.7km■相川町の中心部にある古民家。築年数は不詳だが、大正期以前に建てられた。風呂はないので、必要なら新設を。多少の補修が必要。スーパーへ約600m、診療所へ約700m、こども園へ約2.4km、小学校へ約1.5km。直江津港への高速船発着所がある小木港へ約38.5km。北沢浮遊選鉱場跡や佐渡奉行所跡へ徒歩約5分。
●問い合わせ先:移住交流推進課 ☎0259-67-7153
周辺環境
文/はっさく堂 写真/伊平裕哉
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする