地域とともに成長していきたい
子育てサロンの活動をするうえで、苦労している部分がまだまだ多いようです。
「私が今活動している場所は、生まれ育った北海道。なので、良いところも、こうなったら良いなぁという理想もたくさんあります。まだ、私自身も、『オジョーの子育てサロン』も、知名度がなく、『子育てサロンって何をするの?』と、疑問に思われる方もまだまだいらっしゃいます。私がやっている『オジョーの子育てサロンレディオ』(FMはまなす)という番組や、Instagramで発信していますので、よかったら、番組を聴いていただいたり、インスタをチェックしていただけると嬉しいです。ちなみになんですが、ListenRadio(リスラジ)というアプリで全国どこでも聴くことができますので、よろしければ」。番組の告知に抜かりがないオジョーさん。さらに、地元で働けてよかった部分を話してくれました。
「幸いにも、私の地元で仕事ができているので、同級生で子育てしている人もたくさん。友人からいろいろ情報をもらえることがありがたいですし、みんなで地元を盛り上げたいという気持ちは、すごく背中を押してくれるんです。実際に子育てサロンでも、6歳の男の子が人に話しかけられるようになったり、2歳の子どもが歌うようになったり、お母さん同士が仲良くなったり、悩みを打ち明けてスッキリしたというコメントをもらったときは、子育てサロンを始めて良かったと思いました。そんなちょっとしたことを聞くだけでも嬉しいんですよ。みんな明るく楽しそうに話してくれるから。
『地元を明るく活性化させる』という部分は、自分の目標にもなっているので、北海道に戻ってきて本当に良かったと思っています」
「子育てサロンの会場は様々。そのときの企画に適した会場で、多くの親子とのびのびと楽しんでいます」
地域に根づいた活動に意欲的なオジョーさん。地域で気になっている点はあるんでしょうか。
「少子化が進んでいることが、気になってしまいますね。このままだと少子化が進行していくんでしょうが、未来を築いていく子どもたちとその親たちが楽しく人生を送るために、地元コミュニティが協力し合い、明るく子育てができる環境を築くことが重要だと思っています。岩見沢市は、そのような素晴らしいことができる地域なんです。
四季それぞれの美しい風景に触れながら、家族とともに楽しく過ごすことができる利点はもちろんなんですが、『岩見沢市の良いところは何ですか?』と聞いたときに、『明るく楽しい場所』って、みんなが即答できるようになってほしいですし、楽しむことができる場所、楽しむ発想が生まれる場所として、子育てサロンから地域を盛り上げていきたいと思っています」
最後に、オジョーさんは付け加えました。
「子どもたちには『楽しむことは自分の手で作ることができる』ということ、親たちには『悩みを打ち明けることを選択肢に入れてほしい』ということを伝えたいです。そして、笑顔や楽しさの連鎖を生むきっかけになりたいです。私はいつでも両手両足広げて、オジョーの子育てサロンで待っています」
オジョーさんの子育てサロンが、地域に明るさと笑顔をもたらしていることがよくわかりました。地元を愛し、子どもたちとともに成長していく、素敵な活動がますます盛り上がることを願っています。
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