ミニマリストになって感じたデメリットはある?
これほどまでに生活にプラスに作用するミニマルな暮らしですが、短所はあるのでしょうか? 実際にミニマリストになって感じた、「物を持たない暮らしのデメリット」を紹介します。
(訳あり物件買取プロ調べ)
500人中16人が答え、5位となったのは「物を買うときに悩む」です。「必要な物でも『邪魔になるかな』と考え、買うのを悩んでしまうこと」(30代 男性)、「買い物をするときに捨てるときのことを考えてしまい、欲しい物を買えないことがある」(50代 男性)といった意見が挙がっており、物を増やしたくない気持ちが強くなるあまり、本当に必要な物を見極める際に過度に悩んでしまったり、購入をためらってしまう人が多いようです。
4位は「周囲に理解されない」(18人)で、家族や友人に「お金に困っているのでは」「精神的にまいっているのでは」などと心配されてしまう人もいるようです。一般的にどの家庭にもある家電や日用品がないと、貧乏やケチなどと誤解される可能性があるといいます。ミニマリストへの注目は高まりつつありますが、まだまだ一般的な馴染みは薄いともいえるでしょう。
3位は「イレギュラーに対応できない」(55人)です。「突発的に普段使わない物が必要になり、レンタルやサブスクでも間に合わないときは、物を持たないライフスタイルに不便を感じる」(30代 男性)、「食器を最小限にしていると、急な来客のときに焦ります」(40代 女性)、「水や食料のストックが少ないため、災害時の備えが手薄になっている。トイレットペーパーだけは安いときにストックしています」(50代 男性)などの理由が挙がっており、急な来客や災害など予期せぬ事態に不安を感じている人が多いようです。
そして意外にも「生活の楽しみが少ない」と83人が回答し、2位という結果になりました。その理由には、「オシャレに興味がなくなるなど、生活していて楽しみが減ったと思います」(30代 女性)、「心が弱っているときに質素な部屋にいると寂しい」(40代 男性)、「生活に彩りが少ないように感じて、ちょっと寂しい」(50代 女性)といった意見があり、シンプルな生活で精神も整うと期待されているものの、実際には寂しさを感じる人が多数いるようです。過剰な持ち物の削減は、反対に心の豊かさを奪ってしまうのかもしれません。自分の好きなことや趣味は大切にしつつ、ミニマルライフを楽しみたいものです。
そして、気になる1位のデメリットは……「たまに必要な物がなくて困る」! 半数近くの214人が回答しています。「処分してしまってから必要性に気づいて後悔したことがあります。『後々必要になることもある』とわかりました」(30代 女性)、「服を数枚しか持っていなかったとき、梅雨時期に服が乾かなくて困り、買い足したことがあります」(40代 女性)というように、捨てたあとに必要性に気づいた物があるという声も目立ちます。物を減らすことだけを意識すると、「減らすこと・捨てること」が目的になってしまい、必要な物や大切な思い出までつい処分してしまうこともあるようです。
↓↓次のページでは、充実したミニマルライフを楽しむためのポイントを紹介します↓↓
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