本誌『田舎暮らしの本』の大好評アンケート企画「2024年版 第12回 住みたい田舎ベストランキング」の中から、日本を12のエリアに分けた「12エリア別 住みたい田舎ベストランキング」の北部九州エリア(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県)のランキング順位をご紹介します。
CONTENTS
2024年版 第12回 住みたい田舎ベストランキング
【12エリア別ランキング】
北部九州エリア(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県)のランキングを発表!
健闘が目立つのが大分県の自治体です。このランキング4年連続で4部門1位と群を抜く実力である大分県豊後高田市はもちろんのこと、大分県宇佐市も北部九州エリア4部門で2位となっています。ほかにも、10位以内に大分県の自治体が多くランクインしています。そんななか健闘したのが、長崎県五島市と熊本県菊池市です。
大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)
185項目の支援を取り揃え、4年連続で全部門トップ!
総合部門:1位
若者世代・単身者部門:1位
子育て世代部門:1位
シニア世代部門:1位
「長崎鼻」では、ヒマワリや菜の花など季節ごとに花が楽しめます。
「住みたい田舎ベストランキング」12年連続でベスト3入り、4年連続で全部門トップと、群を抜く実力を発揮する豊後高田市。移住者は4年連続で年300人を超え、転入者が転出者を上回る社会増が続いています。それを支えているのが、185項目(2023年4月時点)におよぶ移住・定住支援施策です。
特に子育て支援は、ふるさと納税を財源に、最大200万円の子育て応援誕生祝い金、中学生までの給食費無料、市外通園を含めた保育料や幼稚園授業料の無料、高校生までの医療費無料などを実現していて、妊娠期から高校生まで支援に切れ目がありません。ほかにも、単身女子の移住を応援する女子ターン奨励金、脱ペーパードライバー応援事業、定期的に開催する婚活イベントや「ぶんごたかだ健康ウォーク」、1日200円で乗り放題の「まちなか乗合タクシー」など多種多彩。カバーする世代や分野が幅広く、長く暮らすほどに多くのメリットが実感できます。
お問い合わせ先:豊後高田市地域活力創造課 ☎️0978-25-6392
豊後高田市IJU(いじゅう)支援サイト (bungotakada-iju.jp)
高校生までの医療費無料をはじめ、妊娠・出産期から子どもの高校卒業まで「8つの無料」制度を整えています。
大分県宇佐市(うさし)
多岐にわたる施策が実を結び、2023年度から人口の社会増へ
総合部門:2位
若者世代・単身者部門:2位
子育て世代部門:2位
シニア世代部門:2位
『古事記』『日本書紀』に登場するほど歴史が古い宇佐市。写真の宇佐神宮は、全国八幡社の総本宮です。
北側に豊前海を望み、平野部に県内最大の穀倉地帯を形成している宇佐市は、南側に丘陵地や山々が広がる変化に富んだ地形が特徴です。鉄道6駅、自動車専用道路のインターが5カ所あり、近隣都市へのアクセスもいい。市では、子育て支援を少しずつ強化してきたほか、シニアが安心して暮らし続けるための施策も徹底しています。「定住満足度日本一、交流満足度日本一のまち」を目標に数々の施策を展開し、2023年度から人口の社会増に転じました。
2023年度には、出産・子育て応援給交付金を10万円へと増額し、小・中学校の給食費を完全無償化にしたほか、男性の育児休業取得促進奨励金を開始しました。県外からの子育て世帯を対象にしたマイカー取得補助金、移住支援金や住宅取得支援事業なども好評を得ています。シニア向けでは、毎月開催する「さわやか運動教室」をはじめ、認知症予防教室、介護予防教室、高齢者ふれあいサロンなど、健康寿命を延ばす活動が盛んです。各地域へのコミュニティバス路線の配備、9カ所の温泉など、快適な居住環境が整っているのも魅力です。
問い合わせ先:宇佐市まちづくり推進課 ☎️0978-27-8170
ホーム | 宇佐市移住ガイド USAdeKURASO (usacitylive.com)
宇佐市では健康寿命を延ばす活動が盛んです。写真は、健康運動指導士を招いて毎月開催している「さわやか運動教室」。予約不要で誰でも気軽に参加できます。
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田舎暮らしの本編集部
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