掲載:2023年8月号
真夏の日差しを受けてエメラルドグリーンに輝く
寝覚めの佳境・西脇海岸
鳥取県最北東端の陸上岬(くがみみさき)から駟馳山(しちやま)まで続く、東西約15kmのリアス海岸の総称を浦富(うらどめ)海岸という。
透明度の高い海、断崖や奇岩、マツの木が美しい白砂青松のエリアだ。
写真の西脇海岸は浦富海岸の東側にあり、その風光明媚な景観は「寝ぼけていても目が覚めるほどの絶景」という意味から「寝覚めの佳境」と称されるほど。
壮大なこの地形は冬の荒波で形成されたものだが、夏の日本海は本当に穏やか。泳ぐ人、潜る人、磯遊びをする人、釣りをする人、みなが思い思いに自然を楽しんでいる。
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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