「長野県が好き」という想いで移住を決意
長野県で新たな生活を始めることになった経緯は、どんな感じだったのでしょうか。なぜ長野県を選んたのでしょうか?
「小学生のころ、結構な頻度でスキーをやりに連れてきてもらっていたこともあり、長野県のゲレンデや宿で出会う人々の温かさや美味しいご飯、そんな良いイメージがずっと強く残っていました。親族の出身という訳でもなく、縁もゆかりもまったくない土地ですが、いいイメージだったので、次に長野県住みます芸人の募集があれば応募してみようと考えていました。実は、僕、二代目の長野県住みます芸人なんです。それで、そう考えていた数日後、ほんとにたまたまなんですが、長野県住みます芸人の募集連絡が入り、これも何かの縁だと『長野県が好き』の一点だけで住みます芸人に応募しました。すごい強運だと思います」と、好きという想いだけで、理想の場所に移住することができたそう。
生まれも育ちも大阪市のゆでたかのさん。都会から田舎への移住で、大変なことはあったのでしょうか。移住後の暮らしや長野県の魅力を聞きました。
「引っ越し前は都心部や繁華街に10分くらいあれば出られるところに住んでいたので、実際、買い物や生活に苦労するかと心配していました。でも、いざ住んでみれば、そんなことはほとんどなく快適に暮らしています。スーパーなどで売っている野菜果物も鮮度が高くて美味で、食に関しては特に移住してとても良かったと感じています。
長野市は、市街地を出ると、周囲が山に囲まれた自然の豊かな地域になります。空気も水もきれいで、子育てのために都会から移住してくる人も多くなってきています。冒頭に『教育県』と話しましたが、味噌の生産量が日本一で発酵食品も多いので健康に気を遣うという県民性もあり、『長寿県』でもあります。四季をより豊かに感じ、賢く健やかに暮らしていける最高の県ですね。
ただ、冬の雪かきが大変……。2年目でやっと慣れましたが、初年度はほんとに苦戦しました。ちょっと億劫ですが、今年はなんとかうまくこなせそうな気がしています」
「長野はこんなに雪深いんです。ちなみに、この写真、2021年の初仕事の風景ですが、国語の問題を作ってゲレンデで解いてもらうという番組のロケでの一枚。教育関連の仕事も板についてきました」(ゆでたかのさん)
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