「訪問看護を立ち上げた職員と撮った写真です。まずは元気いっぱい、実直に訪問看護に向き合っていこうと思います」
現在、おだいらさんは、訪問看護ステーションの運営をメインで行っている模様。毎日朝から晩まで休みなく働き詰めですが、充実した毎日(たまにめげることもある)を送っているとのことです。
【おだいらさんの一日】
8:00 出社。事務所の掃除、ごみ捨て。
8:30 1日のスケジュールを確認。
9:00 従業員が出社し、ミーティング。
9:30 訪問看護開始。訪問看護のない時間は営業活動として、地域の居宅介護支援事業所や病院を回ってチラシ・名刺をお渡し。
17:00 事務所に戻り、本日の活動についてミーティング。
18:00 訪問看護ステーションの運営にかかわる書類作成。そして、次の日の用意(日程調整、営業の準備など)。
21:00を目標に退社……ですが、今のところ目標を達成できた日はありません……。
おだいらさんは会社を設立する際に、あることに思いを託したといいます。ちょっといいエピソードをうかがうことができました。
「会社をつくるって、思った以上に大変で、書類など、手続きに多くのハードルがあったんです。そのなかでも悩んだのが会社名についてでした。今後できる限り長く使っていく会社名はなかなか簡単に決まらず悩んでいました。
そんななか、決めた会社名は『株式会社小平』です。
私は今、未婚なのですが、今後結婚したら、もしかしたら名字が変わるかもしれない。そうすると、この“小平(おだいら)”という名字がなくなるかもしれない。できれば、この小平という名字を後世に残したいという思いで付けました。
2人姉妹で、親戚にもこの小平という名字が少なくなっているなか、父に会社名と由来を伝えると、『名字を残すなんてこと考えなくてよい』と言いながらも、いつもはあまり飲まないお酒を飲んで顔を真っ赤にして、楽しそうにしていました。
初めて見る父のその顔が、とても印象に残っています」
仲間たちが起業を支えてくれた
住みます芸人になって、仲間が増え、そういったまわりの人たちが起業を支えてくれたそうです。
「埼玉県住みます芸人になってからは、多くの人と出会うことができ、以前よりも『人とのつながりが大切だ』と知ることができました。
住みます芸人として活動をするにあたって、まず、蓮田市商工会、川口市商工会議所に入会したんです。最初は商工会・商工会議所が何をやっているかも知らなかったのですが、会社の立ち上げに協力していただき、現在は商工会の仲間とお祭りの運営に携わるなど、地域に密着した活動をさせていただいています。
会社の立ち上げなど、自分が頑張らなければいけないと、いっぱいいっぱいになっていたことがあったのですが、わからないことは聞けばいいし、頼ればいいということを教えてもらいました。
出会った多くの人に支えられて、活動をすることができています。ありがたい限りです」
「訪問看護の啓蒙活動のために、女性起業家を集めて行ったイベントの様子です。起業や仕事について、女性ならではの悩みややりがいを話せるとてもいい機会になりました」
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