神奈川県南部、青い空に広がる海、緑の山、江ノ電が走り、マリンスポーツが楽しめ、適度に都会の湘南。実際には湘南という地名がないにもかかわらず、知名度は高く、多くの人をひきつけてやまない。今回は、湘南のリゾート気分が 味わえる物件を扱っている「湘南隠れ家不動産」に、湘南の魅力を教えてもらった。
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2024年6月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報は 湘南隠れ家不動産 をご覧ください。
東京と同じような暮らし+リゾート=湘南
映画『稲村ジェーン』で有名な稲村ガ崎。鎌倉海浜公園の稲村ガ崎地区からは、湘南の海、江の島、天気がよければ富士山まで望め、湘南の定番風景が楽しめる。
湘南は地名としてはなく、明確にどこといえるわけではない。「湘南隠れ家不動産」の佐藤翔織(かおり)さんによると、「いろいろな説がありますが、神奈川県でも海に面した、葉山から大磯(おおいそ)あたりまでをいうことが多いようです。当社では、主に逗子市(ずしし)、鎌倉市(かまくらし)、藤沢市(ふじさわし)、茅ヶ崎市(ちがさきし)の物件を取り扱っています」。
以前から人気の高かった湘南だが、コロナ禍でのテレワークの普及などにより移り住む人が増えた。土地の価格も、24年の公示地価で茅ヶ崎市は前年比上昇率5.74%、藤沢市は4.18%。中古住宅も3000万円台から1億円台、なかには4億円という物件もある。
「物件価格は高騰しています。数も足りず、うちでも公開するとすぐに決まってしまいます。また、二地域居住の方もいますが、湘南にひかれて定住している方が多いですね」
湘南といっても地域によって特徴がある。
逗子・葉山エリアは、古くから保養所や別荘があり、老舗やおいしい飲食店が多く、ゆったり静かな雰囲気を楽しみたい人向け。鎌倉は、鶴岡八幡宮をはじめとした神社仏閣が多く、歴史が息づいている。一方でサーファーや観光客でにぎわう場所も多い。鎌倉山があり、海側と山側で気風が異なるのが特徴だ。
藤沢は、東海道線や小田急線、江ノ島電鉄が通り、交通の利便性が高く、商業施設が充実している。逆に、小さな個人商店が並ぶのが茅ヶ崎。夏はアロハやビーチサンダル姿の人が多く、カジュアルなイメージだ。
古都・鎌倉では、神社仏閣巡りと歴史散策が楽しめる。
サイクリングや釣りをする人が多い湘南。赤灯台の向こうに見えるのが江の島。
「どの地域でも人気は海沿い。海から離れると安い傾向にありますが、湘南らしさはなくなります。海が見える物件は希少なうえ、高台にあって不便です」
海近くの物件で注意したいのが塩害。また、湘南は細い道路が多いため、車の場合は渋滞を考えて移動する必要があるという。
「それ以上に湘南には魅力があります。私は毎日、犬と海岸を散歩しますが、それだけで気持ちがリフレッシュできます。移住したお客さまは、釣りやサイクリング、サーフィンなどを日常的に楽しんでいます」
午前中は海辺でブランチを楽しみ、家に戻って昼寝して、午後は自転車で鎌倉の寺社巡りをするなど、日常にリゾートがあることが湘南のよさだという。
「昔から暮らしている方がたが培ってきた湘南というブランド力、海がすぐそばというリゾート感、そして都心まで1時間というアクセスのよさ。教育も都内と変わらない水準です。暮らしている人からよくお聞きするのは、『ここが最高』という言葉です。私もそう思っています」
「江ノ電」の通称で親しまれている江ノ島電鉄線。家と家の間や商店街のなかを走っている。
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