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Uターン移住してTVレギュラー4本、ラジオ1本の少々小忙しい芸人に!肥薩おれんじ鉄道とのコラボメニューも大注目!鹿児島の住みます芸人・パイナップルつばさ【鹿児島県出水市】
執筆者:田舎暮らしの本編集部
全国に広がっている住みます芸人の笑いあふれる地域協力活動にフィーチャーした、「47都道府県エリアプロジェクト(あなたの街に“住みます”プロジェクト)」をレポート! 今回は、鹿児島県で地域とのコラボメニューによってローカル鉄道を復興させようとするピン芸人、パイナップルつばささんをクローズアップ!
鹿児島県住みます芸人
パイナップルつばさ
ぱいなっぷるつばさ|1988年9月9日生まれ。鹿児島県姶良市(あいらし)出身。ピン芸人。NSC大阪校34期生。芸歴11年。同期は、さや香、蛙亭、オズワルドなど。趣味は、料理、温泉、ツーリング。特技は、お手軽料理のレシピ作り、温泉雑学。
住みます芸人活動歴:2014年12月~
活動拠点:鹿児島県出水市(いずみし)
住みます芸人の主な活動:地元メディアへの出演、各種イベント出演、お料理イベント、講演会など。
テレビ:『ぷらナビ+』(鹿児島放送)、『かごピタ』(鹿児島讀賣テレビ)、『かごしま4』(南日本放送)、『みんなでみっど!さつまにあん』(南九州ケーブルテレビネット)
ラジオ:『よしもと芸人パイナップルつばさと(仮)たろうの霧島、ラジオやるってよ』(FMきりしま)
X(旧Twitter):@tsubasa2A
Instagram:tsubasa_2_a
【鹿児島県出水市】
「鹿児島県出水市は、鹿児島県北西部の八代海に面した出水平野に位置する温暖な気候で広大で肥沃な平野、豊かな水と緑、海・山の自然環境に恵まれたまちです。 出水麓武家屋敷群(国の重要伝統的建造物保存地区に選定)などを有しており、往時の面影が今も残る『ツルと歴史のまち』です。食材も豊富で国内有数の鶏肉と鶏卵の産地であり、柑橘類も豊富で温州みかん、スイートスプリング、不知火などさまざまな柑橘類が有名です」(パイナップルつばささん。以下、省略)
地元の魅力を発信! みんなが主役!
2014年12月に大阪から地元だった鹿児島にUターン移住し、住みます芸人として活動している現在ピン芸人のパイナップルつばささん。移住後は地元のお祭りやイベントでの司会やネタステージを担当しはじめ、すぐにテレビ番組のレギュラー出演も果たし、現在はテレビ4本、ラジオ1本、記事掲載1本のレギュラーを持ち、県民からの認知も高まっています。
| 鹿児島への移住と住みます芸人としての活動
「鹿児島に来てから、いや、生まれ育った地元なので、正確には戻ってきてからですね。仕事のスタンスも大きく変わりました」と、話してくれたパイナップルつばささん。Uターンするきっかけは何だったんでしょうか。
「住みます芸人をやる前の大阪でのメインの活動は漫才劇場で月に3回ほどのライブをすることと、NGK前の広場で週に2回ほどの無料ライブをすることでした。この無料ライブはNGKの1階と地下1階にある『よしもと47ご当地市場』への客引きの意味合いもあり、ライブの合間に47市場の方とも親しくなりました」
「47市場では全国の特産品を扱っているのですが、期間ごとに〇〇県展と題してその県の方に来ていただいて出店をすることがあります。鹿児島展が開催された際に出店されていた鹿児島の方とも仲良くなり、改めて地元鹿児島の魅力を教えてもらい、そこから少しずつ鹿児島に対する興味が強くなりました。
その後、出店に来てた方が当時の鹿児島県のエリアマネージャーに僕の話をしてくれて、芸歴3年目のときに鹿児島県住みます芸人のオファーをいただきました」
実際に地元に戻ってきて、苦労したことはあったのでしょうか。
「住みます芸人に就任した当初は大阪と鹿児島のお笑い文化の違いに戸惑いました」
「“日本一おもしろいスポット”を発掘する映像コンテスト『おもスポグランプリ』グランプリを取ったときの授賞式の写真です。鹿児島県の『神秘の生物を養殖する館』と題して、タツノオトシゴ養殖所を訪れた内容です。当時は突撃パイナップルというコンビ名で2人で鹿児島県住みます芸人をやっていました」
「大阪と違って、鹿児島にはお笑い劇場がなく、生でお笑いを見る文化がないんですね。ライブや営業でネタをするときに県民の皆さんに喜んでもらえるようになるのに時間がかかりました……。住みます芸人就任当初は、自分のお笑いのネタを見てもらうことが仕事だと思っていたんですが、地元の方と触れ合うなかで、自分のお笑いを見てもらうだけではなくて一緒にお笑いをやりたいと思うようになってきたんです。
そのおかげで、大阪で活動しているときと比べて、何をするにしても県民みんなを巻き込んで一緒にやることを考えて活動するようになったんですよ」
文化の違いで苦労され、それをプラスにして今の活動スタイルに活かしているんですね。実際にどういった活動なんでしょうか。
「地元劇団を立ち上げたことは僕にとって大きなことだったんです。地域の様々な人とかかわることで、芸人=芸の披露だけではなく、まわりの人と笑いを作っていくこと、みんなで一緒にやるお笑いの素晴らしさに気づかされたんです。その気持ちの変化があったから、地域の方々に近い見方で考えることができたんだと思います。これは、大阪にいたら、なかなか感じ取ることができなかったと思うので、鹿児島に感謝しています。
また、鹿児島は大都市とは違って、自主的なイベントやライブやワークショップを開催するハードルが低いのでフットワークが軽くいろんなことにチャレンジしやすい環境。そういったこともあり、県民参加型のイベントをたくさん行うようになっていきました。
特に、子どもたち向けの漫才ワークショップやお料理教室、講演会の活動は地元民の生の声に触れるいい機会なので、『今、鹿児島の人が何に興味を持って、何に熱量を感じるのか』を知るいい機会だと思っています」
地元の人々と触れ合うことで、より多くの人を笑顔にすることが仕事だと感じるようになったといいます。そのために努力したことは少なくありません。
「実は、鹿児島は有数のお茶の産地で、おすすめしたい温泉も数々あります。なにより、美味しい食材が豊富!! 小さいときは気づかなかったですが、大人になって地元のことを考えてみたら、とても素晴らしいものがたくさんあるんだなって。すごくもったいない再発見ですよ! そんなにいいものがあるんだったら、もっと地元の人にもわかってほしい! 僕が幼いときに気づかなかったことを、今の子どもたちに伝えたい!って。僕個人的にもこれらの鹿児島の魅力をより知りたいと思って、『日本茶検定』『温泉ソムリエ』『調理師免許』『食育アドバイザー』の資格を取りました。その資格を生かして、お料理教室、お茶会ワークショップ、温泉の講演会などのイベントを開催して、鹿児島の魅力を広める活動も行っています」
「今はなき、NHKの『ごごナマ おいしい金曜日』という番組の『住みます芸人No.1グランプリ』で優勝したときに、西川きよし師匠と。番組のリモートで『突撃パイナップルくん。僕、来週、鹿児島、行きます! 一緒にロケを……』とおっしゃっられたのですが、その週の『ごごナマ』のテーマは『詐欺にだまされない!』でした(笑)」
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