ふるさと納税の駆け込みシーズンに突入しました! そこで、移住先として人気の地域の返礼品に注目してみました。
2023年版 第11回「住みたい田舎ベストランキング」の近畿エリアで、子育て世代部門3位、総合部門5位、若者世代・単身者部門では2位を獲得した注目の都市、兵庫県豊岡市。このまちが鞄のまちということはご存じでしょうか。豊かな自然に恵まれ、外国人にも人気の名湯「城崎(きのさき)温泉」や、城下町の出石(いずし)など表情の異なる6つのエリアからなる豊岡市は、実は日本で随一の鞄生産地でもあります。
今回は、全国的に人気を博している豊岡市のバッグブランド「CREEZAN(クリーザン)」の最新商品について紹介します。ふるさと納税の返礼品になっていますので、気になる方はチェックしてみてください。
奈良時代から脈々と伝わる“日本の鞄”の生産地
豊岡市の鞄の歴史
奈良時代の古事記に記されている、自生する「コリヤナギ」を使った柳細工が、豊岡における鞄づくりの起源といわれており、時代とともに素材や形を変えてきました。
1600年からの江戸時代に「コリヤナギ」で編んだ籠が産業となり、明治・大正・昭和と時代を重ねながら「柳ごうり」は手に提げて歩く「こうりかばん」や「バスケット籠」へと進化し、豊岡を代表する産業として確立しました。
「コリヤナギ」で編んだ籠
その後、「柳ごうり」で培ったハードシェル製造技術を応用し、「ファイバー鞄」の製造にもいち早く着手。1950~70年代の高度経済成長期には外枠にピアノ線を使用し、軽くて強靭なビニールレザーやナイロンなどの新素材を採用した鞄を生産し、大ヒットとなります。豊岡市は、今も昔も日本一のシェアと高い技術を持つ鞄の中心地なのです。
高い耐久力を誇る素材、ハードシェル製造技術を応用した「ファイバー鞄」
豊岡市から世界に発信し続けるバッグブランド「クリーザン」
そんな日本の鞄生産の中心地として千年の歴史を持つ豊岡で、バッグブランド「クリーザン」は生まれました。1975年の創業以来、一貫して鞄づくりに携わり、アウトドアブランドから世界的なラグジュアリーブランドまでOEM製造を行うコニー株式会社のオリジナルブランドです。様々な鞄づくりの技術と知見を持つ豊岡の革職人と鞄職人の想いと技術を凝縮し、旅をテーマに鞄や革小物を展開しています。
バッグブランド「クリーザン」のロゴマーク。
クリーザンのロゴマークは、美しい雲海が見られることで愛される来日山(くりいざん)と、豊岡市がシンボルとして50年以上にわたり野生復帰に取り組んでいるコウノトリのシルエットをモチーフとしています。
自然豊かな豊岡市は絶滅危惧種に指定されているコウノトリが、最後に野生として生息していた地として、コウノトリの野生復帰の取り組みを続けています。
↓↓ 次ページでは、クリーザンの新作バッグを紹介! ↓↓
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする