掲載:2023年6月号
2023年4月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→宇佐市空き家バンク
国指定名勝の耶馬渓(やばけい)の一角をなす山岳風景、深い歴史を物語る宇佐神宮などとともに、宇佐市の魅力を構成する要素が北部に広がる遠浅の海。その海を身近に感じられる200万円の物件は、釣りや家庭菜園、温泉巡りをはじめ、趣味を満喫する場所として申し分ない。
釣り場も市街地も車で10分圏内の6DK
伝統的な日本家屋の趣や
美しい庭の眺めが自慢
冬に降霜や降雪が見られる市内山間部に対し、年間平均気温16 度前後という瀬戸内気候区の穏やかな環境に包まれた海側エリア。宇佐市の市街地へ車で10〜15分、隣接する中津市の市街地へ車で20〜30 分と、適度な利便性に恵まれた下乙女(しもおとめ)地区内に200万円の古民家がある。昭和初期に建てられた物件の魅力について、まちづくり推進課の集落定住支援員・河野美枝子(かわのみえこ)さんは次のように話す。
「立派な大黒柱や梁など、今では手に入れることすら難しい部材が使われた日本家屋です。『伝統建築のよさがわかる方や古民家が好きだという方に、大切に住んでもらえれば』と売主さんはおっしゃられていました」
縁側のある10畳の和室、応接間として使われていた10畳の洋室をはじめ、1階は古民家にしては天井が高く、ゆったりとした印象。南側に望む美しい日本庭園が優雅な風情を添える。東側の土間を隔てて大きな倉庫が併設され、2階には居室や物置として使える多目的スペースがあり、釣りやマリンスポーツといった趣味の道具が多くても収納場所には困らない。
築年数のわりに建物の状態はよく、仕様の古さを「レトロ」と感じられるなら即入居可能。ただし、1階の倉庫は梁に割れが見られ、母屋と棟続きというリスクを考慮すると補修か減築が望ましい。もう1つの注意点が線路沿いということ。運行本数は多くないものの、列車通過時の音の響き具合は内覧の際にぜひ確認しておきたい。
徒歩でも20分ほどで出られる北側の海岸沿いは、潮風を感じながらの散策やランニングのスポットとしてオススメ。もう少し足を延ばして長洲漁港周辺まで行けば、さまざまな魚介類を狙える釣り場がある。
【物件データ】
大分県宇佐市
200万円
土地:219坪・725㎡
延床:69坪・228㎡
菜園:25坪
取得費補助:最大100万円
改修費補助:最大100万円
●6DK●宅地●平坦地●都市計画区域内非線引き●築89年●簡易水洗●日豊本線豊前善光寺駅より約2.2km●下乙女地区の木造2階建て。2018年から空き家。南側に幅約3mの舗装公道。宇佐道路四日市ICより約6.3km。コンビニへ約1.2km、スーパーのトキハインダストリー長洲店へ約3.3km、宇佐市役所へ約5.2km。補助金は購入+改修で合計100万円まで。移住奨励金は20万円。
●問い合わせ先:まちづくり推進課 ☎0978-27-8172
物件の周辺環境
まちづくり推進課の河野さんに聞く!
宇佐市 海のオススメスポット&グルメ
遠浅の海を多彩に楽しめる
日本3大干潟の1つとされる豊前海の東部に位置する宇佐市。「なかでも代表的な遠浅の海が和間海岸で、和間海浜公園として整備されています」と河野さん。釣り場として親しまれているのは、長洲漁港や柳ヶ浦海岸。シタビラメやハモといった地元海産物を買うなら、年2回開催される「浜の市」へ足を運ぶのも楽しい。
宇佐市移住支援情報
移住前後に手厚くサポート
お試し住宅は現在改修工事中のため、移住の準備や検討のために県外から宇佐市を訪れる際は、市内宿泊代の半額を補助する「移住促進お試し滞在施設利用補助金」の利用がオススメ。1人当たり最大4000円で、最長7泊まで。また、子育て世帯の移住者には、中古住宅購入+改修で最大150万円、マイカー取得補助金最大100万円、移住奨励金50万円など支援を充実させている。
問い合わせ先:まちづくり課 ☎0978-27-8172 https://www.usacitylive.com
文・写真/笹木博幸
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする