【兵庫県養父市の魅力】
子育て支援、移住希望者に手厚いまち
兵庫県養父市は、世界中から注目を集めるドラマシリーズ『ガンニバル』のロケ地としても知られる日本遺産「明延鉱山(あけのべこうざん)」や、県下最高峰「氷ノ山」など、歴史ある景観と豊かな自然が魅力のまちです。また、但馬牛(たじまうし)や朝倉山椒(あさくらざんしょう)をはじめとする食の宝庫でもあります。
そんな養父市は、就農支援やさまざまな住宅支援制度により、移住者の田舎暮らしを応援しています。保育料無料など子育て支援も手厚く、安心して出産・育児のできる環境づくりにも注力しています。手厚い支援制度と、大都市からのアクセスの良さがあいまって、この度、2024年版 第12回「住みたい田舎ベストランキング」近畿エリア総合部門第1位に選ばれました。
| 兵庫県養父市のイベント・特産を紹介
養父神社 ―お走り祭り―
天平9(737)年にはすでに古文書に名を残し、但馬(たじま)五社の一つに数えられている神社です。古くから農業の神として地元の人に親しまれてきました。また、牛の神様も祀られています。兵庫県下有数の紅葉の名所としても知られ、秋には多くの観光客やカメラマンが訪れます。冬には神社の朱色と雪の白が美しいコントラストを描きます。4月15日(土)には、「お走り祭り」が開催されます。
明延鉱山
奈良・東大寺の大仏鋳造に、明延鉱山の銅が使用されたと伝わっている歴史ある鉱山です。明治42年に錫(すず』の鉱脈が発見されてからは「日本一の錫の鉱山」として栄えました。昭和62年に閉山したのちも「探検坑道」として一部が公開されていて(見学は要予約)、当時の鉱山の様子を間近で体感することができます。ドラマシリーズ『ガンニバル』のロケ地にも使われました。
但馬牛
養父市をはじめ、但馬地域が誇る黒毛和牛が「但馬牛」です。養父市の農家では「但馬の一頭飼い」といって、昔から家族の一員として大切に牛を育ててきました。また、但馬牛の多くは神戸や松坂などに引き取られ、有名な神戸牛、松坂牛に育て上げられます。やわらかい肉質はすき焼き、ステーキなどに最適で、養父市ふるさと納税の返礼品に登録されています。
朝倉山椒
養父市八鹿町朝倉地区が発祥で、枝にトゲがなく実の多い香り豊かな山椒です。その歴史は古く、約400年前に徳川家康に献上されたという記録が残っています。1912年ごろには植物学者の牧野富太郎博士が朝倉地区を見学した際に朝倉山椒を新品種と認定し、「アサクラザンショウ」の名称で品種登録しました。また、2015年にはミラノ国際博覧会のイベントに出品されたほか、2020年には「朝倉山椒味シロップ」が全日空の欧米路線ファーストクラスの機内食に採用されました。柑橘系の爽やかな香りが広がる特別な山椒は、一度味わってみる価値があります。
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